自分自身で人体実験をしている。


双極性障害と診断されてはや1ヶ月、

精神科に月2で通い、薬も9錠飲んでいる。

この病気って言われて1ヶ月だけど

まだ自分がこの病気だと信じてはいない。
(諦めの悪い人間)

精神科の診断方法って
自分と周りの証言と先生の判断やから

実質取り調べだと思う。


触診もないんやで。
杉田玄白でも大奥の青沼さんでも黒木さんでもするわ。

脳波で測れる光トポグラフィー検査もあるけど、あれ保険診断で9000円もする。


もうほぼ1万円やん。
5500円からはもう1万円みたいなもんやぞ。

こんなにブーブー文句垂れてるけど、
薬飲み始めて良い変化もあった。

1つは眠れるようになったこと。


診断された日の初日、

前の病院から処方されたデエビゴ(眠剤)を飲んだ日、

薬を盛られたように(実際飲んだ)

手刀で首トンされたみたいに

眠れた。

だけど、悪夢しか見なかった。


現実的な悪夢。
夢と現実が混ざるような。


私が音楽家だったら魔王並みの神曲作れそうな悪夢。

デエビゴはもう飲みたくね
あと半夏厚朴湯も(顆粒)

そこの先生とどうも合わなくて、病院を変えた。

変えた先の新しい先生にも
『僕も双極性障害と診断します』
って言われた。

2人に診断されたらリーチやんけ。

ただ、前の先生の薬の合わなかった理由とかを1つ1つ丁寧に説明してくれた。

診てもらうくせにお医者さんの文句やら言うのは罰当たりやけども、

誰に診てもらうかってのは結構大事だなと思った。

チョロいからすぐ信頼してしまった。

薬を変えてもらって、
すぐに安定期的なものに入った。

心が穏やか。

そして何より午前中活動的。
家事とか大掃除並にできるようになった。

ピアノも前より弾ける。
絵も調子がいい。

前は攻撃的で自堕落な夜型人間だったのに。
すごくいい方面で変わった。

しかしいい事ばかりでは無い。
夜になると大きな焦燥感に包まれる。

風呂に泥棒でもしているかのように慌てて入り、
髪ケアも顔ケアもせずに上がり、
急いで寝なきゃ寝なきゃと布団に入る。

ざわざわ…
そわそわ…
もやもや…

いろんなオノマトペが自分の中に流れる。

しかし、このままでいいはずがない。
毎回泥棒未遂入浴はなかなかきつい。



私は自分で自分の人体実験をした。

食後の薬を寝る前1時間前にした。(勝手に)

用法守れや。

ただ薬を飲むのが遅れた時の方がそわそわが無かった。(偶然の産物)

ただ用法を守っていない違法服薬のため、不安もあった。

謎の不正出血も長くあったし。

いつもの予約を早めて、先生に相談した。

そしたらその飲み方でいいよ〜と言われた。

なんなら寝る前でいいよ〜とも言われた。

ええんや。

不正出血については、飲んでるラツーダ1錠(抑うつ)が関わってんじゃねとのこと。

今ある分を半錠にしてみてくれやと言われた。
(スプーンでできるらしい。)

聞けば不安も解消される。

自分の体のことなのに、

他人に言われんと何も分からない。


薬を毎日飲むようになって思ったことは

服薬とは自分を自分自身で人体実験することであるということ。


1週間調子が良くて大丈夫でも

2週間目からなんか崩れ出す。

安定したと思ったら

すぐだめになる。


人生か。(タカトシ)


身体ってやっぱり細胞なんやなとつくづく思う。

耐性って言うのかしら。

体調はだいぶ良くなってきた。

人にも優しくなれるようになった。

希死念慮もほんの少し薄まった。
醤油がポン酢になったレベルだけど。

とにかく薬で落ち着いてきた。

これからどんどん薬が減っていけばいいと思う。

良くなってきたらどうしようか。

治ってきたらどうしようか。

後で困ればいいか。

ぼのぼののアライグマくんも

『後でこまることをなんで今困るわけ?』
『後で困るんだったら後で困ればいいじゃねぇか なんで今こまるんだよ だろ?』

ぼのぼの1巻18話より


って言ってぼのぼののことボコスカ殴ってたし。


私もアライグマくんに殴られ、蹴飛ばされながら毎日を過ごそう。


では、今日はここまで





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