Aal izz well
映画「3 idiots」;日本語名「きっとうまくいく」 というインド映画について
Aal izz well とは英語のAll is well を指す。インド英語が少し訛っているので、その音通りの綴りにしてあるといった具合である。
3人のイディオット(ばか)の一人である、ランチョーの口癖こそがAal izz wellであった。彼は常識外れということでイディオットとされているが、二人の主人公とは大きく異なり学業面では主席であった。
「Your heart is very coward just tell him to relax」
「心というやつは臆病だから。だから安心させてやるために言うんだよ」
「Aal izz well, aal izz well, aal izz well」
「きっとうまくいく、きっとうまくいく、きっとうまくいく」
心配事の9割は起こらないと巷では言われているが、そいつの心配事の的外れっぷりがすごいのではないかなどと思う私は不安障害がある。
不安で呼吸が乱れるのにかかるのは秒速5センチメートル、心のリズムは不良の服装の着こなしのように美しさを勘違いした方向に崩れる。
「信じられないなら信じられるようになるまで唱えなよ」
周りの人はなぜか鈍感力、継続力がある人が多い。
「いや、うまくいく気しかしない。うまくいかなかったことはない。絶対うまくいくと思うんだよね」
といった具合のスタンスでいる彼らは、どん詰まりのような状況でも凄まじくもがいて状況を打破してみせる。
今までの私にはそんな頑張り切る力は赤ちゃんと同じくらい貧弱で、前向きに歩いていたのをもう無理だと後ろ向きに引き返していくような人間であった。
信じることもやりきることも同じくらい難しい。
だが、信じることができれば生きやすくなるかもしれない。
もしあなたが将来の不安に苛まれているのであれば、唱えてみてほしい。
「きっとうまくいく」と。
きっとうまくいく、きっとうまくいく。
上手に自分を騙してあげることも、自分に上手に騙されてあげることも時には大事なのだ。
cloudy
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