旅人

とにかく旅と考えることが大好きな思想家 徒然なるままに… 果てなき思考の旅へ

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最近の記事

経験に勝る体感はない

いまやネットやSNSを通じてどんなにも情報が舞い込んでくる時代 どの情報に真実があるのかなんてわかりようもない 事実はひとつだけど、真実は人の数ほどあるのだから、正しいも正しくない、のジャッジに意味はない となると、集めた情報をもとに、 っで、わたしはどう物事を捉える? と常に自分自身に問うことが、どのようにこの世界を見ているか、にダイレクトにつながっていくから そして、その見方から人生は展開していくのではないかと思う 悲観的に捉えることもない だからといって楽観

    • ハラスメント クレクレ星人から身を守るには

      先日テレビで「カスハラ」という言葉をはじめて耳にした カスタマーハラスメントの略らしい お客さんからの理不尽なクレームや言動のことを言うのだそうだ いろんなハラスメント用語が出てくる セクハラ、パワハラ、モラハラ… そもそもハラスメントというものはなぜ起こるのだろう、と考えてみた 結局は自分の抑えられない感情(例えばそれは過剰な期待であったり)を誰かに受け持ってもらうことではないだろうか それを立場の力を利用して相手に押し付けることかなと思うに至った ではなぜ自分の感情

      • 交通事故後 治療とリカバリーの旅 その①

        事故の経緯 40も後半に差し掛かったころ、はじめて交通事故に合った 信号のない交差点で、一旦停止を無視した80歳女性がぶつかってきたのだった 角には建物が立っており、見通しが悪かったこともあって、ぶつかる本の数秒前に向かって右側から車が飛び出してくるのがちらりと視界に入り、危ないっ、と思いブレーキを踏んだ次の瞬間にはぶつかっていた 思いっきり左に体が振ったあと、跳ね返りで運転席側のドアに頭と右上半身を打ちつけ、その後まもなくサイドエアバックが飛び出てきた (遅いわっ!

        • みんなそれぞれが自分のことだけに集中してたら、世界は平和だなぁ

        経験に勝る体感はない

        • ハラスメント クレクレ星人から身を守るには

        • 交通事故後 治療とリカバリーの旅 その①

        • みんなそれぞれが自分のことだけに集中してたら、世界は平和だなぁ

          傾聴するということ

          人のはなしを聴く これほどシンプルで奥深いことはない 先日、これが傾聴かぁ… と言う感覚をはじめて経験した 自分が想像していたものとは全く違っていた すっかり書物を読んでできる気になっていた 恐るべし 知識と体感の埋められない溝 「わたしのことは脇に置いておいてただ聴く」 という行為は、我慢する、という感覚でもなく 話し手とすこしの距離をあけたところい身を置く そんな印象が残った 求められてもいない共感という行為は心地の良さを生んだ 人はそれぞれ自分の中に

          傾聴するということ

          話すこと 聴くこと

          『大事なことほど小声でささやく』 という映画を観た 筋肉ムキムキのゴンママが営むスナックひばりには、今日も心のうちを打ち明けに人がやってくる あれっ? これって何かに似ている 原田知世さん主演の 『スナックキズツキ』 かな いつの時代も、ただ話を聴いてくれる場所の存在は大きい そして、特に今、その必要性が高まっているのではないかと感じている いろんな情報が混在し、なにが本当なのか 判断はむずかしい 見たくない人の様子まで見えてしまう シャットダウンしようにも 手

          話すこと 聴くこと

          私の中のスーパーサイア人

          あるとき突然 心の中で猛烈なエネルギー体が発生し 遂にはすべてを巻き込んでメチャクチャにしてしまうようなハリケーンと化していくその自分のことを、私は心のスーパーサイア人と呼んでいる もうひとり、いや、もう何人目かの自分が、いくところまで行ってしまうだろうそのヤバさにじわりじわりと危機感を感じながら 何もできずにただ見ている 言いましたね もう後戻りはできませんよ ねじれてしまった感情はそういいながら反撃への準備をはじめる 後悔することはわかっているのに 踏み出してしま

          私の中のスーパーサイア人

          自分を客観視しコントロールできるか、が相手へのつたわり方を左右する

          以前フラメンコの巨匠である、アントニオ・カナーレスという大先生のレッスンを受けたことがある その時に言われたことが、7、8年の歳月をかけてやっと最近肚に落ちてきた “情熱的に踊れ しかし頭は常に冷静でいなさい” その当時、燃え盛る感情をそのまま踊りに昇華することが、オーディエンスにダイレクトに伝わる方法だろう、と思い込んでいた私にとって巨匠の言葉は ??? でしかなかった はて? そもそも、こころは熱いのに、頭は氷のように冷たい、って矛盾してないか とその謎をもっ

          自分を客観視しコントロールできるか、が相手へのつたわり方を左右する

          降ろしてみるまではその荷物の重さはわからない

          カウンセリングを受けはじめて一年半が経とうとしている いままでに何度となく過去の自分の価値観とお別れしてきた 当たり前のように信じて持ち続けていた自分を守ってくれていた大切な鎧は いまとなってはいぶし銀がかった、どこかの博物館に飾ってあるような歴史的遺物と化してしまっている もう自分の身体にはずいぶん前に合わなくなって窮屈さすら感じているのに 気がつかない いや、気がつきたくない、のか 失ってしまったらさみしくて不安で だから手放すことが怖い あんなにも長いあ

          降ろしてみるまではその荷物の重さはわからない

          IKEA MALAのこんな使い方

          以前よりずっと欲しかったIKEAのホワイトボード/ブラックボードをとうとう購入した 二月誕生日の自分へのバースデープレゼントという名目で(笑) 本当に使うかなぁ? ちょっとデカすぎない? などと頭の声がうるさかったけれど 買ってすぐに組み立てて部屋に置いてみた 最初は、黒板にチョークで文字を書くのが楽しくて楽しくて、何となく落書きをしていたのが、あるときから頭の中にでてくるアイデアを文字にして書き始めることに それからというもの、黒板に飽きたら白板の方に書いては

          IKEA MALAのこんな使い方

          答えを自分の中に見い出すチカラ

          芸術などの表現活動において、わかりやすくない作品というものに出会うことは少なくない 人はわかりやすいものを提供されたとき、あたかもたいそうなものを見たような満足感を感じ、それがダイレクトに良い作品だった、と安易に評価につなげてしまうという経験はないだろうか 果たして良い作品だった、と決めるその根拠となるのはどんな要素なのだろう といつも疑問に思っている たとえば、本は何のために読むのだろう… と考えてみた 知識を得る、という目的がいちばんしっくりくるかもしれないし、その

          答えを自分の中に見い出すチカラ

          人生を主体的に生きるには

          「人生の被害者をやめる」 の本当の意味がやっと腹に落ちた どうしてもあまりお会いしたくない方がいるのだけれど、気が乗らないのか、の理由が長いことかかってわかった その方は70代後半の年配の女性なのだけれど、いつも会うと、自分ごとなのだけれど、どうしたら良いか決めて〜(泣)といって、自分の不安を相手にパスしてくる そして、私のことじゃないからわからない、という答えを返すと、誰も相談に乗ってくれる人がいない、と人のせい この事象を見ていて先ほどの、「人生の被害者」という

          人生を主体的に生きるには

          人生のロングバケーション

          かなり前にロングバケーション、というドラマがあった とても好きなドラマだった いまだにあの言葉の響きが人生の豊かさを想起させてくれる 主人公である南は仕事も男も失って、何もしてないこの時期のことを『ロ〜ングバケィショォ〜ン』って言いながらキラキラと、そして堂々としてたところに一瞬で気持ちが吸い寄せられていった あのドラマの中では、南が結婚式当日に婿に逃げられたシーンから始まって、モデルとしてもお払い箱になる、っていう設定なのだけれど、一度に訪れた不幸(のちにチャンスと

          人生のロングバケーション

          あなたならどうする!?(ケーススタディ ドイツ・ベルリン編)

          序章ドイツはベルリンでの出来事 今年2月、ベルリンで開催される国際ダンスコンクールへの参加権を取得したダンサーのアシスタントとして渡独することとなった 私はひと足先にフランクフルトの友人宅へと向かい、日本から向かうダンサーグループとは現地で落ち合うこととなっていた ダンサーグループはそれぞれ日本各地から集まってきているため、私以外でも二名の方(大人と14歳以下の子ども)が別で現地入りしていた  公共交通機関7日間乗り放題券 滞在日数は約1週間 前もって公共交通機関の乗り放

          あなたならどうする!?(ケーススタディ ドイツ・ベルリン編)

          母からもらった“真面目”という武器と『正義』という名の凶器

          もう真面目やーめたっ! そもそもその価値観わたしのものじゃないしー と高らかに宣言した今朝 とはいえ、嘘ついたり人をだましたり なんてことはしようと思っていないのだけれど 母からいつも、「真面目が一番!真面目に生きな幸せになれんよ」 と言われつづけた言葉がぐるぐると頭の中で旋回する 「幸せになれんよ」というその呪術にどれだけ怯えてきただろう おそらく、“母の真面目に”の意味合いは、「ちゃんと」ということなのではないか、と思う そして私もそれが一番大事なことだ、と思ってこれ

          母からもらった“真面目”という武器と『正義』という名の凶器

          史上最大規模の「フェルメール展」を観に行った話 読むアドベンチャーその②

          「大至急調べてみます!ありがとう!」 と言ってあわてて自分の部屋に戻った スマホをとりだす手は小刻みに震え、心臓はバクバク  WiFiをつないでRijks Museum (アムステルダム国立美術館) のウェブサイトにアクセスすると、予想外の情報が… カレンさんの言ったとおり、3月末までチケットがないどころか、もう会期中のチケットはすべて SOLD OUT !!!!! ええええええええー―――、こんなことってあるぅぅぅぅー―――???(泣)(泣)(泣) あたまの中は真っ白 

          史上最大規模の「フェルメール展」を観に行った話 読むアドベンチャーその②