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抗うつ薬格闘記①(ルボックス、イフェクサー)

ご無沙汰しています。
わたしは変わらず休職中の身ですが、過眠の日々が続く中で更新する気力が湧かないくらい気持ちが弱っていました。
1日15時間くらい、起きていられる日でも12時間は、成長期の子供か?というくらいにこんこんと眠りこけています。
一般的には、うつ=不眠、というイメージかと思いますが、私は毎回うつ状態と過眠はセットで起きます。ADHDゆえに元から脳の覚醒度が低いことに加え、新型(非定型)うつ、冬季うつ、と呼ばれる症状に当てはまるところが多いと思っています。

近頃の変化といえば、クリニックを勤務先の近くから家の近くに移し、それと同時にしっかり治していこうと説得してくれる信頼できる先生にお世話になる覚悟をしたことくらい。

メンクリはほんとに主治医との相性がとても大事です。ギリギリの状況だったため休職するためだけと割り切って当日予約ができるクリニックでその日のうちに診断書をもらったのですが、そこでは初見の非常勤講師(※40歳前後の男性)にやにやと笑った顔で開口一番、

「ADHD診断済みなの?全く見えないよ?
薬はストラテラなら出せるけどコンサータは無理だねぇ〜
いま接客業??なんで発達障害なのにそんな一番苦手なところ選んだの??希望の配属じゃなかったの??」
と言われかなり凹みました。精神科医は年齢や学歴ではなく精神疾患や発達障害への理解の深さ、それに対する個人の考え方やモラル、価値観が大事だと心底思います。

ただでさえ、頑張りすぎて弱ってしまった方が勇気をふりしぼって行動したのに、医師に傷付けられてしまうのは非常に許しがたいので、この辺りのクリニック選びのコツも後でまとめて記事にしたいです。ただ、運の要素も大きいのが医師との相性だと感じます。

それはさておき、投薬を含めてじっくり自分のメンタルを守っていこうと覚悟をしたのですが。

私は6年前の治療で起きたこと、つまり自分の薬への反応しやすさをすっかり忘れていました。
反応しやすさ、敏感さというのは、効果だけでなく…副作用もわかりやすく出てくるのです。

(むしろメンタルの薬に関しては合う合わないの個人差が大きい。効果は出なかったり、出てくるのにも時間をかけて徐々に現れてくることが多い。しかも大抵の副作用は服用してからすぐ出るのに、肝心の効果は数週間飲んでみないとわからない、というものなのです。)

つまり、ある程度の時間と薬のお試し料金がかかってくるということ。ゲームのように飲めば即回復できるアイテム!とはいかない。ということなのです。それだけ脳という期間が損傷すると回復するまで大変なのです。
脳のダメージ修復、代償は大きいです。皆さん時間とお金使ってもいいよって方いないと思うので早めにメンクリ行きましょうね。

また、余談ですがうつ病(うつ状態は除く)の方
約1/3が薬を飲まずとも休養などで改善していき、約1/3が薬を飲めば改善していき、残りの1/3は薬もあまり効きづらく効果があまりない
との話を高校時代の主治医から聞いたことがあります。
ただ、メンタルの薬も6年前通っていた頃より選択肢が多くなっていて驚きました。医療技術の発達を感じます…研究・開発に携わっている方々のおかげ。難治性のうつの方にもこれから新しく効く薬が出てくるかもしれません。


さて、落ち込んで不安が強く、過眠がひどいというわたしに最初に処方されたのはルボックス。SSRIと呼ばれるタイプの抗うつ薬です。
私はこれで飲んだ翌日に吐き気と食欲が皆無になる、効果は全くなしという状況に。

ちっちゃな錠剤。飲みやすさ◎


薬を変えようということで次に試したのがイフェクサー。SNRIと呼ばれるタイプの抗うつ薬です。量を増やすと覚醒作用にもつながるようなちょっと特殊な比較的新しい薬で、眠気が出づらいのが利点とのこと。

大きめのカプセル。
柔らかいので潰さないよう注意。
ちょっと飲みづらい人もいるかも?



しかし、汚い話で申し訳ありませんが飲んで2日目から排尿がしづらい(腎臓がかなり調子悪いな、と自覚できる感じ)ことが続き飲みはじめの数日以外はあまり覚醒作用も感じられず…
主治医に相談すると
「あなたは副作用に非常に敏感だね。副作用の少ないものに変えてみよう」とのことで案の定変更になりました。

次に、と試しはじめたのがトリンテリックスです。メリットは吐き気以外の副作用が少ないこと。逆に言えば吐き気さえ耐えられれば他の不調が出づらいということです。
これも新しい薬らしく、まだ仕組みは理解していないのでこれから調査してみよう〜と思っています。

最初はこれの半錠を1日1回だそう。


また効果の有無や経過も記事にしていきます。
みなさん自分の身体だけでなく、心(脳)もお大事にしてください。取り返しはつくけれど人生単位で見ると高くかかります。

それではまた体調が浮上し次第note書きます。ここまで読んでくださってありがとうございました☺️

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