白頭狸

「成行庵日乗」「平成日本の幕末現象」「金融ワンワールド「落合莞爾洞察史学シリーズ」「落…

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「成行庵日乗」「平成日本の幕末現象」「金融ワンワールド「落合莞爾洞察史学シリーズ」「落合吉薗秘史シリーズ」限定本の購入は 「桂輪文庫」で検索。https://e-wakayama.net/keirinbunko/

記事一覧

〔178〕石原莞爾が知りたかった明石元二郎の戦争観

〔178〕石原莞爾が知りたかった明石元二郎の戦争観 「周蔵手記」昭和十二年七月条をよく読めば石原莞爾の真意が判ってきますから、その部分を再掲します。 甘粕に誘われて…

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〔177〕世界史に生じた「襞」を延ばした時にWWⅡ時代は終わる 修文5/20

〔177〕世界史に生じた「襞」を延ばした時にポストWWⅡが終わる  ここのところ迂回してばかりですから、退屈なされた諸兄姉もおられると思い、〔177〕では本論に戻り、…

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2日前
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〔176〕ポストWWⅡの終焉と新時代の開幕

〔176〕ポストWWⅡ時代の終焉と新時代の開幕  第二次大戦(WWⅡ)について落合が教わったことを、略していえば以下のようになります。  第一次世界大戦(WWⅠ)…

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5日前
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〔175〕ドルペッグ人民元の真相

〔175〕「ドルペッグ人民元〕の時代とは  昭和四十六(1971)年が世界史の特異年(シンギュラー・ポイント年)であることは改めて言う必要はないでしょう。  アメリカ行…

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7日前
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〔174〕前項で言い残した大問題が「三峡ダム」と「ソーラーパネル」

〔174〕前項で言い残した「三峡ダム」と「ソーラーパネル」  〔173〕はタイトルに「三峡ダム」と「ソーラーパネル」を掲げながら、内容がそこまで到達しないうちに紙数が…

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〔173〕三峡ダムと太陽光パネル

〔173〕三峡ダムに対抗する中国の「秘策」―「太陽光パネル」  〔172〕のタイトルが紛らわしかったようです。「世界史の進行を三十年遅らせた?」という章句で前文は終り…

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〔172〕世界史の進行を三十年遅らせた?「一の國體秘策」

 昨夜は体調すぐれず、〔172〕の無料領域を書きかけたまま茶粥一膳食べて寝てしまいましたが、今朝は気分爽快なれば、孫ら一行が到来する前に〔172〕の無料領域だけでもま…

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〔171〕中国経済を狂わせた土地本位制

〔171〕中国経済を狂わせた「土地本位制」  落合はポストWWⅡ時代を三期に分け、前期を「ブレトンウッズ時代」、中期を「ペテロダラー」時代、晩期を「ドルペッグ人民元…

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〔170〕竹下登の「一の國體秘策」に応じた在華國體参謀たち  4/18最終稿必読

〔170〕竹下登の〔一の國體秘策〕に応じた在華國體参謀  國體天皇府の企てた「一の國體秘策」の目的は、日米と日中の国家間距離を均等にして、日本を頂点とする「二等辺三…

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1か月前
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〔169〕竹下登が「一の國體秘策」を実行した

〔169〕「一の國體秘策」を推進した国士竹下登  東シナ海沿岸の工業化地帯だけにせよ、衣食足りてきた中華人民共和国が 軍備を拡大するのは、第一に異民族の蒙古・チベッ…

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〔168〕「平成大停滞」は中国経済を育てた日本が被った代償なり 4/13修文済

 〔168〕「平成大停滞」の原因は日本が中国を育てた「一の國體秘策」  ポストWWⅡの前期は米ドルが「レトンウッズ体制」を放棄した昭和四十六(1971)年に終末を迎えま…

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〔167〕ポストWWⅡは初期がブレトンウッズ体制、中期がペテロダラー体制、晩期がドルペッグ人民元 4/11修文

〔167〕ポストWWⅡの体制は、初期が「ブレトンウッズ体制」、中期が「ペテロダラー体制」、晩期が「ドルペッグ人民元」  本題からともすれば離れがちなので読者諸兄姉を…

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1か月前
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〔166〕國體通貨は「黄金」そのもの(2)4/10 再修文

〔166〕國體通貨は「黄金」そのもの(2)  ユダヤ人陰謀説に関する私見を〔165〕の末尾に触れましたので、その続きから始めます。  落合の意図は、巷間に流布される不毛…

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白頭狸
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〔165〕黄金そのものが國體通貨 4/4午後、有料領域を修文しました

〔165〕黄金そのものが國體通貨   まず諸兄姉にお詫び申し上げるのは、白頭狸が体調不良により思考が停滞したために〔163〕と〔164〕の完成が長引いたことです。これによ…

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〔164〕ポストWWⅡ期の基軸通貨米ドルを支えたペトロダラー・チャイナダラーとジャパンダラー 4/3大幅加筆して完了、熟読を…

〔164〕ポストWWⅡ後の米ドルを支えたペトロダラー、チャイナダラーとジャパンダラー 4/1修整。4/3完了  米ドルを基軸通貨として発展進行してきたポストWWⅡの世界…

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白頭狸
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〔163〕ポストWWⅡの第二通過点はアジア通貨危機の1997年 時制の誤りを重要修正し、3/17に加筆 必読 

〔163〕ポストWWⅡの第二通過点はアジア通貨危機(1997)  ポストWWⅡ時代の第一通過点となった1971年以後の通貨本位制について述べてきた本稿が、「人民元のドルペッ…

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白頭狸
2か月前
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〔178〕石原莞爾が知りたかった明石元二郎の戦争観

〔178〕石原莞爾が知りたかった明石元二郎の戦争観 「周蔵手記」昭和十二年七月条をよく読めば石原莞爾の真意が判ってきますから、その部分を再掲します。 甘粕に誘われて君と会ったあの時、明石閣下の話を君から聞いていれば良かった、と今は思っている。明石閣下の策士たる姿勢を君ほどに話す人を他に知らない。故に明石閣下の真実を聞いて、今参考になっている。 △「戦争は長引かしてはいかん」と君に大弁舌をされたという、あの内容を聞いていれば自分は松岡を逃さなかった、と言わる。 周蔵が石原莞

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〔177〕世界史に生じた「襞」を延ばした時にWWⅡ時代は終わる 修文5/20

〔177〕世界史に生じた「襞」を延ばした時にポストWWⅡが終わる  ここのところ迂回してばかりですから、退屈なされた諸兄姉もおられると思い、〔177〕では本論に戻り、結論を目指します。  日米最終戦争を昭和四十五(1970)年ころと予測していた参本第一部長石原莞爾少将は、昭和十二(1937)年九月に関東軍参謀副長を拝命して満洲に赴任します。 昭和六(1931)年に勃発した「満州事変」の首謀者として知られる石原莞爾が任地の満州で観たのは、法律を翳して威張り散らす日本人官僚と、黙

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〔176〕ポストWWⅡの終焉と新時代の開幕

〔176〕ポストWWⅡ時代の終焉と新時代の開幕  第二次大戦(WWⅡ)について落合が教わったことを、略していえば以下のようになります。  第一次世界大戦(WWⅠ)は帝国主義段階に入った世界で展開された列強による「植民地獲得戦争」で、ドイツ帝国・ロシア帝国・オーストリア=ハンガリー帝国・オスマントルコ帝国の四大帝国の崩壊をもたらしたが、終戦後も列強諸国に不満が残り、第二次大戦(WWⅡ)の勃発につながった。  落合が右のことを教わった相手は、義務教育と高校・大学における学

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〔175〕ドルペッグ人民元の真相

〔175〕「ドルペッグ人民元〕の時代とは  昭和四十六(1971)年が世界史の特異年(シンギュラー・ポイント年)であることは改めて言う必要はないでしょう。  アメリカ行った基軸通貨ドルの乱発により、金1オンス=35米ドルを「為替定数」とする「ブレトンウッズ体制」が崩れて転機を迎えたポストWWⅡ時代は、大東亜戦争の終戦から「第一特異年」に至るまで二十六年を要していますが、大東亜戦争の開戦から数えると三十年です。  この三十年は、「日米戦争」の開戦が日支(日中)間の連合を実現しな

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〔174〕前項で言い残した大問題が「三峡ダム」と「ソーラーパネル」

〔174〕前項で言い残した「三峡ダム」と「ソーラーパネル」  〔173〕はタイトルに「三峡ダム」と「ソーラーパネル」を掲げながら、内容がそこまで到達しないうちに紙数が尽きました。  そこで本項は〔173〕の続きとして「三峡ダム」と「ソーラーパネル」に到達したいと思いますが、その前にポストWWⅡ時代の本質をもう少し説明しなければなりません。  「ペテロダラー時代」は、産油国が膨大な利益を得るために、キッシンジャーが作為的演出したもので別名「米ソいんちき時代」ですが、世界経済から

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〔173〕三峡ダムと太陽光パネル

〔173〕三峡ダムに対抗する中国の「秘策」―「太陽光パネル」  〔172〕のタイトルが紛らわしかったようです。「世界史の進行を三十年遅らせた?」という章句で前文は終り、その後に「一の國體秘策」という語が続くのですが、そのようには読めない、「一の國體秘策」が「世界史の進行を遅らせた」と読める、とのご指摘がありました。  尤もなご指摘ですが、実はここにいたる事情があります。日米最終戦の実行が石原莞爾の予測より「三十年早まった謎」を探る落合の脳裏に突然閃いたのが、【「一の國體秘策」

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〔172〕世界史の進行を三十年遅らせた?「一の國體秘策」

 昨夜は体調すぐれず、〔172〕の無料領域を書きかけたまま茶粥一膳食べて寝てしまいましたが、今朝は気分爽快なれば、孫ら一行が到来する前に〔172〕の無料領域だけでもまとめたいと思います。  note「拾得ブログ」の[歴史の岩戸開き(52)」を御覧になられた方々が先刻御承知の拾得居士は、1994年以後本年までの三十年間を「地軸のズレによって世界史の進行が遅れた期間」と規定しています。  落合は昨夜これを読んで白頭を痛打された思いがありました。それまで、世界史が時間軸を進行するさ

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〔171〕中国経済を狂わせた土地本位制

〔171〕中国経済を狂わせた「土地本位制」  落合はポストWWⅡ時代を三期に分け、前期を「ブレトンウッズ時代」、中期を「ペテロダラー」時代、晩期を「ドルペッグ人民元」の時代と呼んでいます。前二者についてはすでに語り尽くしたと思いますので、これからWWⅡの晩期すなわち「ドルペッグ人民元」時代について総括したいと思います。  ポストWWⅡ期が晩期に突入した時点を、落合は平成七(1995)年と観ております。この年は実に多事な年でしたが、落合が今も忘れないのは「大蔵省国際金融局長榊原

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〔170〕竹下登の「一の國體秘策」に応じた在華國體参謀たち  4/18最終稿必読

〔170〕竹下登の〔一の國體秘策〕に応じた在華國體参謀  國體天皇府の企てた「一の國體秘策」の目的は、日米と日中の国家間距離を均等にして、日本を頂点とする「二等辺三角形」にすることです。  勿論、米中の距離も当距離にして「正三角形」にすればもっと良いのでしょうが、アチラ側にも事情があり、日本としてはとりあえず日米と日中の等距離化を図るべきです。  因みに鳩山由紀夫首相が「日・米・中の正三角形」を提唱した時、これを嗤う国民が多かったことを覚えていますが、落合が「この考えは根本的

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〔169〕竹下登が「一の國體秘策」を実行した

〔169〕「一の國體秘策」を推進した国士竹下登  東シナ海沿岸の工業化地帯だけにせよ、衣食足りてきた中華人民共和国が 軍備を拡大するのは、第一に異民族の蒙古・チベット・満洲・ウイグルを巻き込んで造った「大中華共産主帝国」の領内統治のためですが、それは本音であって国内で唱えることができません。  軍備正当化のためには、必ず外敵来襲の可能性を唱え続けなければならず、宿敵ソ連が崩壊した今となっては必然的にアメリカを主たる外敵と見なすことになります。  このことをあらかじめ読んでいた

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〔168〕「平成大停滞」は中国経済を育てた日本が被った代償なり 4/13修文済

 〔168〕「平成大停滞」の原因は日本が中国を育てた「一の國體秘策」  ポストWWⅡの前期は米ドルが「レトンウッズ体制」を放棄した昭和四十六(1971)年に終末を迎えます。  これに続くポストWWⅡ中期の「ペテロダラー体制」は昭和六十(1985)年の五カ国の蔵相が会した「プラザ合意」で、ドル救済役を押し付けたられた日本の蔵相竹下登がドル買い円売りを実行した結果、発生したのが昭和末平成初年(1988~1991)の不動産バブルです。  平成元年末に日銀総裁に就いた三重野康が行った

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〔167〕ポストWWⅡは初期がブレトンウッズ体制、中期がペテロダラー体制、晩期がドルペッグ人民元 4/11修文

〔167〕ポストWWⅡの体制は、初期が「ブレトンウッズ体制」、中期が「ペテロダラー体制」、晩期が「ドルペッグ人民元」  本題からともすれば離れがちなので読者諸兄姉を惑わせると思いながら、ペテロダラー論を書いてきましたが、ここらで仕上げたいと思います。  ポストWWⅡは昭和二十一(1946)年から令和三(2021)年まで実に七十五年も続きましたが、その中に三期あり、初期が「レトンウッズ体制期」で昭和四十六(1971)年を以て幕を閉じ中期に遷ります。  中期はご存じ「ペテロダラー

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〔166〕國體通貨は「黄金」そのもの(2)4/10 再修文

〔166〕國體通貨は「黄金」そのもの(2)  ユダヤ人陰謀説に関する私見を〔165〕の末尾に触れましたので、その続きから始めます。  落合の意図は、巷間に流布される不毛な「ユダヤ人陰謀説」の真相を諸兄姉に知っていただきたく、その一端として小論を述べるだけですが、何しろくだらない話なので、興味の湧かない方は飛ばして下さい。  昨夜みたフェイスブックに、ビル・ゲイツをユダヤ人と呼び「毒薬商売のために紅麹をネタに小林製薬の乗っ取りを仕掛けておる」との非難が流れていました。  その指

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〔165〕黄金そのものが國體通貨 4/4午後、有料領域を修文しました

〔165〕黄金そのものが國體通貨   まず諸兄姉にお詫び申し上げるのは、白頭狸が体調不良により思考が停滞したために〔163〕と〔164〕の完成が長引いたことです。これによって読者諸兄姉が興醒めになられたと感じるからです。  この体調不良の原因は日中温度の高下が激しい季節性か、コロナ流行による収入低調がもたらした神経性胃炎のせいか、あるいは病院から指示されて服用してきた治療薬の副作用かなど諸般に亘って検討した結果、治療薬の副作用」という結論に至りました。  よって該当すると思わ

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〔164〕ポストWWⅡ期の基軸通貨米ドルを支えたペトロダラー・チャイナダラーとジャパンダラー 4/3大幅加筆して完了、熟読を願う。

〔164〕ポストWWⅡ後の米ドルを支えたペトロダラー、チャイナダラーとジャパンダラー 4/1修整。4/3完了  米ドルを基軸通貨として発展進行してきたポストWWⅡの世界が、令和三(2021)年を以て大きな転機を迎え、新たな時代に入ったと落合は観ています。  なぜ令和三(2021)年なのか。  その理由についての説明は後回しとさせて頂くこととしますが、時代変化がこの時期に生じたことを具体的に示すのは、令和四(2021)年二月に始まったプーチン・ロシアによる「ウクライナ進攻」

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〔163〕ポストWWⅡの第二通過点はアジア通貨危機の1997年 時制の誤りを重要修正し、3/17に加筆 必読 

〔163〕ポストWWⅡの第二通過点はアジア通貨危機(1997)  ポストWWⅡ時代の第一通過点となった1971年以後の通貨本位制について述べてきた本稿が、「人民元のドルペッグ制」について考察する段階になって、いきなり「中国流土地本位制」に飛んでしまい、話の展開が後先になってしまいました。  そこで今から「人民元のドルペッグ制」について述べます。「ドルペッグ制」とは為替政策の一つで「ある国が自国通貨を米ドルに連動させる固定相場制度」を謂います。  そのメリットとしては、「米ドル

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