「今忙しい」かどうかは、何の用かによるのだが
仕事中、急に聞いてくる人っていませんか。
今、忙しい?
今、大丈夫?
今、ちょっといい?
完全に手が空いているわけではない。
ただ幾通かのメールの返信と今日中に修正すべきそこそこ重めの資料を抱えている今の状態が「忙しい」に値するかは判断が難しいところで、5分で済むなら別にいいけど、1時間掛かるんだったら今は無理。
そういう場合「大丈夫ですよ」と
即答するのは憚られます。
実務面もあるし
心理面もありますね。
用向きが雑談とか噂話とか悪口とかなら、しかも相手が大して話の面白くない上司だったりしたら尚、別に忙しくなくても、なんなら暇で一日中やること無くても、付き合うのは嫌。
ますます「大丈夫ですよ」と
気軽には言いかねます。
そもそも、この質問をしてくるのって
想像力に欠けている人が多い気がします。
本当に相手を慮っている人は
先に用向きを伝えると思うのです。
「会議始まる前に、この案件について説明しておきたいんだけど、今でも大丈夫?午後の方がいいかな?」とか。
「来週までに1時間くらい時間取ってほしいんだけど、今じゃない方がいいかな。都合のいい日程教えてもらえる?」とか。
たぶん「今、忙しい?」と聞くのは
「あなたの都合をちゃんと聞いてますよ」
という、単なるポーズです。
お為ごかしってやつ。
本当は相手の状況なんてどうでもよくて
自己保身の為の質問なのだと思います。
わたしの場合、よほどの急用なら間髪入れずに「お忙しいところすみません、○○の件でトラブルが起きまして…」と話し始めてしまいます。
この場合、相手に時間があってもなくても
今、報告する必要があるので。
急ぎでなければ
前述の通り具体的な用向きを先に伝えます。
だから、今いい?的な質問をすることは
わたしには無い。
…
ただ、わたしが気を遣う方向と
他者の方向が合致することは
ないと言っていいでしょう。
なんたって、他者ですからね。
だから、
今、忙しい?
今、大丈夫?
今、ちょっといい?
という質問が消滅することは
期待できません。期待してはいけない。
だったら、いざ聞かれたときの
質疑応答を考えた方が良さそう。
わたしの対処法は、こんな感じです。
とりあえず、困惑した顔をします。
「えっと…(困)」
そして
1時間は無理。
そして雑談に付き合う気はない。
という気持ちを、婉曲的に示します。
「まぁ…通常通りの仕事量ですが…
緊急ですか?」
社会は、正解のない戦いに満ちていますね。
皆さんなら、どうされますか。
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