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【理系経営者が紡ぐ文学】 システム設計者の「美学」

私は新卒で電機メーカーに就職し、「電気設計」を担っていました。
その中でも、会社では「システムデザイナー(システム設計者)」と呼ばれる職種でした。「誇り」を持って職務に臨んでいましたが、この職種、けっこう嫌われるんです。。「私の人間性が悪いから」ではないですよ^^

システム設計者とは・・

電気製品は「複合化」が進んでいますよね。最近で言えば「デジカメ」が「スマホ」と複合化しました(古いですね^^)。「ポータブルゲーム機」は、「スマホ」と複合化してしまうかと思いきや、「スイッチ」が不動のポジションを確立しましたね。

私の会社では「合体モノは、ウケない。」と言われており、脱サラ後も親交のある友人からは「社内が騒然としている!」とよく聞かされました。

本題から外れそうなので話を戻すと、電気製品の「小型化」と「複合化」はどんどん進みます。どんどん進んで「色んな機能」が「1つの製品」の中で共存する様になる訳です。

そうすると何が起こるのか?

例①

イメージし易いのは、
場所の取り合い」ですかね?
「色んな機能のそれぞれ」が、
「こんな要望(↓)」を出してくる訳です。

【各機能の電気設計者の攻撃】
ウチには、これだけの場所(スペース)が必要だ!必ず確保せよ!

当然「要望には応えたい」訳ですが、「無茶な要望」に満額回答していたら「小型化」なんか出来ません。
だから「戦い」が起こります。

しかしこれは、どちらかと言うと「機構設計」のお仕事。
「機構設計者」は、理系は理系でも電気ではなく「力学系の技術者」が担っています。「力学が専門」だから、「これ(↓)」がピンときません。

【機構設計者の感想】
正直「各機能の妥当なスペース(サイズ)」がわからん。。
だから、「言われている事が真っ当なのかどうか?」がわからん。。

「専門外の話」をされている訳ですから当然です。
だから、
力学系の「機構設計者」から、電気系の「システム設計者」にこんなリクエストが挙がります。

「何とかしろ!」。

「電気系のシステム設計者」は、こんな事が行えます。

この0Ω、いらなくない?

何言ってるかわからない人がほとんどですよね^^

しかし、こういった事(↑)がわかると「こんな熾烈な戦い(↓)」が出来る様になります。

【システム設計者の攻撃】
「こんな要望頂きましたけど、
パンツ履き過ぎですよね?」とグサリ。
【各機能の電気設計者の反撃】
「いやいや、勘弁してよー。
こっちは既にスッポンポンだよ。」。

そんなやり取りを繰り返します。
不快な思いをされましたら申し訳ございません!

システム設計者は「立ち回りの具合」によって、「各機能の電気設計者」から嫌われます。

不要輻射で問題が出ている!
お前が削除した0Ωがあれば、そこに対策部品を入れられたのに検討も出来ない。
どうしてくれるんだ!

システム設計者は「立ち回りの具合」によって、「機構設計者」から嫌われます。

他社では「厚さ10mm」が実現できているのに、ウチは出来ない。
原因は、中身(電気部品)が多すぎるからだ。
ウチの電気設計者はポンコツだな。

「各機能の電気設計者」と「機構設計者」の橋渡し。
いわゆる「中間管理職」でしょうか^^

「結局、何が言いたいのか?」。

システム設計者は、
「1つの商品としての調和」がとれる様に奮闘します。
それが「システム設計の美学」です。

例②

そんな戦いは、「場所の取り合い」以外でも起こります。

例えば「タイミングの取り合い」、
「ユーザーインターフェースとの兼ね合い」。

これは、どちらかと言うと「ソフトウェア設計」のお仕事です。

そこでもシステム設計者は「中間管理職」になる訳です。

「1つの商品としての調和」がとれる様に。
それが「システム設計の美学」です。

noteにおいて

「noteの世界の調和」をとる。
それは「note(株)のお仕事」でしょう。

しかし「他人事」で良いのでしょうか?

そもそも登場人物は誰でしょう?

【note(株)】
【noter】

こう(↑)でしょうか?
もう少し細分化してみましょう。

【note(株)】
(担う役割)
運営。プラットフォーム。

【noteで発信したい人】
【noteで受信したい人】
【まだnoteを知らない人】
【noteに挫折して卒業した人】

色んな人がいますよね?

色んな人がいるからこそ、その調和を取ることは大変です。

大変だからこそ、
「それぞれの立場の関係者」が、それぞれの立場で調和を取ろうとする。
「そんな意識」が大切だと考えています。

そんな私の調和のとり方

私は、そんな事を意識して「メンバーシップ(↓)」をつくりました。

少しでも興味をお持ちいただけましたら、下記の記事を覗いてもらえると嬉しいです。

【そんな私のメンバーシップ】

【メンバーシップのご案内】


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