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物流の若返りはどうすればいいのか?

物流の存在

物流は社会にとって欠かせない存在です。
モノが行ったり来たりする以上、なくなることはありません。
コロナ禍で人が移動できない中で、生活を維持するために物流の仕組みが貢献し、大きく成長していることが認知されてきたと思います。
通販サイトに無縁だった人が、当たり前に活用するようになり、物流の需要は急激に増加していると思います。
物流は人々の生活や企業活動においても必要不可欠であり、社会に貢献し続ける業種といってもよいと思います。

物流業界の弱み

ニーズが高まる一方で、通販サイトなどの配送小口の増加や働き手の減少、高齢化などの課題があり、それに加えてドライバーの拘束時間の制限により「やれないことが増える=物流の停滞」が懸念されています。
働き手が減り、労働時間が制限されて、物流量は増加傾向にあるので影響は思っているより大きくなると思います。
そんな中、物流センターの働き手を見ても、配送センターの働き手を見ても40歳以上ばかりの印象です。ドライバーは50歳以上が目立ちます。
他業種より高齢化が進んでいて、若者が少なく寂しい状況です。

「物流」が選ばれない

若手がイキイキと働く職場にするにはどうすればいいのか?
入職率と離職率だけではダメだと思うんです。
仕事に就いた人というのは、「物流の仕事を選んだ人」という事です。
まずは「物流」が選ばれるようになっているかというところが大切だと思うんです。
以前より、物流業界は3K (きつい、汚い、危険)の悪いイメージはついていると思います。さらに、物流2024の報道などで、多くの残業をして生活が成り立っているという記事などから収入的にもキツイ業種であると印象が持たれているような気がしています。
これでは「物流」を選ぶ理由が激減します。

物流現場の若返りに向けた課題

物流の大切さをわかりやすく伝えていくことが重要だと思います。
いくらモノがあっても物流が滞れば、必要とする人にモノを届けることは出来ません。
新鮮な野菜や魚などの食材が店頭に並ぶのも、医薬品を切らすことなく届けることも、輸入に頼る日本の海外からの調達も、災害時の物資の供給など日本の経済や社会生活を支える重要な仕事です。
社会貢献する不可欠な仕事であることを理解してもらう場面作りが必要だと思います。
そして、物流DXによってこれまでの3Kのイメージを払拭した仕事の構造が変わってきていることを共有することも大切です。
若者が、将来への期待感を膨らませるために何ができるかを考えていきたいと思います。

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