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「同じくらい性格の悪い」という友愛

毎日のnote更新をやめてから、以前ほどは頻繁にnoteを開かなくなりました。
おかげ様で読書量が増え、それはそれで楽しい日々を送っております。

以前、ゼクシィのCMで「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」って、ありましたよね。

あれ、よかった。
ララってなった。心が、ララって。

noteがあっても楽しい
少し距離が出来ても、それはそれで楽しい

それが、理想ですよね。
人間関係もまた、そうかもしれません。

夫がいたら嬉しい楽しい大好き
でも、たまのソロ活も楽しい

というようなことで。

以前よりは間遠になったnoteですが、フォローしている方々の記事はホーム画面に上がってくるので、都度いそいそと拝読しています。

「本がひらく」という公式アカウントもフォローしているのですが、向坂くじらさんという方が連載を書かれていて、これがまた面白いのです。

更新されているのを見つけると、ヤタ!となって早速読みます。

ヤタ!というのは、喜びを表す「やった」を発語するのももどかしくなるほど慌ただしい気持ちを表現するときに用いる語です(今考えました)。

これ、連載が終わったら本になったりするのかしら。欲しい…

#01の友だちについての考察も実に秀逸で、ときどきウフフとなりながら読みましたが、また「なるほど!」と膝を打ったのがこの記事。

少し引用します。

音楽に詳しい知人の代表が、大学時代の悪い友だち、エスちゃんだ。わたしと同じくらいそそっかしくて、しかし同時に同じくらいこだわりが強く、同じくらいコミュニケーションが不自由で、なにより同じくらい性格の悪い、かわいい友だち。十年来の付きあいで、わたしの聴くアーティストの半分くらいはエスちゃんに教わった気がする。

「同じくらい性格の悪い」!

わかる…

性格の悪さって、だいたい同じくらいがちょうどよく感じますよね。

性格が良すぎてもはや崇高な人と一緒にいると自分が醜く感じられてきて、しんどい。

でも逆に、え?そんな捉え方する?というほど捻くれていて愚痴がLv.99の人だとそれはそれで心が荒んで、しんどい。

わたしは、というと
ときに穿った見方をするし
もっともらしい言説には疑念の目を向けるし
おかしいと思ったときは怒るし詰め寄る。

だからといってリア充爆発は願わないし
みんなそれぞれいい感じの距離を取りつつ
幸せであって欲しい…
でもアイツとアイツにはちょっとだけ
バチが当たってほしいと思う程度の
性格の悪さです。

そういえば夫も
1人だけいる友だちも
その辺り、同程度かもしれない。

↓そんな記事を前に書いてた。

趣味が合うとか
生活レベルが似ているとか
笑いのツボが一緒とか

一緒にいてストレスの無い、パートナーや友だちの条件的なものはあまた聞けども「同じくらい性格の悪い」というのは初めて聞きました。

が、実に言い得て妙だなと思うのです。

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