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うつと過眠とSEKAI NO OWARI

こんにちは、うつ歴10年の経験から心が楽になる考え方をお届けしているつくだ@書籍編集&ライターです。

今回は、うつで苦しんでいたときに心の支えとなった音楽、特にSEKAI NO OWARIの「銀河街の悪夢」についてお話ししたいと思います。


過眠と自死願望の悪循環

2016年の春がやってきました。
新薬NaSSAの効果は残念ながら体感できませんでした。

意欲はあがらず、体はだるく、自死願望と頭を締め付けるような頭痛が続いていました。そして抗精神病薬とNaSSAの合わせ技から来る強い眠気がそこに加わります。まるで苦痛のオーケストラのようなものでした。

なかでも私の精神力を日々削っていったのが、副作用がもたらす強烈な眠気からくる過眠です。もちろんうつ病改善にとって睡眠は重要です。ただ、それにも限度があります。

二度寝三度寝は当たり前で、2~3時間おきに起きては寝てを繰り返し、
気がつけば一日が終わっていました。

パソコンに向かって仕事をしながら眠ってしまったときには、「私って、どれだけダメ人間なんだ」と自己嫌悪に打ちのめされました。そして自己嫌悪から転じて自死願望が高まっていくという悪循環が続いていました。

当然、仕事にも支障が出て、メールで済ませられるものはメールで済ませ、午前中の予定はできるだけ入れないようにしていました。

「銀河街の悪夢」に支えられて

そんなとき、心の支えになったのが音楽です。
うつ病初期の頃から苦痛をごまかすために音楽を聴いていたのですが、
このときは特によく聴きました。

SEKAI NO OWARIの「銀河街の悪夢」も、もともとよく聴いていた曲でした。その日もふと聴いてみようと思って聴いてみると、ある歌詞が心に飛び込んできて、心が少し楽になったんですね。

だって昨日も一昨日も変わろうとしてたけど
今日も僕は変われないまま今日がまた終わってく

SEKAI NO OWARI 銀河街の悪夢

この歌詞は、まさに私の心の叫びでした。

「銀河街の悪夢」は、うつで苦しんでいる私に寄り添ってくれるような歌でした。先ほどの歌詞に心を射貫かれた日から、精神安定薬を飲むかのように私はこの曲を聴くようになりました。

歌詞からの気づき

「銀河街の悪夢」には、精神を病んだ人が登場します。彼は生きづらさを抱えながら暮らしています。そして、現状に絶望しながらも、そこから脱却するためにあがいています。

しかし、眠れずに朝を迎えたり、逆に起きることができないままに夜を迎えたりします。この歌はそんな彼(=精神を病んだ私たちヘの応援歌だと私は理解しました。

 明日を夢見るから今日が変わらないんだ
 僕らが動かせるのは今日だけなのさ
今日こそは必ず何か始めてみよう
応援はあまりないけど頑張ってみるよ

SEKAI NO OWARI 銀河街の悪夢


歌詞の最後のほうにあるこの一節は、「明日」ではなく「今日」行動することの大切さを教えてくれます。

いつまで待ったとしても、世界って変わってくれません。だからこそ、今日この瞬間に、自分のほうから一歩前に踏み出していく。

それはある人にとってはとても難しいことかもしれません。怖くて勇気がいることかもしれません。でも、その一歩を踏み出すことができれば、そこにはきっと同志がいます。私はこの歌を聴いてそう考えるようになりました。

人生は10分の積み重ねです。小さな一歩でもいいので一緒に前に踏み出してみませんか。その積み重ねが「うつ抜け」の道であり、人生を前に動かしてくれるように思います。

まとめ

今回は音楽、特にSEKAI NO OWARIの「銀河街の悪夢」から、うつ抜けするヒントを考えてみました。

音楽は心の支えになります。好きな曲を楽しんだり、実際に歌ったりして音楽を楽しんでください。

行動する人には同志が生まれます。

「明日やる」のではなく「今日始める」。それがほんの一歩でも、積み重なれば壁を越えるほどの力になります。

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人生は、いつからでも、何度でも新しくはじめることができます。そして、どんな状況からであっても、人は必ず這い上がって「その人なりの幸せ」をつかむことができると私は信じています。

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はじめましての方も、いつも来てくださる方も、
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

これからも「うつ抜け」に役立ちそうな記事を書いていきますので、
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今日この一日が、あなたにとって穏やかで心安らぐ日になりますように!

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