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3.ブルーノ・マーズのライブに行って

これが「世界標準レベルか」というのを目の当たりにすると、歌の勉強やってるなんて言ってすみませんでした。って思った。音楽やめたくなった。

一流の、本物のスターってのは、派手な衣装とかステージなんていらんのね(レーザービームとかはあったけど)。あの人らにとっては東京ドームのステージも歌い慣れたロスのライブハウスも同じ。
ほどよく力の抜けた圧巻のパフォーマンスだった。気張ってないの。ふつうなの。いつもどおりなの。

圧巻のステージを見せつけてくるっていうよりは、一緒に遊んでいるっていう感じ。こちら側にめちゃくちゃ寄り添って楽しませてくれました。

ブルーノ氏、歌える、踊れる、ギターもピアノもできるんだぜ。神は才能を与えすぎ。同じ歌の勉強してる友達と公演を観に行ったのですが、2人とも開いた口が塞がらないというか。

楽しくて一緒に歌っちゃう場面ももちろんあったんだけども、驚異的なステージングに圧巻されて(なのに本人は楽しんでいるだけ)、それが世界では普通レベルっていう現実を知って、オーマイガっ!って感じでした。

私たちが日本のエンタメを危惧するなんてもちろんおこがましいのですが(日本と世界とでは求められるものも違うので)、ますます世界から置いて行かれてるなと思ってしまった。おこがましいのですが!

精度の高いものっていうのは、見ていて引き込まれるというか。よく思うんですが、簡単そうにみえるものほど、やってみるとめちゃくちゃ難しいもで。簡単にできないことを簡単にやってのけるから彼らは一流なんですね。

とにかく、チャーミングで明るくてかわいくてかっこいい。一緒にツアー回ってるであろうコーラス隊だけで単独ツアーできるだろレベル。プレイヤーさん達も全員やばい。やばいという言葉でしか衝撃を言い表せないのがつらい。

世界レベルの音楽に浸れてとてもいい夜だった。どの曲が良かった、とか選べない。全部、良かった。2024年1月の出来事でした。

歌も小説も精進したいですね。
新作は歌に関わる小説です。お楽しみに。