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脳血管疾患による入院で家族ができること

突然の入院による手続きを終えた後、家族としてできることはなんでしょうか?
入院に必要なものは病院によって指定があるので、それを持参いただくとして。

◎入院中あると便利なもの◎
・メガネ、補聴器
・入れ歯(必要に応じてポリグリップと洗浄剤)
・置き時計、カレンダー 
・ベッド横における写真
・撥水加工のエプロン
・スプーン(持ち手が長めで口に入れる部分が大きすぎないもの。 カレースプーン✕)
・蓋付きコップ

◎患者さんが喜ばれること◎
・ご家族の面会
・ご家族や親しい友人からの手紙
・ラインなどでのやりとり、写真
・関心のあることを人と話せる時
・ご家族に良くなってるね、また一緒に暮らそうねと言われた時

失語症や認知症などで意思疎通や過去のことを教えていただくのが難しい方には、生育歴やご家族構成、趣味や好きな食べ物、飲み物などの情報、一日の過ごし方などを質問紙としてお渡しし、ご家族に書いていただいています。名前や場所の書かれたアルバムもあるとすごく助かります。身内の入院時に持参しすると、熱心なご家族と思っていただけたのか?色々と近況や反応を教えていただけたりするようになりました。病院側から言われませんでしたが、持参するのもありだと思います!
御本人がどんな方か、どんなものがお好きかはじめましての医療者は探っていくのですが、よりその方に合わせたお話ができるとやはり会話が弾みやすく、よりよい刺激になると感じます。

ご家族の顔をみると、本当に嬉しそうでいつもこちらまで嬉しくなりますが、普段会えないお子さんやお孫さんなどの写真や手紙も頑張る活力になるようです。
以前に比べると面会がロビーて10分ほどできたりと病院も変化してきています。可能な範囲で面会に来ていただきながら、医療スタッフともチャンスがあればお話してみてください。少しでもよりよい入院生活になるように、そして一丸となって回復を信じるチームとして機能できるようお互いに協力できたらと思います。

昨日は回復期病棟へ転棟され、退院の方向性や時期を話し合うカンファレンスがありました。ご家族に質問紙をお渡ししたら今日には返却されていました。ものすごくありがたいです。それに基づいてリハビリ時間にお話させていただくと、患者さんの表情や声の出る量が変化しました。

お読みくださりありがとうございます。
素敵な一日になりますように。
あお


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