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薄っぺらい二人

ママ友という言葉はいつからネガティブワードになったのだったのだろう?

私は子育てをもうすぐ終えようとしている。
子供達は下の子も法の下では成人した。
今現在、ママ友はいない。

私の勝手なイメージではあるが子供が生まれて、公園デビューがあり、幼稚園や保育園、小学校、中学校、ここら辺まではママ友という人達と付き合っていた気がする。

ちなみに私の定義するママ友とは
子供あってのお友達であり、子供がいなかったら付き合わなかった人であり、嫌いではないがお互い微妙な距離感で、でも子供のためにお付き合いをする。というもの。

子供繋がりだけで、無理をして付き合っていた人達とはまあ切れる。

子供の卒業式で微妙な関係のママ友に
「ありがとうね、今まで」と言われて、あー、もう会うきないのね~と思った。

「ありがとうね、また近々」じゃなかったの で

案の定、全く連絡はとらず。

幼稚園の時にじゃんけんに負けて本部役員をやったときは、本当に色々な考えのママ達がいて腰が抜けそうな位驚く事もあった。

自分の常識は時に的外れであることを思い知らされた

子供のために絶対譲らない強い意見を持つママ
何でそんな怖いのよーみたいなママ
ガンガン意見をぶつけられて、はいこちら検討しますーとか言いながら内心恐ろしいと思っていた。
子供が幼稚園位のママって一番母性が強いのかな?
と思うくらいだった。
育て方に自信がある人もそうでない人も
子供を守りたいという気持ちは一緒なので黙っていてもオーラがある。
早く卒園させてぇーと思ったものだ。

他のママ友の中には節約の話のみ!の人もいた。ずっと節約、節約。
うちも節約していたし興味もあるけど、
もっとこう趣味の話とかさ!ないの?趣味が節約かぁ!と意外と疲れた。
あとは子供の話しかしない人。
もっと自分達の話をしようぜ!と思ってそっちへ持っていこうとするのだが、結局子供の話に戻るので、ついていけんわ
と思った。

そういう人達とはまあ会うことはなくなって世の中コロナに振り回される時期でもあったからママ友という人達とは完全に連絡をとらなくなった。

下の子の時に幼稚園も一緒で小学校も一緒に上がったAさんがいた。子供が小学校中学年辺りから、子供連れで食事したり遊んだりしていた。
中学校も一緒だったので行事前によくランチをして
子供の学校の人間関係や受験の話をした。
時に自分の話も織り混ぜながら。

このAさんとは色々な話をしたけれど、お互い保身に走っていた部分もあったと思う。


Aさんとは時々連絡を取っていて仕事中にバッタリ会ったり、子供達も高校生になっていたのでラインで近況報告をしていた。

ここ一年の間で飲みに行こうとなって二回ほど飲んだ。
ちなみにAさんのラインの文面があまりに他の人と違うので、興味津々ではあった。

何回か読まないとわからないようなもの。
文章が組み立てられていないとか言うことではなく、
大真面目にふざけたことを書いてきた。

例え話も意味が全くわからないので会ったら聞こうと思っていた(笑)
ちなみに育った地域は違うが同級生だ。

A「昔からなのよ、何言ってるかわからないって言われてたの。例え話もよくわからないって」
私「そこがまたいいんだよね。
何か書くのとか得意でしょ?書いてみたら?読ませてよ」
A「うーん、書けるかもしれないけど、オカマには読んでほしくないのよ。」
は??オカマ?

なんこれ、私は分かりすぎて大笑いしてしまったのだけど、
おんなじだ。オカマの(オカマでいいんだよね?言い方合ってる?のかな)
あの人らの洞察力と観察力って人の事を一瞬で見透かす。
人生観まで当てられてしまう。欠点もズバッと言われたらひとたまりもない、
占い師より信用しちゃうかも。

確かにオカマが私のこのnoteを読んだら
「あんたの人生薄っぺらいわね、何か他にないわけ?」
とか言われそう!
ばれる。

A「オカマの友達ほしいんだよね」
そんな話、よくランチしてたときには聞いたことがない。
お酒の力もあるだろうが。

居酒屋で久宝瑠璃子の【男】が流れた。
スゴい歌詞だ。

1990年代のヒットパレードが流れている。

大事MANブラザーズバンド
CHAGE&ASKA
酔っぱらってきて、懐かしい~しか言えなくなってくる。
A「私バンドやってたのよ。それで、この間娘が好きなバンドのライブ、娘に付き合って行ったんだけど」
私「どうだった?」
A「なめんなよって思った」
笑う。
A「真面目にやれよって」
私「脱力系?」
A「わかんなーい」
バンドには厳しい様子(笑)

A「歌詞を聴いても意味がわからない。もっと真正面からぶつかってこいよって。」

最近の歌は切なくて暗くて遠回し系が多いからかな?

本人に聞くのを忘れたけど叫び系女ロックバンドとかだったのかな。

話さなければわからなかった。
佇まいは真面目なのに、そうじゃない部分が見れて嬉しい。

A「すっごく深そうな人間に見られるけど浅い浅い。薄っぺらいのね」

薄っぺらいの上等。

会計をして、いい年したオバサン二人が、駅の線路沿いを歩く。
A「若いっていいよねー。カラオケ行っても下の床歩いたことないもん。」

私「ソファーの上で踊り狂ってた系?ずっとはすごいわ!あの頃に戻りたいとは思わないけど、やり直せたらいいなって部分はある。」

A「推しがいるっていいよねー、私も欲しい」
私「降りてくるもんだからね。ある日突然ね」

トレンディドラマの主人公みたいな歩き方!
の物真似!とかやりながら、私達はきゃっきゃっ笑って、じゃまた!とわかれた。

ママ友というパブリックイメージが
あまり良いものではないというのは大昔の話なのだろうか。

私の定義するママ友とは
子供あってのお友達であり、子供がいなかったら付き合わなかった人であり、嫌いではないがお互い微妙な距離感で、でも子供のためにお付き合いをする。というもの。

だから彼女はママ友ではない。友達だ。

最近本を読んでいないし、映画もみていない。少しずつでも読んだり観たりしよう。

時々薄っぺらい話を吐き出しにこれからも居酒屋集合したい。

それではバイナラバイナラ

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