見出し画像

休職で考えた障がい者雇用

実は、私は今休職期間中。

障害者枠で契約社員として、今の職場に入り、1年半ほど働いた。
気づいたら、同じ障害者の枠で働いている年下の同僚2人の世話係になってしまって、それを頑張り過ぎたせいで、ベースの精神疾患に上乗せする形で、適応障害の診断が下り、今に至る。

(2023年現在)この10月から休職が始まって、一応会社からの区切りで3ヶ月の休職を申請したので、体調が安定すれば、来年の1月に復帰の予定である。
もし、メンタルの体調が悪化すれば、主治医や会社と相談の上、対応策を練るが、今のところ一旦復帰を目指している。

色々と勉強して感じたことをメモ書き。その一部。



今はもう、11月の下旬なので、色々と逆算して、お世話になってる障害者福祉の職員とも相談した結果、今通院している病院のリワークデイケアが主治医の紹介で使う事が可能なので、そのデイケアのプログラムに参加して、リワーク(復職)に向けてリハビリをした方が良いだろうということで、そこに通い始めた。

リワークのプログラムは、確かに勉強になるし、自立支援医療に含まれるので、あまり自己負担がかからずに、自分のストレスをコントロールする技術を学べるので、悪くは無い。
知識は身につくし、デメリットより、メリットの方が多い。

けれど、私の中にモヤモヤがある。
そもそもの私の仕事振りは、殆ど問題点は無かった。あったとしたら、私が面倒見た同僚2人だし、その2人の問題点を本社の社員に相談したけど、
「あなたは、無理する必要無いから」
と、一言で片付けて、私の話をきちんときいて、具体策を講じなかった本社の態度の方がよっぽど問題だった様に思う。

なぜ、私が身を引くような羽目になったのか?
悔しかった。
けど、大きな組織に対して、たった1人の契約社員の立場なんてたかが知れてる。
私が、声を荒らげて文句を言ったところで、とりあえずはどうにもならない。無力だ。
悔しいけれど…

なので、復帰はする予定だが、転職することも考えながら、今、動こうとしている。

息抜きにした散歩道で見つけた街路樹


気持ちの中で“転職が決まるまでの辛抱”と、思えれば、少しは余裕が生まれる。
本当は、戻らないで転職できれば、ベストだけれど、収入面などの諸々の諸事情で難しいので、とりあえず、直属の上司とは仲が良く、人間関係で困ってるのは、同僚2人のみなので、上司に上手く間に入ってもらって、距離を置いて接することで、期間限定で乗り越えようと思っている。

実は、同僚2人については、直属の上司も困っていて、本社とかに相談してたらしいが、上司も
「無理しないで下さいね」
の通り一辺倒なことを言われて、手のかかる2人を本社から押し付けられている感じだった。

「障害特性だから理解してあげて」
みたいな、そんなニュアンスのことも言われたけど、じゃあ、私の障害特性については、考えてもらえないのだろうか?と、呆れたりした。

給与を貰って仕事をするのだから、必要最低限のことは出来ないのは、本来おかしい話だと思うのだけど?

そうじゃなければ、厚労省から言われている、障害者雇用の数合わせの為のお飾りなのだろうか?
と、疑ってしまう。
だとしたら、私はそのしわ寄せをくっているし、バカにされてる気がしてならない。

本社の本筋では無い仕事をしているであろうことは、なんとなく察してはいる。
だから、本社の社員がなんとなく、私たちのいる部署の問題について、二の次に考えているんだろうことも想像はつく。
だけど、私たちにとっては、ここは職場だし現場だ。私たちにもプライドはあるし、実際困ってるし、問題が起きている。
真摯に向き合ってもらえないなら、もう、この会社や社員の人達とは、距離を置いて行くしかない。

しわ寄せをくらい続けたままで、耐え続けられるほど、マスコットキャラクターでは居られない。

立場が下だからといって、いつまでもニコニコと会社のご機嫌伺っていられると思うなよ。

障害者雇用を、何か勘違いして、対策も講じない所に、いつまでもは居られない。
働く代わりは幾らでもいるかもしれないけど、私自身の人生を私以外の誰が生きられるというのか?

私は、何かや誰かの犠牲になる人生なんてごめんだ。

私らしくいる為に、私は生きる。

本当は、怒り狂って、殴りつけたい気持ちが渦巻くほど、悔しいけれど、そんなトラブルを起こしても、私自身が損するだけなので、穏便に立ち振る舞って、色々なものを利用していくしかない。

相手にできる最大の復讐は、自分自身が幸せに生きること以外には無いから。

でもいつか、そういういい加減な障害者雇用のシステムには、きちんとした当事者の言葉を掬いあげて、真摯に受け止めるような、真面目な人間が損をしないようなメスが入ることを願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?