心理学に「ネガティビティ・バイアス」という用語があります。ポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい人
間の性質を表します。
「スマホ脳」や「GO WILD」など、様々な書籍で、人の脳の大まかな構造は太古の昔から大して変わっていない説が主張されています。
大昔、人が野生で暮らしていたころは、獰猛な動物や災害に襲われたりと、生死に直結するような出来事を避けることが最優先で求められたため、このような性質が生きていくために欠かせないものでした。
翻って、現代社会は職場でのストレスや人間関係、SNSで様々な情報が飛び込んできたりと、様々な小さな刺激に溢れています。これらすべての悪い面だけに着目してしまうと、不幸な思考で溢れかえってしまいます。
嫌な出来事は半分程度に、良い知らせは2倍味わって考えるようにすれば、不幸を避けて幸福を呼び寄せる思考を手に入れられるかもしれません。