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「世界」を知る (起業への道)

趣味は「人生を豊かに」してくれます。
しかし30代以降になると、「もう趣味なんか無いなー。色々な理由で。。」という人が多いのではないでしょうか?

そして、
「そんなこと言われると悔しいので、釣りを始める!」っつって、明日から釣りを始める人がいるかもしれません。
確かに「釣り」なら明日から始める事が出来そうです。
別に「釣り」を軽んじている訳ではありません。すみません。

しかし、
「起業に興味があるので、起業を始める!」っつって、明日から起業を始める人は中々いません。

では、「釣り」と「起業」は何が違うのか?

「釣り」でも「フットサル」でも「ゲーム」でも、普通の趣味になりそうなものは「事象」です。それぞれの「(目に見える)世界」があり、「これが釣りだ!」や「これがフットサルだ!」と、見たり聞いたり体験したりで知る事が出来ます。
「自分がやる!」というつもりで臨んでいなくても、今までの人生経験の中で「テレビで見た」などで少なからず知っています。だから「明日からやろう!(明日からその世界に飛び込もう!)」が成立します。

それに対して、起業は「概念」です。
なので、「これが起業だ!」がありません。

「起業の先の事業」は、「事象」です。
そのため「起業」も、「事業」と結び付ければ「事象」になります。
しかし、「事業の形態」は「多種多様」です。
「起業したい!(事業を始めたい!)」という気持ちがあっても、「自分が始めたい事業は何か?」が明確でないと、「起業」もまた明確になりません。

「自分が始める事業」を定める際、
「この事業は稼げるのか?」がどうしてもチラつきます。
「稼げるかどうか?」を見極めるのは至難の業です。
そのため「起業したことが無い人」は、
「自分が始める事業を決める事」に特に臆病になりがちです。
「稼げるかどうか?」がわからないので。

「自分が始める事業」を決められない。
だから、事業に繋がる「起業の世界」が定まらない。
「定まらない(起業の)世界」は、「暗闇の中」みたいなものです。
恐怖を感じて当然です。
だから「起業したい!」という気持ちはあっても、なかなか飛び込むことが出来ません。

では、どうすれば良いのか?

明かりを灯しましょう。
「あなたの事業内容を決める事」はあなたにしか出来ませんが、「起業の世界」はそれだけではありません。
学べば見える事」がほとんどです。

学んだだけでは「全て」を知る(見る)事は出来ませんが、それでも「全体像(世界)」が掴めるかもしれません。

学んで、出来る限り「起業の世界を知る」。
今回はそんなお話です。


「自分の起業の世界」をつくり上げる

起業する時、「初めて起業する人」も「何度も起業している社長さん」も、大体こんな流れで話を進めようとします。

①.
「これ、稼げるかも!」と感じる事(自分のやりたい事)に出会う。
②.
「上記①を事業に昇華させる筋道」を立てる。
③.
「それは既に世の中にある事業なのか?」を知るため、調査する。
④.
「既に世の中にある事業」であれば、そのガイドブック(地図)を入手し、世界を知る(ノウハウを学ぶ)。
⑤.
実践する(体験してみる)。
⑥.
「やってみて楽しかったかどうか?(稼げたかどうか?)」を振り返る。
⑦.
「またやるかどうか?(事業の継続・拡大・縮小)」を判断する。

「せっかく自分が思いついた事業」が「既に世の中にある事業」だったら、がっかりするかもしれません。しかし、その恩恵として地図があります。
折角なので地図を参照し、「起業という冒険の旅」に出かけましょう。
「ゲームのRPG」に似ていますね。
冒険の途中で、「未開の地」を発見するかもしれません。
「挑むか?引き返すか?」は、あなた次第です。

こんな感じで、「自分の起業の世界」をつくり上げます。

「様々な事業を立ち上げた経験豊富な社長さん」ならこんな流れで良いかと思いますが、「初めて起業するサラリーマンや主婦(主夫)、学生。」はこの流れでは中々難しいです。
何故か?
「自分のやりたい事を事業に昇華させる筋道」を立てる事が難しいからです。
なぜ難しいのか?
「事業化するための知識と経験」が乏しいからです。
そして更に、
「これってホントに稼げるの?」が判断出来ないからです。

これでは話が進みません。
ではどうすれば良いか?
結論から言うと、
「起業した事業で稼ぐ(稼ぎたい)!」という気持ちを一旦排除します。
そして、
「どんな事業だったら自分に出来そうか?」で一旦話を進めます。

「稼げないなら起業する意味ないじゃない!」と思われると思います。
安心してください。
大企業だって、新しい事業にチャレンジ(起業)して大コケする事があります。つまり、「起業した事業が成功するかどうか(稼げるかどうか)?」なんて、「やってみないとわかりません。」。
「初めて起業する人」に、
そんな事わかる訳ないんです。

「力の入れ具合」としては、
「稼げないとは思っているんだけど、もしかしたら稼げるかもしれないから試しにやってみる(起業してみる)。」くらいが丁度良いです。
「当たらないとはわかっているけど、もしかしたら当たるかもしれないから宝クジを毎年買ってる。」みたいな。

「初めて挑む起業の世界」に、
「絶対に稼ぐ!」というスケベ心を持ち込んではいけません。
「趣味で釣りを始める」という時に、「釣りで稼いでやる!」という意気込みで臨む人はいないでしょう?
「稼ぐ気持ちで臨んだ方が、やる気が出る!」なら良いです。
しかし、多くの人は「怖くて足を踏み出せない。」になりがちです。

とは言え、
「稼げない事業」に「自分の労力(時間)と金銭」をつぎ込むのは躊躇してしまうと思います。
なので、
「最初の起業」は「労力的にも金銭的にも、自分に出来そうな内容(負担にならない内容)。」で始めます。

では、どんな内容の事業なら負担にならないのか?
「noteで起業(noterで起業)」はいかがでしょうか?

「noterで起業」なら、
「執筆した記事を投稿」し、
「有料記事が売れる」や
「サポートで金銭を頂く」で
売上が立ちます。
「事業の筋道」が出来ています。
「記事を執筆するのにかけた労力」を度外視すれば、「経費:0円」です。
「稼げるかどうか?(売上が立つかどうか?)」は分かりませんが、金銭的には損はしません。「経費:0円」なので。

「最初の起業」は、
「起業して稼ぐ!」と力んではいけません。
「起業の世界を知るために、無理しない範囲でやってみよっかな。」くらいで臨みましょう。

サラリーマンでしたら、
「脱サラしてから起業」では力んでしまいますよね?
生活がかかっているので。
「まずは副業状態で起業し、ものになりそうだったら脱サラも視野に入れる。」という流れが良いのではないでしょうか?

そうやって話を進め、
「初めての起業」を体験します。
稼げないとは思いますが、
経験を得られます。
「歩んだ道」に、
明かりが灯ります。
明かりに照らされていれば、
「2度目の冒険(起業)」は楽に始められそうですよね?

めくるめく「税金の世界」

「事業(起業)」は、「稼げるかどうかが全て」ではありません。
何があんのか?
「税金」です。

「稼いだら税金を納める」、
これが「事業」です。
「稼いだけど税金は納めない」、
これは「犯罪」です。
悪いことはしたくないですよね?

「税金には触れたくないので年間所得を20万円以下に抑える。」、
これは「事業ではなくお小遣い稼ぎ」とみなされ所得税は課税されません(所得税はかかりません)。
「初めての起業では稼ぐことは度外視しましょう」と私は言っている訳ですが、税金の事は知っておきましょう。
赤字の場合、「お得」が得られるかもしれません。

起業すると、
「こんな税金の世界」が口を開けて待っています。

例えば、所謂「noterで起業」するとします。
そうすると、こんな感じ(下記)でも「収益(所得)」は上げられます。

①.
noteに「記事」を投稿する。
[経費:0円]
②.
「その記事」が評価を受けて、売れる(サポートとして金銭を頂く)。
[課税売上高:100万円]
③.
そんな事が毎月続いた。
[課税売上高:100万円×12ヶ月]
④.
1年間でけっこうな所得を得られた。
[所得:1200万円(課税売上高:100万円×12ヶ月-経費:0円)]

「こんなスゲー結果、出せる訳ねーよ!」と思われるかもしれませんが、テレビの「がっちりマンデー」で「月1000万円以上稼ぐ人がいる!」と紹介されていたそうです。夢がありますね、ホントなら^^

「俺(私)には、お金は無いが、人の心をつかむネタと文章力がある!」という「腕っぷし自慢」には、「noterで起業」は魅力的な事業ではないでしょうか?

直ぐに「noterで起業の世界」に飛び込んでも良いですが、
税金の事くらいは知っておきましょう。

「年間の課税売上高」が「1200万円」の場合の税金

1.
「青色申告特別控除」を受ける為には、「青色申告承認申請書」と「開業届」を税務署に事前に提出しておく必要がある。
2.
「青色申告特別控除額」には「10万円・55万円・65万円」があるが、一番お得な「控除額65万円」を受けるためには、「複式簿記での記帳」「貸借対照表」「電子帳簿保存」が必要になる。確定申告に向けて準備しておかなければならない。
3.
「毎年2月16日~3月15日の確定申告の期間」に、前年の「売上」「経費」「控除」の額などを申告する。
4.
後日、「各種税金と社会保障費」の請求書が届くので、納める。
5.
数年後に「消費税の課税事業者」になる。「消費税を税務署に納める義務」が生じるので、準備しておく。

「年間の課税売上高が1000万円を超える」場合、その数年後(翌々年)に「消費税の課税事業者」になります。昨年(2023年)さんざん騒がれた「インボイス制度」などを理解していないと損をします。
「かなり広い税金の世界」を知らないといけません。

税金を、かなりたくさん納めなければなりません。大変そうですね^^
「事前にやっておいた方が良い事(税務署への書類の提出,帳簿付け)」があります。損をしない為にはやっておいた方が良いかもしれません。
「初めての起業」では稼げないと思いますが、
「こんな事があるんだな。」という知識を身につけていきましょう。

「年間の課税売上高」が「1000万円未満~20万円以上」の場合の税金

上記「年間課税売上高が1200万円」と比べて、
消費税を税務署に納める義務がありません。
消費税の事をあまり気にしなくてもやっていけます。

税金は、かなり減りそうです。

「年間の課税所得」が「20万円未満」の場合の税金

所得税に関しては、確定申告で申告する義務はありません。
ハードルが下がりましたね。
しかし、住民税に関しては申告する必要があるそうです。
私は「税金の専門家」ではないため、間違っていたらごめんなさい。

税金の事は、あまり気にしなくて良さそうです。

「年間の課税所得」が「0円未満(赤字)」の場合の税金

上記「年間の課税所得が20万円未満」に含まれるので、「確定申告で申告する義務」はありませんが、確定申告をすることで「他の事業(サラリーマンであれば給与所得)との損益通算」が出来たり、「翌年以降に赤字の繰り越し」が出来ます。

つまり、「納めるべき税金の額」が低くなります。
「noterで起業するために、PCとスマホを購入した。」という場合、その費用は経費に計上出来ます。記事が売れなければ「赤字」です。
確定申告をすることで、税金に関して「お得」が得られるかもしれません。

「税金の世界」のまとめ

事業を始めるからには、「税金の仕組み」を少なからず知らなければなりません。全てを知っていなくても正直なんとかなってしまいますが、「今年は、〇○万円稼げた。税金はこんな感じかな。」くらいはわかるようにした方が良いです。

実は地道な「営業の世界」

「営業」と聞くと、あなたはどんな世界が思い浮かびますか?
「会社の経費で、毎晩酒飲んでんでしょ?羨ましい!」でしょうか?

営業は大変です。
会社によるかもしれませんが。

起業する場合、
自分で「営業活動」をしなければなりません。
「最初から営業マンを雇う」なんて出来ないですよね?

どんな事業でも、下記のいずれかの営業活動が必要になります。

1.
構えた店舗の前に看板を立てる。
2.
最寄り駅付近でチラシを配る。
3.
SNSを活用する。
4.
インターネットにホームページを開設する。
5.
広告代理店に依頼する。

「noterで起業の場合は、営業活動なんて面倒くさいこと必要ないんじゃない?記事の出来で勝負っしょ!」と思われるでしょうか?

いえいえ、
「noterで起業」も営業活動が必要です。

ご参考までに、
「私が気合を入れて投稿した初めて記事」の評価は、「スキ3つ」でした。
「noteのアクティブユーザー数は6000万人!」という情報だけは聞いており、「日本国民1億2000万人の半分が読んで、スキと評価してくれたのは3人か。。。」と色々考えさせられました。

後で知りましたが、
noteに記事を投稿しても、それだけでは読者に届きません。
「noteの画面のダッシュボードで見れるPV」を見るとわかりますよね?
最初はビックリするほど、読者に届きません。

読者に記事を届けるためには努力が必要です。
それが「営業活動」です。

noteの場合は、こんな感じでしょうか?

① 
「フォローバック」を期待して、フォローする。
② 
共同運営マガジンに参加して、記事を紹介してもらう。
③ 
XなどのSNSと連携させ、記事を広く告知する。

めんどくさそうでしょうか?
「俺はそんな事がしたいんじゃない!」と、
「執筆の腕っぷし自慢さん」は思うでしょうか?
記事を書いただけでは読者に届きません。
何の営業努力もしなければ、
「桃李もの言わざれども、下自ずから蹊を成す。」には成れません。
あなたの記事が「桃や李の様にかぐわしい香り」を放っていても、
そこが「人里離れた険しい森の中」では人々に「香り」は届きません。

「桃李(記事)の香りを人々に届けるために、森を切り開く。」、
それが営業活動です。

面倒くさいからと疎かにしてはいけません。
かぐわしい香りが人々に届けば、おのずと蹊(道)が出来ます。

商機

事業によっては「商機」があります。
最近のわかり易いところでは、「タピオカ屋さん」でしょうか?

タピオカがブームで売れに売れました。
タイミング良く「タピオカ事業」に参入し、タイミング良く撤退した事業者は、かなり稼がれたのではないでしょうか?
逆に「ブームの終盤で参入した事業者」は、痛い目を見たかと。

「どんな事業を行うか?」は当然大切ですが、
「どんなタイミングで参入するか?」も大切です。

まとめ

「初めての起業」は大変です。
それは、「わからない事」が沢山あるからです。

① 稼げるかどうかがわからない。
② 税金の事がわからない。
③ 営業活動がわからない。
④ 商機がわからない。

「わからない事ずくめ」では、話は進められません。
なので、一旦「一番の高い壁」である「稼げるかどうかがわからない」は度外視し、「自分にとって無理の無い内容」で起業してみましょう。

そうやって起業の話を進め、
「初めての起業」を体験します。
稼げないとは思いますが、
経験を積むことで「わからなかった事」がわかるようになります。

「初めての起業」で「起業の世界」がなんとなくわかったら、
「稼げる事業」を全力で考えましょう。

その事業には「商機」があるかもしれません。
どうせ起業するなら、「商機の波」に乗りたいですよね。

「稼げる事業の案がある!
商機も見えた!
しかし起業したことが無いから不安。。。
起業の世界に飛び込めない。。。」
となってしまったら勿体ないですよね。

チャンスを掴むため、準備をしましょう。


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🎁「防具」を身に付ける
🎁「仲間」を募る
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