【世界のヨコサワ】ポーカーミリしら入門者から90分で中級者になれる5つの動画を紹介します【テキサスホールデム】
プロポーカープレイヤーYouTuberの世界のヨコサワさんが、1ヶ月ほど前からサブチャンネルにポーカー(テキサスホールデム)の戦術解説動画を何本かアップされています。
半年ほど前にルール解説動画を上げられていましたので、世界のヨコサワチャンネルの動画だけでルールと基礎戦術を学ぶことができるようになりました。
この動画を見たとき、私は興奮とショックを同時に味わいました。
この動画は、私が学生時代に1〜2年かけてマスターした内容(ルールと基礎戦術)が1〜2時間で学べるようになっていたのです。
なぜそんなことが可能なのか。
理由は以下の3点です。
おまけに重要ポイントを1画面にまとめてスクショして見返せるようになっていたり、実戦形式の問題やデモを見て知識の定着を図れる様になっています。
私が知っている中で、無料でこれほど理解しやすいポーカー教材はありません。
ポーカーを始めるにあたって、今ほど適した環境はないかもしれません。
正直、私のようなちょっとかじったくらいの経験者からすると、「初心者の人たちがこの動画見たら、すぐ強くなって追いつかれてしまう」という危機感があります。
しかしだからこそ、これを機にポーカーを始める人が増えてほしいとも思っています。
ポーカー人口は増えつつあるものの、多くの人が名前や大まかなルールを知っているくらいで、ポーカーの本来の面白さが分かる人はまだまだ少ないと思っています。
この動画を機に、ポーカーを趣味のひとつとして楽しむ人が増えてほしいと思っています。
あなたも90分でポーカー中級者になりませんか?
以下に動画のプレイリストと、それぞれの動画の経験者目線の感想を書いていきます。
1. ルール解説(25分)
ポーカーのルールを全く知らない状態から、実際にポーカーをするための最小限のルールを学べる内容です。
掛け合いを楽しみつつポーカーのルールを学ぶことができます。
5枚でやるポーカーでの説明を一回挟むのはわかりやすいですよね。
ここを飛ばしちゃうと「今自分の手はどんな感じなのか?」がわからなくなっちゃうので、この説明があるのとないのとではだいぶ変わると思います。
役が同じ時のランクの判定に触れているのが特に実戦的でありがたいですね。
テキサスホールデムでは共通カードのほうが多いので手札が似たような感じになりやすく、「役は同じなのでカードランクの強さで勝敗が決まる」ということが多いです。
欲を言えば、リアルポーカーでチェックできるときに「フォールド」と言ってしまう初心者さんは多いので、ここも触れてくれたら嬉しかったなと思いました。
2024/03/30 追記
動画をてんちむさんとのものから東海オンエアさんとのものに差し替えました。
チェックできる時に「フォールド」と言ってしまうのは東海オンエアさんのチャンネルに上がっている動画でとしみつさんがやられていましたね。
2. 脱初心者のための6つのコツ(16分)
とりあえずルールを理解した初心者が「ポーカーらしいポーカーをする」ために必要なことがまとめられています。
とはいえ中級者~上級者でも、基本的にこれはすべて守っています。
よほどのトリッキーなことをやらない限りひっくり返らない、定石中の定石なのです。
なのでこの6つのコツを抑えるだけで、「脱初心者」といえます。
ちゃんと守って打っているだけで「おっ、ちょっとは打てるやんけ」と一目置かれます。
少なくとも「明らかに下手な人、初心者」とは言われないと思います。
それだけこの6つのコツを守れていない人がポーカー界には多いのです。
そして、カードをめくって強い役をつくる運だけのポーカーから、推理と計算を駆使して実力で勝つポーカーにステップアップすることができます。
ところで冒頭とまとめで話されていた「情報を鵜呑みにしない」ですが、これは結構難しいところですよね。
個人的には、覚えたての頃は誰か一人の強い人(それこそヨコサワさん)の言っていることややっていることを完コピして、行き詰まりを感じたら別の人を参考にする、といった感じにするのが上達は早い気がします。
初心者~中級者のうちから色んな情報を取捨選択してうまく取り込むのはやや難しいと思います。
ただその戦術・やり方を「ヨコサワさんが言ってたから絶対正しい」ではなく、「〇〇が××だから△△する」と自分で納得する理由を考えることが大事なんだと思います。
そうしたほうが何より定着しやすいです。
3. プリフロップオープンレンジ(15分)
何も知らないとフィーリングでやりがちなところを、体系的に解説されています。
従来の教材ではポジション別に分けられていたレンジ表を、色分けすることで1枚にまとめたところはとても画期的だと思います。
どれでオープンするかだけでなく「どの手なら相手のオープンにコールするのか/3betするのか」まで抑えているのもありがたいところですね。
ちなみにオープンすべきハンドとそこからやること自体はヨコサワオリジナルでもなんでもなく、どこにでもあるベーシックな戦術です。
上記の6つのコツを守っているポーカー初級者~中級者のほとんどはこれのとおりに打っていると考えていいと思います。
ここから外して勝てる人が上級者、負ける人が初心者や負け組というわけです。
ただそれを1枚にまとめることで、覚えやすく使い勝手が効くものになったところはすごい。
まさしく日本のポーカー界(特に入門~初級レベルの人)のレベルが1段上がる動画といえます。
そして最後の方でもちらっと言われていましたが、「自分がプリフロップでレイズするハンドがわかる」ということは、「相手がプリフロップでレイズするハンドもわかるようになる」ということです。
なぜなら相手も自分と同じ基準でプレイしている可能性が高いからです。
これが5. ハンドレンジとハンドリーディングにいきてきます。
4. バリューベットとブラフベット(20分)
ここから本格的なポーカーの技術の説明になりますね。
バリューとブラフの話は「ポーカー技術の基礎の基礎の基礎」の割に、独学が一番難しい分野でした。
古めのポーカー戦術サイトだと書いていないか、あっても初心者には非常に分かりづらい説明になっていることが多いです。
今までは一番大事でよく使う考え方の割に、理解しにくい環境だったのです。
しかしそんな分野をこの動画では非常にわかりやすく、また実戦に活かしやすく説明されています。
正直プリフロップの表を見たときと同じくらい感動しました。
バリューとブラフを意識してベットしている時が一番「ポーカーやってる」と感じますね。
ブラフして降りてくれたときや、バリュー打って想定ターゲット通りの手が出てきたときが一番ポーカーやってて楽しいです。
ちなみに私は以下のサイトを見つけて、やっとの思いでバリューとブラフの概念を覚えました。(お世話になりました)
https://www.pokerjaws.com/entry/2018/05/05/022317
5. ハンドレンジとリーディング(16分)
ここがポーカーの一番の実力要素。推理戦の要素になります。
とはいえ3. プリフロップオープンレンジが頭に入っていれば、それをそのまま相手に適用すればいいだけです。あとはプレイスタイルを見ながら調整しましょう。
そしてハンドレンジの概念とバリューとブラフの概念を組み合わせると、新しい世界が見えます。
ポーカーをポーカーたらしめる、ポーカーの心理戦の世界です。
とはいえ私もあまり理解できていないところなので、学びたいと思います。
番外 ポーカー用語解説
これを1回見とけば、上の動画見ていて「知らん用語出てきた!」ってことはほぼなくなるかと思います。それくらい基本的な用語のみに絞ってあります。
概要欄にテキストでも載っているので、2回目以降は辞書みたいに探すのもいいかもですね。
ヨコサワ動画の範囲を超えて学ぶとなると、知らないポーカー用語がそれはもうびっくりするほど出てくるので覚悟しておいてください。
根気よくググりましょう。
まとめ
この動画の内容って、つい2年くらい前までは高いポーカー専門本を買って読んだり、ネットの解説記事を必死に探して読んだり、自分より強い人とつながりをもって聞かないと分からないくらいマニアックな内容だったはずなんですよね。
そしてほとんどの日本のポーカープレイヤーはお遊びや付き合いでやる程度なので、がっつり時間と労力をポーカーに割いて上記の内容を理解し実戦に活かしている人はごく一部だったと思います。
そんな状況から、ルールも知らない状態の人が90分でこのレベルまで来れるようになったことに、一人のポーカーファンとして感動しています。
実際にカジノやオンラインポーカーなどで利益を出したり、大きな大会で入賞したりするレベルとまでは行かなくても、「自分で考えてプレイしてポーカーを楽しむ」ことができるレベルになれるでしょう。
この動画からポーカーを覚え、ポーカーを楽しみ、ポーカーで結果を出す人が生まれることを楽しみにしています。
とはいえ
いくらポーカーのルールと戦術をしっかり覚えても、使うところがないと意味がないですよね。
勉強したことは使ってみたいものです。
日本で合法的なポーカーをするには、繁華街にあるいわゆるアミューズメントカジノに行くか、オンラインゲームとしてお金を賭けないポーカーをやることが選択肢に入るかと思います。
しかし一人でアミューズメントカジノに行くのは初心者の方には敷居が高く、何より値段が結構します(最低でも3000~4000円くらい)し、オンラインの賭けないポーカーではリスクがないのでめちゃくちゃなプレイ(ありえないハンドでオールインするなど)をするプレイヤーが多く、練習にならないという問題があります。
そこをどうにか解決できないか考えていたところ、ある秘策を思いつきました。
こちらについては以下の記事にて解説していますので、ぜひお読みください。
それでは!
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