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コロナショックで失業したら「ブルーポンド」を探して「小商い」を始めよう!

コロナショックで各国が感染拡大を食い止めるのでいっぱいいっぱいで、世界的にどれだけ経済的な影響を受けているのか、また、これがいつまで続いて最終的にどれだけのダメージが残るのか全く予想出来ません。

ただ、日本でも大量の失業者が出ることは間違い無いでしょう。僕自身は大丈夫かもしれないし、大丈夫じゃないかもしれない。でも、どちらにしても僕は自分だけの身だったらいくらでもサバイブできる自信はあります。むしろ、こういう時だからこそやれることを次々と思いついてしまっていて、やりたくてうずうずしてます(笑)。

既に失業してしまった人もいると思うし、今この瞬間にも失業する不安を感じている人は多いと思います。自分だけのことを考えてたとしたらこの記事を書くことは無かったんですが、そういう人に対して少しでも希望を持ってもらえるような記事を書ければと思って筆を取っています。

不謹慎な発言かもですが、このコロナショックはこれまでの経済活動を根本的に変えるパラダイムシフトにするチャンスだと感じています。このタイミングで失業した人は、そのパラダイムシフトをつくるチャンスを得た人かもしれません。

このタイミングで失業して再就職先を探すのは絶望的に困難なことだと思いますが、「起業」という選択肢も視野に入れて欲しいと思います。「起業なんて大それたこと考えられるはずないじゃないか」って言うかもしれませんが、大きなことは考えずに「小商い」と言う規模でなら現実的な話です。

以下の記事で書いた通り、米ポートランドでは小商い(スモールビジネス)が市民権を得ていて、それぞれが想像力を働かせて生き生きと働いています

そういった小商い(スモールビジネス)を始める場合、同記事で紹介した三戸政和さんの新著「営業はいらない」で紹介されていたブルーポンド戦略がかなり使えると思います。三戸さんには会ったこともないし、水戸さんは僕のこと知らないけど、コロナショックの文脈でこの本を読むと希望が垣間見れると自信を持って言えます。

三戸さんはこの本で

10年後には営業と言う概念がなくなっていると確信している

と言っているけど、営業の人が全員失業して露頭に迷うという悲観的な見方をしてる訳ではなくて、むしろ営業を経験した人は経営者の資質があり、経営者になることを勧めている。ただ、誰もが大きな事業を成し遂げられる訳ではないから、そこは狙わない方が良いと言うことも。

では、どこを狙えば良いか?と言うことで、三戸さんはブルーポンド戦略を提唱している。個人的にこれはめっちゃ素敵な戦略だと思っていて、「海」のように広大な未開のマーケットである「ブルーオーシャン市場」を探して参入するのではなく、近所の池のように小さくはあるけど身近で未開の「ブルーポンド市場」を探して独占するという戦略。

「ブルーオーシャン市場」は競合がひしめいてたちまち血生臭いレッドオーシャンになってしまうけど、「ブルーポンド市場」の場合、下手すると競合が現れずに市場を独占出来て安定の経営を手に入れられる可能性があります。

三戸さんの本ばかりの内容になってしまいますが、この本の結論的な部分で、Pip's Original Doughnuts & Chaiというポートランドの人気のドーナツ店のことが紹介されてます。

オーナー夫婦の奥さんのジェイミー・スネルさんが「Spectator」の取材に対して話していたという内容を抜粋して載せておきます。

私たちのゴールは長期的な安定なの。ビジネスを安定させることと、家庭生活を両立させること。うちには子どもが3人いて、夫婦ふたりとも家族と過ごす時間が欲しかったの。だから、自分たちの理想の生活スタイルを実現するために、まずは生活の基盤になるビジネスを作りたかった。それはすごく成功していると思うわ。

(略)投資家からチェーン展開の誘いも来るけど、私たちはそういうものに興味がないわね。でも、スタッフにはちゃんと賃金を払っているわよ。うちの時給はポートランドの平均よりも高い方だから。

(略)店を大きくするときに気をつけるのは、スタッフや家族がどう受け止めるか。拡大することで私たちが大事にしてきたことが台無しになったら意味がないもの。ビジネスも拡大しようと思えばできるのよ。でも、今はあえて店の規模も商品の値段も手の届く範囲にしたいから、自分でめんどうを見られる規模におさえているの

昔からですが、これくらいの小商い(スモールビジネス)に可能性と希望を見出していて、個人的な狙いではありますが、このコロナショックを機に「こういった働き方が一般的になる」というパラダイムシフトが起こったら、むしろ未来は明るいなと思っています。

僕自身もそうですが、もしこのコロナショックで失業するようなことがあればぜひご検討下さい!

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