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2.1.2謝る

まず親が謝る


「悪いことをしたら、謝りなさい。」はおそらく世界中ほとんどの国で、大人が子どもたちに教えていることだと思います。

ただ、大人ができてないですよね。
子どもに謝ることを教えたいなら、やっぱり、大人も悪いことをしたら、謝らないといけないですね。

絶対これだけは謝ると決めていること

私はよく感情的になって怒るタイプです。
しょっちゅう息子たちにキレてます。
でもこれに関して一つルールを決めています。それは、
「感情的に怒ってしまったときは必ずちゃんと謝る。」ということ。
直接言葉で謝ることもありますし、手紙を書いて伝えるときもあります。

でも正直簡単じゃないです。私も負けず嫌いだし、やっぱり親の威厳を保っていたいし。(そんなもの何の役にも立たないんですが。。。)
でも、でも、でも!やはり謝れる子になってほしいと思えば、自分から謝れる親にならなければな、と思っています。
本当は感情をコントロールできるようになるべきなんですが、私の場合、まだまだすぐにはできるようにならなさそうなので、ひとまず、「あ、今のはやっちまったな」って思ったら、謝る。これだけは守ろうと思っています。

謝りすぎる子になってないか

もう一つ、謝るということに関して気を付けていることがあります。それは、「謝りすぎる子」になっていないかということです。「謝りすぎる子」というのは、相手の顔色を窺って、相手に嫌われないようにしたいという心理が強く働いている子です。

長男の「ごめんなさい」で目が覚めた


我が家の場合、長男が幼稚園ぐらいからこれでした。

ちょっと床にパンのかすを落としただけで「あ!ごめんなさい!」
靴をそろえてなかったことを指摘したら「ごめんなさい!次からは気を付けます。」

「子どもを育てるのなら、きちんと躾をしなければならない!」というガチガチの呪縛にとらわれていた私は、ありとあらゆるルールを作り、息子がそれからはみ出た時には、毎回厳しい顔をしてため息をついていたのです。

ママを悲しませたくない一心で、必死で謝っていたのだろう当時の長男のことを思うと、胸がキューっと締め付けられるぐらい苦しい。
今思えば完璧主義だった当時の私の子育てが完全に反映されています。いわゆるまじめなママさんはこうなりがちなのかもしれません。

でもこの件があって「あ、これはまずい。」と気づくことができました。
こんな子育てがしたいんじゃない。
息子の「ごめんなさい」で、はっとしました。

親子ともに「ま、いっかぁ」で許しあえる方がずっと子育ても楽になるんですよね。いますぐじゃなくていい。いつかできるようになれば。そう思えたら少し楽になりました。

何のために謝るのか

謝るのは、「反省の意思表示」です。
そこには3つの要素が含まれていると思います。

①自分がやってしまった悪いことを振り返る。
②非を認める。
③「ごめんなさい」と相手に伝える。

通常「謝る」というのは主に③にフォーカスを置きがちだけれど、①,②のプロセスが本当は大切だということを親も子も心に留めておきたい。

つまり、「謝れる人間になりなさい」というのは、イコール「悪いことをしてしまったときは反省して、非を認め、それを相手に伝えられる人間になりなさい」ということなのでしょう。
口先だけで「ごめんなさい」と言うのは違うということです。

「とりあえず謝りがち」な次男

これ、我が家だけかもしれないんですが、次男が「とりあえず謝っとく」タイプでして。。。
たぶん怒られすぎなんですよね。私に。

「ごめんなさい。」の言葉の前に、(あぁ、またあいつ怒ってるよ。とりあえず謝っとくか。)っていう心の声が聞こえる。
まず、怒りすぎている私が大いに反省すべきなのですが、やっぱり「とりあえず謝っとく」が習慣化するとまずいな。って思っています。

なぜなら、謝るプロセスの①反省する、②非を認める、が欠落していて、ただ相手の機嫌をとるためだけに謝るのだったら、それは本当の意味で謝れていないし、本人のためにも相手のためにもなっていないからです。
もし次男が、「ごめんって言えばなんとなく機嫌直してくれるし、いっかぁ」で事が済まされていくと、本人は成長がない。
なぜなら、反省して非を認めるというのは、自分にとってはちょっと痛みを伴うけど、成長のきっかけでもあるからです。

だから本気で謝れる人っていうのは、めちゃくちゃ成長できる人ってことなんでしょうね。

とか書いている今も、検尿を忘れた次男にめちゃめちゃキレてしまい、謝ったばかりです。
全然成長しないな、私、、、。


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