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読書レポート「英語日記BOY」

目次

第一章:考え方篇
・「英語が話せる」の定義を決める
・「英語日記」というアイデア
・「オンライン英会話」を始める
・「自分にあった英語」を探す
・日本で「留学」する
・「LINE」デジタル単語帳
・「Siri」発音練習
第二章:勉強篇
・「自然な日本語」で日記を書く
・「10秒以内に言い終わる一文」にする
・「例文ピンポイント入れ替え」で英文を作る
・「オンライン英会話」で添削してもらう
・「スマホ独り言」練習方
第三章:実践篇
・自分の留学にタイトルをつける
・学校に通わない留学
・英語 x スキル
・英語 x 日本人
・英語 x インターネット


概要

本書は「英語が話せる」定義について設定を明確にし、それを達成するための勉強方法を紹介しています。
作者の実体験が主軸となっており、実際に抱えていた問題、解決方法、その後の生活が描かれています。


著者について

氏名:新井リオ(デザイナー・イラストレータ)
1994年生まれ、19歳から独学で英語とデザインを学ぶ。
2016年にカナダに渡り、独自の英語学習方(英語日記)英語を学習する傍、
フリーランスデザイナーとして活動。


レポート

「英語日記」は下記の流れで行う英語勉強方法である。

  1. 日本語で日記を書く

  2. 日本語日記の要約文を作成

  3. 要約を自力で英語に翻訳する

  4. 添削してもらう

  5. Siriを使用して発音練習を行う

とても簡単且つ、スキマ時間でも行うことができるのが魅力的だ。

先ず最初に大切なのが、「英語が話せる」という定義を決めることである。
著者が定義したのは、「言いたいオリジナル英語フレーズが瞬時に出てくること」だ。
まずは自分の目的や定義を設定してから学習に臨むと効率的だ。

英語を勉強するために教材を揃えると思うが、そもそも教材にある文を覚えたところで、その文の使い道がないというのが、今までの勉強法の落とし穴だ。
例えばパッと思いつく教科書例文、

John woke up early to run in the park.
ジョンは公園で走るために早く起きました。

…いつ使う??
この例文は毎朝早起きをして公園を走る日課がある人には使えるが、
自分には残念ながら、当てはまる部分がない。

であれば、自分に当てはまる出来事を例文にする方が、とても効果的だと思う。

I was reading at the cafe yesterday.
Reading a book while drinking coffee is very relaxing.
昨日はカフェで読書をしていた。
コーヒーを飲みながら本を読む時間はとてもリラックスできる。

英文間違っていたらご指摘ください;

このような自分に当てはまる例文の方がよっぽど使える。
それを日課的に行うのが、「英語日記」という勉強方法だ。

先述した方法に則り、自身の出来事を英文化したら、
「英会話」を利用して、よりネイティブな形に添削してもらう。
今の時代はオンライン英会話がとても充実しており、価格も月数千円で利用できるという素晴らしい時代になっている。

添削された英文は自分だけのオリジナル例文になり、自己紹介でも、日常会話でもいつでも使うことができる。

最終ステップとして、英語の「発音」を矯正することが必要だ。
その際に便利なのが、スマホに標準搭載されている、「音声入力」である。

Siriを利用して英文を発音しても、なかなかうまく聞き取ってもらえない。
10回言ったら10回とも、正しい英文になるように発音矯正を行うことで、ようやく自分の英文となる。
また、発音を注意して喋る癖をつけると、いつの間にかリーディングも鍛えられる(らしい)。

(因みに発音はとても難しく、未だに Girl と World の区別がつかない…)

ここまでが「英語日記」の学習方法だ。


まとめ

英語学習はこれ1冊で完結。

今まで単語帳や文法、英文などの本を買っては挫折を繰り返していたが、
この方法は現在も続けることができている。

言語学習する際は、一度この学習方法を試してみて欲しい。
「急激に英語が喋れるようになる」わけではないが、その分ストレスなく学習を続けることができると思う。


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