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災害時には物流・ロジスティクスの活用と活躍に期待する

地震発生から2週間ほど経過するが、
災害に遭われた方々の姿を見るたびに心が痛みます。
様々な情報があり、画像を見て感じることがありました。

避難生活のつらさと過去の振り返り

避難所は約400箇所、23,000人の人が避難している。うち学校などが避難所として130数箇所が使われているとのことだ。
学校生活を離れて久しいが、冬の体育館は寒々しく足先が深々と冷えていたのを思い出す。
非難されている方々は、心身ともに辛い環境の中で耐え凌いでいるのだと思います。
テレビなどでは、「段ボールを敷くと冷たさが和らぎます」といったアナウンスが流れています。
ん…。災害が発生し、避難生活に触れるたびに同じことを言っていないか?
コロナの時はダンボールの半個室ベッドなどが登場して、隔離生活者がずいぶん辛さの緩和がされたのではなかったか?
何故、”すぐ”登場してこない?

「必要なものを、必要な時に、必要なだけ」届けるのが「物流・ロジスティクス」

すぐ供給できない理由はいくつか挙げられるだろう。
道路が寸断され、橋が壊れて…。
→道路や橋は運べるものがないのか?
山道を自衛隊の方々が徒歩で進んで…。
→足場が悪いのならば、樹脂パレットを並べたらどうか?
台車で運べない…。水をバケツリレーして…。
→山道ならば、ドローンを飛ばせばどうか?
そんな物資はすぐ準備できない…。
→反省を活かした救援・生活物資の物流倉庫が各地にあれば?
あちらこちらで傷跡が…。
→衛星写真や観測データを分析すればもっと効率化できないか?
何が問題なのだろうか?
もっとできることはあるのではないだろうか?

有事発生時の初動訓練だけではダメ

初動では、速やかに被災状況を確認し、ライフラインや通信環境の状況把握と復旧に動かれていると思う。
有事発生時の初動訓練は、各団体がやられているからだろう。
が、避難生活は初動後の3日ぐらいで落ち着くことはない。
これまで有事の被災を繰り返してきているのだからもっと早くできる方法はないのだろうか?
これまでの避難生活者が経験したことを活かして、初動対応以降の動きも平行対応していけばもっと早く、住環境のサポートができるのではないだろうか?

日本は地震のリスクを常に考え、構える

日本に住んでいる以上、地震がどこで起きてもおかしくはない。
首都直下型地震、南海トラフ地震などは、いつ来るかわからないと言われています。
個々で、災害に備えた避難準備はしているものの、生活していくには水や食料だけではなく住環境も必要です。
国が主導となって、各都道府県に5,000戸分ぐらいテントやダンボールの半個室ベッドなどと大型輸送ドローンを配備した保管倉庫を有しておけば、どこで発生しても連携をとりながら、速やかな供給が実現できないだろうか?
そして安全地域では、初動に合わせて供給準備が進み、並行して補充生産が連動していく。
少なくても1週間以上も、冷たい学校の廊下で生活させなくても良いだろう。
多くの人の物流・ロジスティクスの活用と活躍に期待したい。


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