銀の翼で翔べ

私は、X(旧Twitter)を一日に何回か開く。
何となく暇つぶしに、ドラマを観た後他の人の感想を読むために、興味のある人・物の情報を得るために、見ることが多い。


昨日、生田斗真いくたとうまさんの名前がトレンドに上がっていた。
インスタグラムの質問箱に届いたファンのコメントに対する、生田さんの返答に批判が集まっていた。
(詳しい内容について、知らない方はお手数ですが調べてみてください。)


生田さんとファンの方のやり取りを見て、
『あー、何かすごいラフやなあ……』
と感じた。形式張らない、会話してて何気なくポンと返ってきたような生田さんのコメント。


あり得ない話だが、もし自分が生田さんと会話していて、このような言葉をかけられたら少し面食らってしまうかもしれない。そういう発想になるのか、と驚くし、そういう問題じゃない、と返すかもしれない。


私は出産したことがないので、妊娠・出産・子育てについては理解が足りないと思う。つわりは体験したことがある。理屈や精神論ではどうにもならない辛さだった。出産はおそらくもっとキツいこともあるのだろう。出産を体験した人は、生田さんのコメントに憤りを覚えるかもしれない。


批判のツイートをついつい読んでしまったのだが、正面から受け止めて怒ったり嘆いたりしている声が多い印象だった。
質問箱にコメントしたファンがどう受け取ったのかは分からない。
だけど生田さんのコメントにドン引きしてるツイートを多く見つけた。


生田さんのコメントについて何回も考えてみた。
私が強い嫌悪感を感じたのは、そのコメントに対するX(旧Twitter)の反応の方だった。
ドン引きする気持ちは分かる。
ただ、それを必要以上に表明して、過剰な個人攻撃をしている人もいた。


嫌いになった、気持ち悪い、本性が出た、男性は〇〇だ、女性は◯◯だ。


この言葉を投げられたら、傷付くよ。

出産のリスクを理解していない、と自分が言われたとしたら、
たしかに勉強不足です…すみません…と思う。


ただ疑問なのだが、面識のない人間の勉強不足は、自分に何の関係があるのだろうか?


それが著名人で、間違った情報が拡散されれば大変だ。正しい情報を広めたい。

その気持ちなら分かる。ただ、


こいつはヤバい奴だ!
私はもう嫌いになった!
女性は下に見られている、
私はこんなに大変だった、
気持ち悪い、
こいつはアップデートされていない男だ!
この国はやばい!


上記の言葉は気持ちは推察できるけど、ただただ、何だかなあ…とモヤモヤした。
結果的に自分の性別、人間性を貶めてしまっている。
ツイートをしている人の本性が丸見えになっている。
匿名の文章は怖い。
自分も、ここまで意見を述べながら、自分自身の心を覗いてきた。


なぜ書いてしまうのか?については、
私も自分に問いたい。
最有力?の答えは、『スッキリしたいから』だった。
確かにスッキリするには、溜めたものを出さなければいけない。
身体から出てきてスッキリと気持ちいいものといえば?
くしゃみや咳やウンコじゃないか。


でも、言葉とウンコの違いは、少しでもマシなものに加工できるかできないか、だと思う。
(ウンコだって腸内環境を整えればできる)
(汚い話になりすみません)


汚く思えるものを人目に曝さなければ、どうしても気が済まない場合、どうやって処理するのか。どうやって曝していくのか。


汚く思えるものを、狙い定めて投げつけられたら人はどう感じるか。
自分にとっての幸せって何なのか。
SNSを使うのが日常になってる私達は麻痺しがちだけど、時に考える必要があるのかもしれない。雑文でした。


※追記
B'zにハマりだしてるのですが、Brotherhoodというアルバムを聴いていたら、今の自分に送られたかのような歌を見つけた😳
なので記事のタイトルにしてみました。

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