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捨てようか捨てまいか

捨てようか捨てまいか迷っている。
こたつ付きのローテーブルをだ。


一人住まいを始めた時のテーマは
「いつでも車一つで家移りできる部屋」だったため、1人で持ち運べない家具はこの部屋にない。

おかげで同じく捨てようか迷っていた1人掛けソファーのほうは先ほど車への詰め込みが完了した。

せっかく焼却施設へ行くのだから
捨てようか捨てまいか迷っていたもの
あればあったで使うけど
使用頻度が低くなっているものも
この際捨てておきたい。


それで目についたのが
冒頭のコタツ付きローテーブル。



昔はこのローテーブル
所謂飯台ハンダイがないと
リラックスした気分にならなかった。
育ってきた環境がそうだったからだろう。

飯台を前にし
畳に座り食事をして
本を読んだり、団欒の時間も過ごす。

しかし最近の私はその必要性をあまり感じなくなっていた。

どちらかと言うと
PC使用のために応急措置で購入した
セットで2万円もしないくらいの
チープな机と椅子に座って寛いでいるし
食事もここで摂っている。


私の場合飯台を前に座ってしまうと
次の行動までに時間が空いてしまう癖があるようで

食事を済ませた後なら
そのままだらけてしまうし

何かを書こうと思っても
リラックスモードになってしまい
スマホをスクロールし出す。


どれもこれも
あなたの性格が原因でしょ?というご指摘はさておき、机に座っているとそうはならない。

なぜそうならないのかはわからないが
実感として得たものなので
わざわざ理由を調べる必要もないかなと思う。



一人暮らしのタイムリミットが残り2年を切った。いずれはあの実家に戻らなければならない。

一人暮らしを始めてすぐの頃は
一人で暮らすことの辛さ寂しさは分かっても
良さなんて全然わからなかった。

明日実家に戻る必要のある出来事が起きたら喜んで荷物をまとめて帰っただろう。


あれから四年以上が経った現在、
明日もし実家に戻らなければならない出来事が起きても

どうにかこの生活を守りつつ
実家の両親祖母を支えていける手立てがないか考えるだろう。


寂しさと自由を天秤にかけた上で
一人でいることを選べる人間に
いつの間にかなっていたらしい。


「一人でも幸せ」な私の爆誕。
おめでとう。


というわけで(?)
こたつも捨てます


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