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【PMS】【PMDD】発達障害とホルモンバランス

精神的にも身体的にも生きづらさでお悩みの女性発達障害当事者の方向けに書いています。

まず、PMSとPMDDって何?というところから。PMS:月経前症候群<PMDD:月経前不快気分障害というかたちで、PMDDのほうがPMSよりもさらに重症・深刻というものになります。
定型発達の女性であっても苦しい生理前のイライラや過食が、発達障害持ちの女性にはさらに重く辛いものとなってのしかかってくることが多いのです。脳内の神経伝達物質が少ないことが原因でホルモンバランスも乱れやすいという関連があるとこのこと(勉強不足ですみません、後ほど詳しく調べなおします)。

ADHD当事者のわたしも、生理前1週間と生理中10日間、計2週間以上とても体調が悪くなるのが当たり前であり、自分はただの生理が重いひとと思い込んできました。
わたしは12歳から大体30日周期ほどでやってくる常に重い生理痛(冬は冷えてさらに酷くなる)、その時期前後のイライラ、過食、眠気と戦い続けてきました。
17歳で見逃されていたADHDだと診断され、PMSやあまりの生理の血の多さ・出血が夜用ナプキンでも漏れてしまうくらいの量が10日も続くことから20歳で低容量ピルを飲み始めるまでずっと苦しんできました。こんな辛い思いを毎月しなければいけないのか!という怒りから、女性に産まれたことを後悔した日も、実はかなりありました。

現在はピルを飲み始めて4年ほど経ちます。かなり落ち着いてはいますが、それでも生理の1週間前からの食欲増加がひどくこれでもかというくらい食べて気持ち悪くなったり。おそらくストレスによる不正出血もけっこうあります。
ピルは合わないと吐き気や頭痛がするということもあるそうですが、わたしは最初から飲んだらかなり出血が減り、気持ちまで穏やかでいられるようになって感動したのを覚えています。
ただ、段々とピルの中でも体に負担の少ないものから始め、それでも効果が見られず少し強いものへと切り替えるということは何度かしています。強い薬が必要だったくらい、わたしの生理にまつわる不調は酷かったんだなと改めて思いました。

生理痛だと甘くみずに、婦人科に行ってみてください。レディースクリニックは配慮がたくさんなされているようで、ピルも飲みなれてきたら郵送で購入できたり、半年に一度血液検査をする程度でそこまで通院は負担にならないはずです。
わたしが中学・高校の頃にピルを飲めていたらもっと明るく、元気で色々なことにチャレンジできただろうなと思うととても悔しいです。

わたしの母は、ピルを飲みたいというとはしたない、そんなもの要らないでしょと話も聞かずに拒絶しました。付き合っていた彼氏にも、わざわざそんな薬飲まなくていいのにと言われたこともあります。それくらい、生理が健康を害することを知らないひとや、避妊効果も側面としてあるために下世話な想像をするひともいます。あまり進んで周りに言う必要はないと思いますが、そんな声に惑わされず、一度、婦人科にかかってみることをほんとうにおすすめします。

10年前に戻れるとしたら、わたしは真っ先に中学時代の自分、ピル飲んで!あとADHDの検査受けて!っていいます。人生に悪影響のあるものの芽は早めに対策して摘んでおくに越したことはありませんから。

生理でイライラしちゃう、食べすぎちゃう、貧血ではないけどふらふらする、お腹が痛くて動けなかったりする、低血圧で生理前起きられない。
こんな症状で悩んでいたら、真っ先に婦人科に行って相談してみてください。わたしとの約束ですよ。


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