見出し画像

人生はなんて虚しいもの

①もし私が死んだら…
②人生は死ぬまでの暇つぶし


①は10代半ばごろ母親と会話をしていた
私の発言だ。

人が生まれたからには
いつか死ぬのは当然のことで
それが明日か、明後日か、一年後か、
もしかしたら1秒後に死んでもおかしくない、という様なことを言ったと思う。

母を怖がらせたいとか脅したいとか
そういうことはもちろんなく
たぶんそのことを前提にして
生きることと死ぬことについて話したかったんだと思う。

だが
それまでニコニコしていた母の表情は
一気に鬼の形相となり
「縁起でもないことを言うんじゃない!!」と返された。


子供の口から嘘でもそんな言葉は聞きたくないという母の気持ちは十分汲み取れたのでそれ以上続けなかったが

死ぬことは当たり前のことなのにな、
縁起でもない、を通り越した場所で
人間同士としてそのことについて
母と語ってみたかったのに残念だなと思った。


②は離婚してまだ日が浅い頃
当時仲良くしてくれていた子に私が話した言葉だ。

正直今でもそう思っているが
当時の「生きることは死ぬまでの暇つぶし」には、今よりも投げやりな思いが多く含まれていたなぁとは思う。

同じ言葉でも状況次第で
意味合いが大きく変わるのは面白い。


仲良くしてくれていた子が
次のステージに足を踏み出す時にくれたメッセージのなかに

「あの頃はお互いにやさぐれていて
”人生は死ぬまでの暇つぶし”なんて言っていたけど私はもう少し足掻いてみたいと思うんだ」と書かれていた。


彼女がまだ見ぬステージへ駒を進めることに対し、明るい心でいることは嬉しく感じつつも

あの言葉”やさぐれた”ように聞こえていたんだね…と新鮮な驚きがあった。



人生は死ぬまでの暇つぶし。
”だからこそ”適当に好きにやれよ
ていくいっといーじー だよ。

そう言うつもりで
発言したのだけど
…まぁ、一般的に言えば
十分やさぐれてるか!はは!(笑顔)



生きることに意味なんかない、だってどうせ死ぬんだから。

死んだら終わり。いくら頑張って何かを成し遂げて残したって死んだら何一つ持っていけない。

肉体は汚く朽ち果てるし
いつかはみんなに忘れられるし
忘れちゃったみんなでさえ死ぬし。


死んだらぜーんぶおしまいだなんて
人生はなんて虚しく辛いものなんだろう。


でもそこがスタート地点なのではと思うのだ。

死んだらぜーんぶおしまいなのに
そんな怒って、焦ってどうすんの?
今楽しけりゃそれでいいじゃん。
1秒後は死んでるかもしれないんだし。

私の根底にはいつもその思いがある。
だから少しでも心がざわつく場所にはいたくない。そしてその思いが尻切れトンボの人生を作る。

現実逃避、
社会不適合者と言われれば
そのとーーーーり!☝️(某中古ピアノ買取CM風)って感じだけど

そんな自分の性格も
最近は結構気に入ってる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?