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ゴールデンウィークの唯一の予定

毎年ゴールデンウィークになると1つだけ予定がある。

そう、田植え。

ゴールデンウィークは家族で旅行。そんなニュースをよくみる。ふ〰ん。

そんな中、自分は実家に帰って田植えの手伝い。

田植え機に乗る兄、苗を運び空いた箱を洗う私、そして司令塔の父親。この三人で田植えをするのが、実家での年間唯一の恒例行事になっている。

若い頃は、そんな田舎臭いこと面倒で嫌だった。

ただ、今年喜寿(77歳)になる父をみていると、あと何回この3人でできるかなとちょっと思う。

そして、田植えに詳しい父が指示しながら田植え機を動かす兄。それに合わせて動いている自分。もう3人ともいい歳なのに、幼少期の家族の関係性に戻ったようで懐かしさを感じる。

残りを意識しだすと、物事が大切に思えてくるのが世の常みたいだ。

「今年も田植えの手伝い面倒くさいなぁ、腰も痛くなるし。」と、実家に向かう前、妻に言った。

ただ、面倒くさいけど、嫌いではないんだよなぁと心に思っている自分に気付かされた、今年のゴールデンウィーク。


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