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「マスク信者」にとどめを刺す

「マスク信者」の悪あがきが続いていますね。

特にツイッター界隈では、ごく少数の「コア信者」が、あたり構わず罵詈雑言を発しまくっています。

いわく

「コクランは『マスクに効果なし』とまでは言ってないっ!」

「コクランの研究はコロナとインフルを区別していないので、『マスクはコロナに効果なし』とはならないっ!」

「コロナとインフルエンザはまるで違うんだっ!」

などなど。

感情むき出しなのは、明らかに旗色が悪くなり、追い詰められているからでしょう。

我々のことを「コクラン信者」「ノーマスク信者」と呼んでいるのには笑わせてもらいました。自分たちが「信者」と呼ばれていることに、めっちゃいら立っている「意趣返し」のつもりですね。

でも、何の科学的根拠もないのに「妄信」しているから「信者」と揶揄されるのであって、こちらはきちんとエビデンスに基づいていますから、「信者」の定義には当たりません。はい残念。

私は別に「科学信者」で構いません。「マスク信仰」に憑りつかれている「未開人」より、よっぽどマシです。

いかんせん、彼らは「科学」に関して悲しいほど無知なので、「効果は認められなかった」という言い回しを文字どおり受け取って、

「『マスクに効果なし』とは言ってないっ!」

「その実験では認められなくても、ホントはあるに決まってるぅ!」

と、藁(わら)にもすがる思いのようです。

でも、

「認められなかった」

は、「どっちかわからない」という意味ではありません。
実質的に

「効果はない」

と受け取って構いません。

あえて曖昧な言い方をするのは、効果があるにせよ、ないにせよ、断定できるほどの研究が行われていないということ。
裏を返せば、「マスクに効果あり」とした幾つかの研究が、どれも設計がずさんであり、「信用に値しない」と言っているのです。

これだけでも「マスク有効説」は、あっさり根拠を失うわけですが、以前にも書いたように、科学の世界でも法律でいうところの

「推定無罪」

が働きます。

「有効性が確実に証明できなければ、ないものとして扱う」

のが「科学の基本」。

「幽霊」がいるかどうかわかりませんが、疑いの余地なく存在が立証されていないからには「存在しない」ものとして考えるのが「科学」。
科学者は、決して「幽霊」を頭から否定しているわけではありません。「立証できないものは存在しないものとして扱う」という原則に従っているのです。

同様に、「マスクの有効性が認められない」からには、「有効性などない」とするのが「(マスク信者の大好きな)ルール」なのです。

「マスクは「0:100」じゃない、いくらかでも感染を防げるなら着用すべきだ!」

「信者」がすがるバングラデシュ研究をちゃんと計算したら、仮に防いでも、たった0.1%(1000人に1人)であることも前に書きました(「効果12%」なんて、とんでもない誇大広告!)。
こんなもん、どう考えたって「誤差」の範囲です。

そもそも「マスク信者」の方々は、我々が「政府の感染対策が過剰だ」と指摘すると、「最悪の場合を想定するのがリスク管理!」と言っていたではないですか。
なら、同様に「マスクは効果なし」という「最悪の事態」を想定しておかないといけないですよね。
「願望」にすがって「マスクの威力」を妄信していると、危ないんじゃないですか?

「コクランの研究はインフル対象。コロナには当てはまらない」

なら、インフルとコロナは「まったく違う」ことを証明しなければなりません。

そこで、「信者」の主張する「コロナウィルスとインフルエンザウィルスの違い」について考察してみましょう。

この点に関し、「マスク信者」はまるで一貫性がなく、状況によってコロコロ主張を変えるので、まことに反論しにくい。
ここ数年、インフル感染者がほぼゼロだったときは、

「マスクはインフルを防げたが、コロナは防げなかった」

と言っていたくせに、

「コロナ予防にマスクは必須アイテム」

と平気で言ってのける。

結局、マスクはコロナを防げるの? 防げないの?

確かに、コクランのレビューは、コロナとインフルをひっくるめて「呼吸器感染症」とし、マスクの効果を調べています。
「マスク信者」は、コクランの研究は主としてインフルを対象としたものだから、それでは「コロナに対するマスクの有効性」を否定できないと考えているようです。

でもね。「マスク信者」の素人衆とは違い、コクランに携わるほどの研究者が両者をまとめてメタ分析を行ったということは、「分けて考える必要がない」ことの証明なんですよ。

実際、コロナとインフルには、どのような違いがあるのでしょう?

・コロナウィルスは、大きさ0.1マイクロメートルの粒で、トゲを生やし、たん白質にくるまれています。

・インフルエンザウィルスは、大きさ0.1マイクロメートルで、トゲを生やし、たん白質にくるまれています。

あーら、そっくり!!
「外見」だけでは、どっちのウィルスかわかりませんね。

不織布マスクの通気穴の直径は、およそ5マイクロメートル。ウィルスの50倍です。マンホールの蓋を外して、1円玉を投げ込むようなもの。一方だけ通して、もう一方は通さないなんて、あるはずありません。

「飛沫にくるまれているからマスクでキャッチできる」うんぬんのたわごとは、さんざん論破してきたので割愛します。

私に言わせれば、むしろ「飛沫を捉えてしまう」ことが問題なのです。
マスクがウィルスを凝縮してしまうからです。

コロナとインフルを区別するには、RNAを解析する必要がありますが、もしマスクが選択的に一方のウィルスを止め、もう片方は止めないとしたら、マスクには表面にウィルスが付着したとたん、そのRNAを瞬時に解析するスーパーハイテク機能が備わっていることになります。量販店で売っている中国製の「1枚16円程度」の不織布マスクに、です。

ばかばかしいと思うでしょ? でも、それが「マスク信者」の真剣な言い分なのです。

コロナとインフルは、確かに違います。

コロナのほうが強い? いいえ、正反対。

新型コロナの感染性・病原性は、インフルよりもはるかに弱い。これは100%確実に間違いありません(宮沢先生も太鼓判を押していました)。

インフルエンザは1シーズンで1000万人が感染します。
これは、発熱など何らかの症状があって病院を受診し、検査でインフルエンザと診断された人の数です。
対する新型コロナは、3年間かかって「PCR検査陽性者」の累計が3300万人。3で割って1年当たりに直せば1100万人と、インフルとほぼ等しくなりますが、皆さんご存じのように、PCRのスクリーニング検査は「疑陽性」が続出しますし、仮に「陽性」と出たところで、必ずしも感染しているとは限りません。ただ粘膜にウィルス断片が付着していただけかもしれない。

なので、多めに見積もって、1100万人の4分の3程度、およそ800万人が「感染者」だと仮定しましょう。
「新型コロナ陽性者の75%は無症状」とされているので、インフルと同じ「何らかの症状のある人」に絞れば、さらに減っておよそ200万人。インフルエンザの5分の1にしかすぎません。

インフルエンザも「無症状感染者」が多数いるとされているので、もしインフル流行期にPCR検査を片っ端に行えば、1シーズンで4~5000万人超の「陽性者」が現れる計算になるのです。
人口の3分の1がかかるのですから、「感染爆発」どころでは済みません。もはや「感染大噴火」です。

ともかく、「マスク信者」の主張は、どれもことごとく論破されています。
でも、決して彼らが考えを改めることはないでしょう。なぜなら、それこそが彼らの厚い「信仰」だからです。

それこそが「信者」の「信者」たるゆえんなのです。

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