La La Land Kind Cafeの試み:親切が浸透した世の中へ
「今の社会に足りないものは何だと思いますか」
その質問を本で目にしたときに心に浮かんだ私の答えは
「優しさが、寛容さが、繋がりが足りない」だった。
日本では人を助けようとする一歩目が他の国に比べてなかなか出ない。個性への寛容さもない。繋がりを求めるが人間関係における潔癖さのようなものが邪魔をして繋がりをうまく築けない。
以前私は人に助けてもらえずひどく辛い思いをしたことがある。(人に助けてもらおうという心構えが間違っているという議論はここではしないでおこう)私の変わり者の気質を受け入れてもらえなかったことやそれによって繋がりが築けなかったこともあった。私がしたような思いを人にしてもらいたくない、できる限り人を助けたいといつからか思うようになった。
誰も私に何もしてくれないなら私が誰かを助けることでそんな自分を救いたいと思った。
だが、一体どうすればいいのだろうと手をこまねいていたときだった。
TikTokの動画のなかにとても目を惹くものがあった。
「Excuse me. You are beautiful, you are gorgeous!」(道を行く人に):あなたはとても綺麗で素敵ね!
『oh, Thank you! You make my day!』:ありがとう、その言葉で今日がいい一日になったよ!
こういった人を褒めるシーンが録画された動画だったが、それは私の心を熱くした。
そうだ、人は褒められることを認めてもらうことを求めている。自分が自分であって大丈夫であり、大丈夫なだけではなく魅力的であると信じたいのだ。
このTikTokのアカウントを調べるとアメリカのあるカフェのアカウントであることがわかった。
名前はLa La Land Cafe。
親切が浸透した世界を作りたいという思いのもとに作られたこのカフェは今では3店舗をアメリカで展開している。また孤児を従業員として雇うことで彼らが円滑に社会参加できるよう手助けをしている。
彼らの理念は、『親切が浸透した世界を作ること』。
黄色を基調としたカフェにおしゃれなメニューたちがインスタグラムで見てとれる。どのようなサービスや声かけを具体的にしているのかはフェイスブックやカフェの口コミを調べてもいまいち見つけることができなかったので、好奇心が強まるばかりである。
(ホームページの求人ページから申し込みをし面接の予約をした。この話はもし面接を無事に受けることができたらまたそのおりに)
親切を普及させる
それは簡単なことではないだろう。例えば日本でポジティブな声かけを道いく人に行ったところで皆は警戒して変な目で見るのが関の山だろう。
ではどうすれば?
私たち日本人は優しさや親切を浸透させていくために何ができるだろう?
cloudy
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