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迷信オンザ迷信はやめよう

迷信から 新たに生まれる迷信って めんどうくさい。

五月人形を片付けるタイミングを逃した。

5月5日の子どもの日は遥か過去のこと。

子どもの健やかな成長を祝うなら、年中だしておけよ と思う僕の心は荒んでいるのだろうか。

早く片付けないと 思ってしまうのは、ひな人形の迷信に引っ張られているからだ。

3月3日のひな祭り。

5月5日の端午の節句の対となる行事だ。

ひな祭りは一般的には女の子のイベントだろうか。

ひな人形を飾る。

五月人形に比べて最大規模のスケール違う。

これはひとりの男としてはさみしいが、男の子の親としてはありがたい。

そんなひな人形は3日を過ぎればすぐに片付けないといけないという。

早く片付けないと娘の婚期も遅くなるというのだ。

そんな理不尽な。

そもそも ひな祭り自体が迷信というか風習というか、してもしなくても気持ちの問題なのに。

その迷信にもうひとつ迷信を乗っけている。

そんな謎ルールで いそいそと片付けるなら、はじめから出すな と思う僕の心は荒んでいるのだろうか。

大昔、女の子の婚期が遅れるというのは さぞ一大事だったのだろう。

でも現代はどうだ?

晩婚化は進み、生涯未婚率も上がっていると聞く。

いつまで昔の迷信に付き合うのか。

いや、まて。


もしかして晩婚化や生涯未婚率の上昇は、ひな人形の迷信を信じずに4日以降も出しっぱなしにした家庭が多かったことが原因か?

僕みたいな迷信を小馬鹿にして信じていない人間が原因か?

昨今の晩婚化などのデータを見ると、あながち迷信と言い切り 無視することはできないのかもしれない。

この迷信オンザ迷信の謎を少し考えてみよう。

なぜ ひな人形を片付けないだけで婚期が遅れるのか。

片付けが遅くなるということは、その家は計画性が無い家庭という可能性がある。

世間体的にひな人形は飾らないといけない。

だから渋々 飾る。

でも計画性が無いから飾ったら、ひとまず仕事は終了だ。

あとは面倒臭くなる。

そして片付けない。

そういう家庭で育った子どもはどうなるだろうか。

反面教師で規律に厳しい人間になるか、親同様に計画性のないだらしない人間になるか。

どちらも結婚には不向きなタイプといえる。

婚期が遠ざかるのもうなずける。

うーむ。

全然 説得力がない。

結婚するまではそんなに本性はバレない可能性が高い。

よくいう結婚したら豹変する というやつだ。

恋人から配偶者に変わる瞬間。

だから ひな人形をすぐに片付けない事で離婚率が上がる とかならまだ説得力がある。

とにかく迷信に迷信を乗っけるのはやめよう。

意味不明なビジネスマナーのような複雑怪奇なルールやマナーは不要だ。

みんなスキに生きよう。

ひな人形を飾ってもよし、戦わせてもよし。

バラバラにして合体させてもいいだろう。
※自己責任でね。

ひな人形をすぐに片付ける の他には

夜中に爪を切ってはいけない

夜口笛を吹くと蛇が来る

お墓で転んではいけない

霊柩車を見たら親指を隠さないといけない

などなど迷信が有名だ。

子どもの頃 気にしていた人も多いだろう。

でも大抵の迷信は現代社会からは縁遠い存在となっている。

無形文化財として保護するならわかるが、これはこういう迷信だからそうしなさいとか言っちゃう人がいたら 少しやばい。

時代錯誤という奴だ。

昔はこういう云われがあったと受け継ぐ程度にしよう。

さて、5月人形はいつ片付けようか。

翌年の5月まで出しっぱなしだと、もっと健やかに成長するという迷信をオンして片付けなくてもよくしようか。

迷信は使い方によっては 意外と便利かもしれない。

悪用厳禁だよ。

ではまた。

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