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#新色できました『ワタシ色』

先日作った、#新色できました的賑やかし帯 の中のひとつは、タグのイメージから頭に浮かんだとあるストーリーから着想を得て作ったものでした。

小説形式はハードルが高過ぎたので、
ストーリーのあらましを摘んで、ショートストーリー的な形に仕立ててみました。

#炭酸刺繍 、#色のある景色 への参加を機に、お話を創作することの楽しさを知ったいつきです。

キッカケを下さった、企画者のおふたりに感謝です。

noteの恥は書き捨て精神で、ストーリーでも参加させてくださいm(_ _)m



ワタシ色


“本来のワタシ色” と引き換えに 手に入れた “理想のワタシ色”

冴えない茶色の“ワタシ色”を脱ぎ捨てて

黄色 橙 桜色
もっと素敵な “理想のワタシ色”

日向に人が集まるように
ワタシの周りに人が集う

でも
一番喜んで欲しかったはずの人たちは 浮かない顔


ジブンの子が 友が 恋人が

こんなに魅力的な色で嬉しいはずでしょう?


アナタらしくないって何?
知らない人みたいって何?


全然無理なんてしてなのに


何故 そんな悲しそうな顔をするの?



“理想のワタシ色” は ツクリモノ マガイモノ

色番号で作れる単色



彼女の “本来のワタシ色” は 生命を育み慈しむ大地のような優しい茶色

経験の数だけ重ねた無数の茶色のグラデーション


得たもの “理想のワタシ色”

捨てたもの “本来のワタシ色”



アノヒトの色


失った “アノヒトの色” を探して
今日もワタシは “本来のワタシ色” を集める

一度だけ見せてもらった “アノヒトの色” は
深く優しく慈愛に満ちた 美しい茶色のグラデーション


アノヒトを失い 色を無くしたその日から

アノヒトの研究を引き継ぎ “アノヒトの色” を探す我武者羅な日々


だけど 色番号で作れる色では 決して再現出来ない “アノヒトの色”


自身を使った度重なる人体実験で
自身の“本来のワタシ色” など とうに忘れた


今ワタシの心を動かすのは 何処の誰の “ワタシ色” だろう?


でも そんなことは些末なこと


ワタシの中には アノヒトへの想いさえ残っていれば問題は無い


前回取引した少女の “本来のワタシ色” は “アノヒトの色” に良く似ていた


でもまだ足りない

足りない 全然足りない


“アノヒトの色” は もっと こう…


何年経っても色褪せることなく己の心に刻まれた
美しかった “アノヒトの色” にウットリと思いを馳せる


“アノヒトの色” を自らに取り込んで ずっと一緒にいるために


この孤独の日々が 終わる日を夢見て




いつき、恋愛体質では無いはずなのですが…

いざ創作すると、詩でも何でもヤンデレバチバチ恋愛脳モノになってしまう不思議…


深層心理の現れなのか…?
実はめっちゃ恋する中年…乙女なのか…?


まぁ、
子供の頃から数々の少女漫画や二次創作、乙女ゲームを浴びてきましたからね…

昼ドラ、韓ドラなどのリアル&ドロドロ系な恋愛モノは苦手ですが。
拗らす程の相思相愛モノは大好物です。(なんのはなしですか?)


あと、毎日のように、某 秋先生(←伏せる気ゼロ)の恋愛小説を愛読しているので、確実に引っ張られていると思います。

絶賛、リバイバル中☆⇩


人それぞれが持つ“本来のワタシ色”は、唯一無二。

その人の生まれ持った気質と、生きてきた過程で見聞きし、出会ってきたモノたちから作られる。

その人にしか出せない色だと思います。

誰かにとっては魅力に欠ける色でも、他の誰かにとっては堪らなく魅力的な色かもしれない。


だから、大事にしていきたいよね。


と、いうお話でした!


お読みいただきありがとうございました!


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