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今週読みたい本リスト2024/03/22

こんにちは! つくだ@書籍編集×ライターです。
このnoteでは、心が楽になる記事、創作に役立つ記事などを中心に、
お届けしています。

今日は、Xやnoteや書店、そして人からの紹介で知って、私が「読みたいな」と思った未読本を、自分用のメモとともにご紹介しています。

なのですが、Amazonのリンクの調子がまだ調子が悪いようで、書影が出ません。ちょっと不格好で恐縮ですがご了承ください🙇

人文・社会科学、小説・エッセイ、文章術・ことば、ビジネス書、自然科学、芸術と、ジャンルわけしていますので、お好きなところからご覧ください。

週末の読書のご参考になれば幸いです。


人文・社会科学


*** 3/15(金)リアル書店先行発売! ***
50歳の急カーブ、愛猫との別れ、不安障害、めまい、酒や家族との関係…
わけのわからない不調のどん底から、リハビリが始まった――。

「わたしの心と身体」の変化をめぐる、物語のようなノンフィクションであり、ケアの実践書。

***
「死にたい」と思うほどの状態から、「これなら生きていてもいいかも」と思える状態になるまでの心身のリハビリについて書いてきたのだと、書き終えてわかった気がした。
(…)
無傷ではないし、今後は古傷が疼くことがあるのかもしれない。全快しゃきしゃきの元気いっぱいでもない。でも「回復」とは異なるカタチで、わたしは自分の人生を新たに立ち上げて生きている。そういうの、全く悪くない。むしろ、悪くないと思うのだ。

――本文より
***
「コントロールしよう」を手放し、自分が変わったと実感するまでの3年間の記録。

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まさに私の知りたいことを書いてくださってる本かもという予感がします。ただ青山さんのように、「これなら生きていていいかも」という気持ちには、私はまだなることはできていません。むしろ「死にたい気持ち」に振り回されるほうが多いです。ただ10年前に比べると、うつとのつきあい方を少しはつかんできたように思っています。

うつのことをnoteに書くと決めて以来、私の中で何かが変わったような気がするのです。青山さんのおっしゃるように、〝「回復」とは異なるカタチでわたしは自分の人生を新たに立ち上げて生きている〟と感じます。それは「note」という街で、ともに過ごしている皆さんのおかげでもあります。

「元気じゃないけど、悪くない」
 私の状態は、少しずつそこに近づいています。ただ、まだそれを言い切れない自分がいます。もしかすると、そう思えるヒントが青山さんの本にありそうに思っています。それができれば、たとえうつが治らずとも「うつ抜けできた」と言えるのではないでしょうか。その意味で読んでみたい本です。

人間が消えれば、自然は回復・新生する――
これはダークツーリズムでも、廃墟趣味でもない、新時代の「環境人文書」である。

サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞/英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から大絶賛!

戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地は、実際にはリセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな場所となっていた。
世界中の荒廃し果てた土地を訪ね、自然の回復・新生の実態を追った、人間中心主義以降の時代の、環境人文学の最先端を行く野心作。

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ここで紹介される土地は、「戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地」など12カ所。この紹介文を見て、私は『風の谷のナウシカ』の腐海の奥を思い出しました。世界がいくら荒廃しようとも、自然は気が遠くなりそうな時間をかけてでも回復し、新しく生まれ変わっていく。そんな自然の強さを感じました。

小説・エッセイ

登山で頂上まで行く? 途中で降りられる?

「『あきらめる』って言葉、古語ではいい意味だったんですってね。『明らかにする』が語源らしいんです」

近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。
入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、
ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、
あれこれと思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。
親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。
ふとしたきっかけで生まれた縁だったが、
やがて雄大は彼らと火星に移住し、「オリンポス山」に登ることを決意する…!?

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山崎ナオコーラさん、発売前の重版おめでとうございます。山崎さんの作品を拝読したのは、「長い終わりがはじまる」「人のセックスを笑うな」「美しい距離」と拝読してきました。エッセイ集「ベランダ園芸で考えたこと」を拝読して、こんな記事も書いています。

デビューされてもう20年になるんですね。今回はゆるSFということで、楽しみにしています。

だれも見ていないところで
あなたはどこまで正直になれる?
質問に「正直」に答えるだけの本が全世界350万部突破。
驚異の大ブーム!
──────
SNSでなんでも見せ、拡散する時代、
あたかも世界が「巨大な告白の場」と化しているこの時代に、
本書はあえて「何も共有しない」ことを勧める。
この本で次々に繰り出される質問に、
ときに考え、ときにインスピレーションに任せながら、
とにかく〝正直に〟答えてみる。
だれにも邪魔されないところで、好きなところを開いて、
過去、現在、未来について、
好きなことを、好きなだけ書いていく。
すると誰もが〝意外な〟自分に出会って驚くことに。
気づけば、自分のためだけの本ができあがっている。

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「書いたら燃やせ」というタイトルが面白いですね。意識もしていなかった自分が見つかるからでしょうか。どんな自分が見つかるのかやってみたい気がします。


文章術・ことば

本を出すのに、
自分で文章を書く必要がないって
どういうこと? 

あなたのビジネスや人生を
1冊の本にするために必要なことすべて

読者対象は、
◉「いつかは本を出したい」ビジネスパーソン
◉出版社に企画を持ち込みたいライター
◉編集者
◉そして本づくりのリアルを知りたい人

「著者」としての単著が多数あり、「書籍ライター」として経営者や専門家のビジネス書や実用書の出版に携わりヒットさせてきた人気ライターが、出版を実現するために必要なこと、お金の話、出版後の可能性までを余すことなくお伝えする。

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いまnoteを書かれる方の中にも「自分の本を出したい」と考えている方は多いのではないでしょうか。実は私もそのひとりです。正確には2冊出したことはあります。しかしもう10年以上も前の話なので、新たな気持ちでまた本を商業出版していきたいのです。

そこで、読んでみたいと思ったのが佐藤友美さんのこの本です。前作『書く仕事がしたい』も拝読して大変感銘を受けたので、佐藤さんの書く「本の出し方」なら面白くって役立つに違いないと確信しています。

ちなみに『書く仕事がしたい』発刊のときの対談記事を、このnoteでも紹介しています。よかったらご覧ください。


ビジネス書

昭和43年の発刊以来、累計400万部を超え、いまなお読み継がれる驚異のロングセラー『道をひらく』。本書は、松下幸之助が自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集である。これまで、どれほど多くの人が本書に勇気づけられ、また成功への指針としてきたことか。この本には、時代を超えて生き続ける不変の真理があるからである。

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ビジネス書の古典と言うべき本。勉強したいと思います。

物流は、企業の生産性や収益性を大きく左右する。
そのことにいち早く気づいた企業たちは、先手を打つ。
アマゾン、ヨドバシ、アスクル……、独自の「物流戦略」をもとに圧倒的な競争力を生み出す企業は、どんな取り組みをしているのか?

本書では、物流の最新事情に精通する著者が、 「物流最前線」を走る企業をピックアップ。
優良企業の物流戦略と、それを可能にする仕組みを紹介する。

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ずっと不思議に思っていました。Amazonさんって、どうして翌日着とか当日受け取りができるのだろうって。この本で学びたいと思います。

自然科学


「えっ? 最初の人類はアウストラロピテクス」じゃないの?」。あなたの教養は30年前の常識かも! ノーベル賞受賞で注目の集まる進化人類学。急速に発展するこの分野の最新成果をコンパクトな一冊に。11万部突破、新書大賞2位(2023年)の篠田謙一著『人類の起源』(中公新書)の要点を直感的に理解できるようにビジュアル化。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか? 日本人のルーツとは? 巻末には落合陽一氏と監修者のスペシャル対談を収載。

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新書から図解本への展開というのが興味深くて今回選んでみました。ただ図解化するだけでなく、巻末に対談を収録するなど工夫がなされているのがいいですね。こういう試みが増えると面白くなるなと思いました。

圧倒的な情報量。一目で理解できるわかりやすさ。
大人も子供も使える、一生ものの情報地図が登場!

プレートの過去と未来、火山の噴火、大気の循環、生命の歴史、サピエンスの拡散と交雑、都市化、戦争と環境破壊――。考古学者、天体物理学者、生物学者、気候学者、歴史学者、惑星学者など30人以上の専門家が協力して作り上げた決定版。300枚の地図で、45億年にわたる地球のすべてを描きます。

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図解に続いては地図本です。詳しくはリンク先のサンプルをご覧いただきたいのですが、地球の内部構造図や世界の航路網図などが見開きでマップ化されており、好奇心を刺激されます。45億年に及ぶ地球の歴史を文章で紹介したものはありますが、ここまでビジュアル化された地球史の本はあまりないのではないでしょうか。

芸術

日本の切手をつくるのは、たった8人のデザイナーたち。はじめて本になる、彼らの物語。

ひとりの作家が日本郵便のドアを叩き、丁寧な取材から導き出した、切手デザイナーたちの想いと仕事。

切手やデザイン、印刷、紙ものが好きな人は必読です。

一見すると、遠い存在にも思える珍しい職業ですが、その働く姿には多くの人が共感できるストーリーが詰まっています。毎日仕事と向き合う、すべての働く人に贈る1冊です。

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切手デザイナーって仕事に興味を覚えて選びました。日本に8人しかいないんですね(ということは、お金のデザインをする人なんてもっと少ないかもしれません)。本書は切手デザイナーという仕事の謎を丁寧な取材を通して明らかにした一冊。

今週は、10冊ご紹介しました。
お役に立てますと幸いです。


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あなたにとって、幸せな週末になりますように!



「超学びの記事ーっ⸜( ˶'ᵕ'˶)⸝」と評判です。

「つくだって、こんな人」というのをまとめています。

いちばん人気のある記事です。

不定期でこんな記事を連載しています。

読んだ本の記事をまとめています。

その週に気になった未読本をご紹介しています。

毎週金曜日を目標にお届けしています。





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