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”わたし”のこと。SOGIESCについてまとめたノート

はじめまして、みてつゆと申します。
いちばん初めの投稿をするにあたって、さいきん気になっている診断があるので、今回はそれについてお話ししようかなぁと思っています。
anone, https://anone.me/ というサイトを使ってみました。

拙い文章ですが、生暖かくお付き合いいただければ幸いです。

いまのわたし—SOGIESC


漠然とした不安:性的指向、恋愛指向

不安…というのも少し違うかもしれないけれど、長い間「自分って何??」と考えていたんです。

数年前から周りの子が「彼氏ほしい」とか「好みのタイプは~」とか話していたり、某アニメや某漫画などでキャラが「恋人いない歴=年齢」といじられていたりするのを見て違和感をもっていました。
彼氏ないし恋人(が存在すること)に重きを置いている人の気持ちが分からなくて、正直「くだらない人たち」とも思っておりました(ほんと失礼)

(いまは下宿生ですが)実家にいた頃は両親から結婚や彼氏の話を持ち掛けられることが度々あり、それも相まって『(恋人ができないのは)わたしが悪いのかな』『早く彼氏を作って親を安心させないとだめかな』と考えることも少なくなかったです。というか今もたまーに思ってる。

女だけど女なのはヤダ:身体的性別と性自認

これまた乱暴なタイトル付けですね。

後述するanone,によると、みてつゆは”シスジェンダー”という診断結果が出ました。身体的性別と性自認(こころの性別)が一致しているジェンダーですね。

たしかに生まれてから20年ちょい、「○○ちゃん/さん」という呼ばれ方に何の疑問も持たなかったし、「女の子なんだから~~であれ」という言い分にも(現代社会的には問題ありですが)ある程度は素直に従ってきました。
可愛い服やバッグ、スイーツ、カシオレ等々、いわゆる「女の子っぽいもの」が好き。ライブがあったら「可愛いわたし」の格好をして大好きな人に会いに行きたい。

けれど、なんか「女である自分」があんまり好きじゃない、不思議な感覚に苛まれる今日この頃なのです。

anone,に聞いてみた:診断結果を通して

さて、これまでを踏まえて、本題に入ります。
診断の結果は図の通りです。

anone, 20221005

上から順にみていきましょうか。

ジェンダーについて


まず「体の性とこころが一致している」、これは先程フライングしたものですね。”シスジェンダー”です。
個人的には’一応’シスだな、と思っています。
というのも、やっぱり「女である」という気持ちが100%ではないいんですよね。
大部分は女で、女というイレモノの存在は認識しているけど、本当に女なのか?と聞かれたらそうじゃない可能性がある乃至は高いというか、そんな感じです。

ただ、「男ではない」ってことはハッキリ分かるんです。…多分。男じゃなければ女だという価値観が(やや)古いことに関しては割愛しますね。
しいて言うなら「無性」がちょうどいいかも。女性ところにより無性(?) そういう意味でいけば、”デミジェンダー”のほうが近いかなと思っていたりします。

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ところで’デミ’で思い出したんですが、’デミグラス(ソース)’と語源は同じなのでしょうか。たくさん具材がある=性別が複数ある、的な。この記事を書いている午前10時すぎ、とってもお腹がすきました。早くお昼ごはん食べたい。
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恋愛感情のあれこれ


話を戻します。
「恋に性別はいらない」、これは”パンロマンティック”。
「強い信頼関係で恋に落ちる」、こちらは”デミロマンティック”のことですね。

”パンロマンティック”とは、「好きになる相手は性別を意識しない」ということだそうな。”バイ(ロマンティック)”が「男女両方が恋愛対象である(性別を意識する)」のに対し、こちらは相手の性自認や身体的性別によらないのですね。

つまり、というか個人的には、相手の身体的性別が男性で性自認が女性なら「女性とお付き合いする」となるだろうし、その逆もしかり。(逆?) もちろんQでもXでも同じです。

”デミロマンティック”とは、相手のことを深く知った時に初めて恋に落ちるタイプで、一目惚れと対極の位置にある恋愛指向。
先程のデミグラスソースの話をもってくると、充分煮詰まることが必要なんですね。(※語源は知らないです) オナカスイタ、、、

診断結果に直接は書かれていませんが、”アロマンティック(Aロマンティック)”というのも少し当てはまる部分があるのかも。これは「恋愛感情をもつことがない」というもので、冒頭で話した「彼氏が欲しい人たちに疑問を持つ」経験がそれです。

中学生の頃、当時好きだった子に割と最低な振られ方(ここでは触れないけど本当に最低)をされてから人を好きになるのが怖くなり、それが現在のAに通じていたりするのかな?なんて思うのです。

友人との会話(主に飲み会)の中で「気になる人居ないの?」とか「好きな異性のタイプは?」とかの話題になり、『好きな人っていう感情が湧かない』と返すと決まって「まだ恋愛を知らないだけ、いい人見つかるよ!」なんて言われます。いや知った上での結論(仮定)なんよ。飲みの席で野暮なことは言わんけど。
そもそも’異性(のタイプは)’と限定せんでも…とも思うけどそれはまあ、置いときまして。

相手のことを知れていない(デミ)からなのか、恋愛そのものが重要じゃないと思う(A)からなのかは分からないけれど、恋愛って何なんだろうなぁ…と考えている次第。そういう意味では、「まだ(自分なりの)恋愛を知らない」こともあり得るな、っていう仮定が心の中にあったりします。

性的指向のこと


そろそろ次の項目に移りましょう。お話しするのは性的指向です。

「体のつながりに性別を気にしない」、これは”パンセクシャル”。
「強い信頼関係が愛になる」というのが”デミセクシャル”。
奇しくも恋愛指向の結果と同じようになりました。

”パンセクシャル”のほうは、相手の性自認がどうであっても好き合うのには関係ない!という話。前述のとおりですのでこれ以上は省きます。

”デミセクシャル”も前述のとおりですね。いわゆるワンナイトとは対極の関係です。
深ーく知ることで愛に発展するから、「共通した身的特徴に惹かれることがない」ということも特徴なのだとか。言われてみればこれまで好きになった人は、背が高かったり低かったり、キツネ目だったりタレ目だったり、ムキムキだったりモチモチ(?)だったり……特定の体型や顔のつくりを追うことは無かったですね(今となって分かる)。

あと、”リスセクシャル”も部分的に当てはまりそう。「体のつながりをもつことや性的な話が苦手」という特徴があります。わたしの場合、その人との関係性(ただの知り合いか恋人か)にもよるから、デミ成分がやはり強いのでしょうね。

もうひとつ余談で、性的指向の一種だと知ってめちゃくちゃ驚いたのが”サピオセクシャル”、相手の知性に惹かれること。
会話や文章の中での言葉選びにキュンキュンする、頭の切れる一面にセクシーさを感じる、理想のデートスポットは図書館や美術館……知れば知るほど当てはまってるんです。
自分の在り方や好みを全てカテゴライズし名付ける必要は必ずしもあるわけじゃないのですが、これに関しては名前が付いた途端、急激にすっきりした気がしました。

わたしがあらわしたいもの


ようやく最後の項目、SOGIESCの性表現に関してです。
「男性でも女性でもないアイデンティティ」、”ノンバイナリー”でした。

服装や使う言葉に性別のこだわりがなく、良いと思ったものを取り入れる人のことを”ノンバイナリー”と呼ぶのだそうです。anone,では”ジェンダーインクルーシブ”とも表現されていました。

ブランドで言えばaxes femmeやHoneys、ジャンルで言えば令和浪漫やロリータなど、可愛いものに惹かれがちだし、ユニクロの花柄のワンピースに一目惚れして値段を見ずに買ったこともあります(安くて助かった)。
でもそればかりじゃなくて、パーカーに黒スキニーもよく着るし、ユニセックスの服も好き。メンズ物だけど気に入ったから買っちゃう!ってこともあるんです。
言葉遣い関連だと、「’(直感的ではなく)理論的に突き詰める’ことをしがちだね」と恩師に称された(?)経験があります。この思考回路は男性的だとしばしば言われますね。

そんな風に、その時良いと思ったものに触れることに重きを置いているのかも。

「じゃあ前の項目で散々言っていた”デミジェンダー”って何??」と思わなくもないのですが、きっと

いまのわたしは”シスジェンダー”乃至は”デミジェンダー”で(一応)納得していて、
こだわりそのものは”ノンバイナリー”でありたい

ということなのかもしれません。わざわざ太字にしたくせに着地点が著しく不安定ですね。
一つ言い訳をするなら、性別がグラデーションであると例えられるように、どこか曖昧なところがあってもいいんじゃない?って思うわけです。カテゴライズしたい箇所はすれば良い、分かんないままでも良い。そんな感じで時々anone,に相談しつつ、自分に寛容…というか甘やかしちゃおうと思います。

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あとがきのようなもの

自己分析(?)とanone,の診断結果はこれでおしまいです。

思っていることをそのまま書き連ねたのでてんやわんやでしたが、いかがだったでしょうか。まだまだ勉強不足でお恥ずかしい限り。

こうしてお見せしただけでも相当数のSOGIESCがあって、わたしとは違うSOGIESCも勿論たーーくさんあって、さらにその組み合わせも様々で……。あらためて、「これが普通」なんてないんだと実感します。というかわたし自身「普通じゃない」寄りですし。おすし🍣
自分のあり方や好きなモノ・コトと上手く付き合っていけたらなぁ、と考えてます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
誰かの参考…とまではいかずとも、「こんなやつもいるんだなぁ」くらいに気に留めてもらえると嬉しいです。


































































































































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