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休暇中に呑気な電話してくんな

わたしは度々noteに書いていますが、そもそも電話というツールが苦手です。

メールでいいよね?
急ぎじゃないよね?
チャットでもいいよね?
という案件で、わざわざ電話を掛けてくる人が理解不能なのです。

だって電話って、作業と作業を分断してきますよね。
こちらの状況は一切お構いなしで。
電話が掛かってきてしまったら、計画的に進めているこちらの手を止めて、否応なく最優先で対応しなくてはなりません。

これって、並んでいた列に割り込まれるのに、状況としてはかなり似ていると思います。

使用ツールが違う、というだけなのに、先に問合せをくれたチャットやメールの人を差し置いて、電話の人を優先しなければならないというのはとても、何と言うか、暴力的なやり方だよなと思います。

緊急、もしくは重要度の高い案件であれば致し方ありませんが、普段ほとんどのやり取りがメール、という方は割と緊急度が高い用件もメールで送ってくるので、早急に対応しなければならないことが複数重なっているときにホニャッとした電話が掛かってくるともう…筆舌に尽くしがたい。

電話は一対一なので、逃げる術がありません。
社内の人なら先方の話を遮って「ごめんなさい、何時までに返答しないといけない業務があって」などと説明することもギリギリ可能かと思いますが、相手が取引先の場合はなかなか、話を切り上げるのが困難です。

そういった無用な電話を、自分が掛けられたときは目に見えてイライラするのに、掛けるときは無自覚、みたいな人が特に、取り分け、なかんずく嫌いです。

先日、有休を取っていた夫の社用携帯に電話が掛かってきたのです。
休暇中なのを知らなかったのならともかく(調べろよとは思いますが)掛けてきたのは社内の人なので、通常なら携帯ではなく内線に掛けるでしょう。

だから、夫が休暇を取っていることを知っていて尚、わざわざ電話を掛けてきている、ということになります。
どんな急用?と思ったら「先週送ってくれた見積もりで確認したいことがあってさー」という内容だったそうです。

先週
送ってくれた
見積もりで
確認したいことがあってさー

は?

1)先週送った見積もりを、今日確認したの?という疑問。
2)休暇中なのを知っていて、なぜわざわざ電話というツールを選んだの?という疑問。
3)明日でよくね?という疑問。

夫はせっかく休暇を楽しんでいたのに、トラブルでも起きたか!と思って慌てて電話を取り、余りの「明日でよくね?」案件だったことに脱力し、魂を持っていかれ、尊厳を踏みにじられた気分になったそうです。
(…ここまでは言っていなかったけど、妻としての意訳です。)

でも、こういう暴力的なまでに配慮が不足している人との関係性が「会社の人」でよかったな、という気もします。

こういう人が家族にいたら、もしくは知らずにうっかりパートナーに選んでしまったら、さぞ、さぞさぞ、さぞさぞさぞ、言葉が通じなくて苦労することになることでしょうね。

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