見出し画像

【うつ】どん底から抜け出してやっとおかしかったと気付く

こんばんは。わたしは今日久しぶりに趣味のオフ会に参加して帰ってきました。久しぶりにとても楽しい時間でした。
つい2週間前までは1日のほとんどを寝て過ごしていたのに、今日はオフ会メンバーと一緒に何軒もお店をまわって楽しく会話ができました。

うつの時は寝ているのか起きているのかもわからず、昼か夜かもわからず、身体が動かず、お風呂にも入れず、ただの物体となって横になっているしかできませんでした。
それでも、必死で精神科に向かってちゃんと毎週通えているのはわたしの大進歩です。昔のわたしなら、毒母の介入があった過去から、医者に何言っても無駄と思っていたでしょう。それでも、現状を変えなければと思ってきちんと受診したこと、困っていることや自分の意見を頑張って伝えて薬を出してもらったこと。どれも自分で自分を誇りに思います。
大好きなお洒落も、服装のコーディネートを考えるのも、友達とLINEしたり電話したり遊びにいったりするのも、それをしたいとは全く思えませんでした。むしろ、そんなことが何になる、とまで思っていたくらいでした。
うつはそういうものです。心の風邪なんて言い出した愚か者がいたら膝詰めでうつの何たるかについて説教してやります。言い換えるならば脳の大怪我、大事故、大手術でしかも後遺症が残りやすいし治っても痛みが続くしまた発症しやすいという厄介な病です。そんなの、絶対安静と療養が必要ですよね。
脚を骨折したひとに歩かせますか?車椅子か松葉杖ですよね。なのになぜ、脳が壊れたひとに仕事を辞めるかいつまでに戻るか考えさせるのはいいのでしょう?おかしい話です。

やっと、元から好きだったメイクやお洒落が楽しいと思えるようになりました。仕事に無理やり行っていた頃から、大好きだったことをしても全部無意味だと感じてしまっていました。それはレッドカードだよ🟥と友人たちに言われても、でも3月までは頑張ると言い続けて働いていたら、身体と脳に限界がきました。わたしは過眠・過食・過度な飲酒が始まったおそらく半年以上前からうつ状態にあったのでしょう。
うつの恐ろしさは、渦中にいるときには気付かず、やっと這い上がれたときに、あれは異常だった、おかしかったとわかるところにあります。うつではなく精神病=脳病の全てに言えることかもしれません。

初めて起き上がれなくなった高校のときのうつ状態に比べれば、今回は深刻ではなかったです。毒親と離れられたことや受験のストレスから解放されたこと、また、ADHDであることの自覚と開き直りができていて、原因になった職場が明らかにおかしいことを周りも知っていたからだと思います。うつになりやすい傾向のある厄介な脳みそを持ちながらもそれを隠して生きていかねばならないことを思い知りました。

抗うつ薬のトリンテリックスの効果はじわじわときたのであまり自覚がありませんでしたが、ストラテラを飲んでからというもの、頭の覚醒度が段違いです。わたしの前頭葉はドーパミンとノルアドレナリンがめちゃくちゃ足りてなかったんやなぁと実感していました。これは障害だわ。まるで1日の長さ・充実度が違う。わたしたちが薬を飲むのは、足りない物質を補うためであって、決して楽をするために飲むものではない。

今までこんなに覚醒してないぼんやり頭でよく普通のひとと同じように過ごしてこれた。偉すぎるしかもうつになるまで自分に鞭打って努力して。よくやっているよ、わたし。

ストラテラが効いてくれているうちは、もしかしたら今の40mgより量を増やしながら、調整していくことになると思う。このまま仕事に戻って行けそうな気がして、今の気分を書いてみた。

次に働くならどんなところがいいだろうか。
明日は過去2ヶ月寝たきりの引きこもりでお世話になりっぱなしだった布団を干して、羽毛布団と毛布と枕もコインランドリーで洗って乾燥させてさっぱりしよう。心機一転。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?