オブジェクトへのよじ登りを有効にする設定ができるようになりました！【Cluster Creator Kit v2.13.0 リリースノート】
こんにちは、プロダクトマネージャーの Smith です。
メタバースプラットフォーム cluster では、クリエイターのみなさんの創造力をより加速できるように制作環境の改善を行っています。
この記事では 4/30 の cluster アプリのリリース、及び 5/1 リリースの Creator Kit 2.13.0 で新たに提供される機能の仕様を紹介します。
Creator Kit 2.13.0 の利用方法
今回のリリースに含まれる一部の機能は Cluster Creator Kit v2.13.0 へのアップデートが必要です。
また、今回のリリースに含まれる機能は最新版の cluster アプリで動作しますので必ずアップデートをしてください。
Cluster Creator Kit のアップデート手順はドキュメントに記載されています。
Creator Kit 2.13.0 のリリース内容
新規機能
オブジェクトへのよじ登りを有効にするためのワールド設定
オブジェクトへのよじ登りを有効にするためのワールド設定
今回のアップデートでアバターがオブジェクトをよじ登るアクションを有効にできる設定が追加されました！
よじ登りを用いることで、これまで乗ることのできなかった高さや位置の足場に乗ることができるようになったり、登る際のアクションの見た目がより自然になったりします。
よじ登りを有効にするためには、Creator Kit の World Runtime Setting というコンポーネントを利用します。
このコンポーネントはワールド全体に適用されるルールや仕様を設定するコンポーネントとして用いられます。
使い方
World Runtime Setting コンポーネントを任意の GameObject にアタッチしてください。
このコンポーネントは一つのワールドに対して一つのみ有効となります。
World Runtime Setting の Inspector に Use Mantling という設定があります。
この設定を ON にすることで、アバターがワールド内のオブジェクトに向かって移動している際にオブジェクトをよじ登るようになります。
よじ登りは、アバターに対して一定の高さより低いオブジェクトに一定の角度で向かって移動した時やジャンプした時に発生します。
また、よじ登りのモーションや時間がオブジェクトの高さに応じて変化します。
球体やカプセル型など、コライダーが球面状のオブジェクトに対してはよじ登りは発生しません。
既知の問題
移動するオブジェクトに対するよじ登り
移動するオブジェクトへのよじ登りは、登れることはありますが現在サポートしていません。
こちらはサポートできるように改善に取り組んでいきます。
VR で特定の操作をした場合に意図せずよじ登りが発生する
VR にて、よじ登れるオブジェクトに密接した状態でオブジェクトの方を向いて後ろに入力するとよじ登りが発生してしまう問題を確認しています。
こちらは近々修正予定ですのでしばらくお待ち下さい。
よじ登りが発生する最大の高さが仕様と異なる
仕様として 1.6m 以下のオブジェクトによじ登れるとしていますが、現在 1.6m 未満のオブジェクトが対象になっています。
こちらも近々修正予定ですのでしばらくお待ち下さい。
その他、詳しい説明は以下の Creators Guide の記事や Cluster Creator Kit ドキュメントを参照してください！
Creators Guide
Cluster Creator Kit ドキュメント
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https://docs.cluster.mu/creatorkit/support/creator-community/