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社交不安と慣れの関係について

社交不安の方は対人場面で激しい緊張と恐怖に襲われてしまいます。 何度も挑んで場数を踏み、絶対にこの状態を克服する!と頑張る方も多いのではないでしょうか。 そのことについて今回は書いてみます。 慣れとは 人間はある感情や刺激、感覚に何度も触れているうちに、慣れが生じる特性があります。 幼少期の頃は買い物するだけでも緊張と不安があったと思います。 自転車も何度も何度も失敗しながらもコツを掴み、転倒する不安や恐怖を乗り越え、乗れるようになったはずです。 慣れが生じると

    • 社交不安障害(あがり症)でも働ける仕事とは?

      社交不安障害とは、対人場面において激しい緊張と恐怖を伴う非常に厄介な病気です。 この病気があると、仕事においても多大なる影響が出てしまいます。 どのような職業だと無理なく続けられるのか、個人的な考えを書いていこうと思います。 社交不安があるとつらい、対人場面が多い仕事とは? まず、社交不安障害は人と接する場面で激しい症状が出てしまいます。 ゆえに対人場面が多い仕事ほど、それに比例して精神的負担は大変大きくなってしまいます。 対人場面が多い仕事とは、どんな仕事でしょう

      • 視線恐怖症が良くなった話

        自分は視線恐怖症もありました。 外出すると、他人が自分を批判的な目で見ている気がしました。 頭ではそんなことないと分かっていても、勝手に怖くなってしまいます。 考えないようにしても、すぐに 「今すれちがった人に変な奴だと思われたんじゃないか」 「自分に変なところがあるんじゃないか」 「今着ている服が似合っていないんじゃないか」 色んな悪い思考が浮かんできてしまいます。 実際に変な可能性はありますし、変じゃないという100パーセントの確証をなにかで得ることも難し

        • 社交不安の人が持つ認知の歪みについて

          認知の歪みとは 人間には、ある出来事が起こった時に自動的に起こる「思考」があり、その出来事に関する物事のとらえ方を「認知」と呼びます。 例えば、道を歩いていてすれ違いざまに笑い声が聞こえたとします。 あなたはこの時、どう思うでしょうか? 「自分のことを笑われたのかもしれない・・・」 「なにか変なところがあって、笑われてしまったんじゃないか・・・」 社交不安の方はこう考えてしまう人が多いのではないでしょうか。 不安になり鏡を確認しておかしい所がないか、私も何度

        社交不安と慣れの関係について

          完璧主義について

          おそらく社交不安の人の大半は完璧主義の傾向があるのではないでしょうか。完璧主義の弊害について書きたいと思います。 完璧主義とは 完璧主義とは、文字通り物事を完璧にやらないといけない。完璧じゃない自分は価値がない。といった考え方です。 その為、あらゆることを完璧に仕上げようとして疲労困憊してしまいます。 本人は頭では分かっていて、完璧じゃなくてもいいんだ。と自分に言い聞かせますが、大抵うまくいきません。 そのような考え方・生き方が染みついてしまっているからです。 加

          完璧主義について

          社交不安障害(あがり症)の司会や発表対策

          社交不安の人は人前でのパフォーマンスに大変な苦痛を感じます。 学生の方は日直や音読、先生に指名されて発言など 社会人の人はプレゼンや会議での発言、飲み会の司会など 回避できればよいのですが、そういう訳にいかない場面も多くあるかと思います。私も症状が強く出ていた期間は死ぬ気で挑んでいました。 そんな時に役立った方法を書いていこうと思います。 呼吸に集中するたかが呼吸と思われるかもしれませんが、あなどれません。 なぜなら、呼吸は自律神経と密接に関わっています。 自律神

          社交不安障害(あがり症)の司会や発表対策

          社交不安障害(あがり症)になったらどうする?

          この病気になると、様々な場面で支障が出るようになります。 私は無理して苦手な場面に挑むべきか、回避すべきかでも大変悩みました。 そのことを書いてみたいと思います。 司会やスピーチ(発表)はどうする? この病気になると、見られている状況や大勢の前でパフォーマンスをする事がほぼ不可能になります。 ただの緊張という軽いものではなく、常軌を逸した激烈な緊張と恐怖に襲わます。 声を出すこともままならず、頭が真っ白になって話す内容をチグハグになってしまいます。。 しかしながら会

          社交不安障害(あがり症)になったらどうする?

          社交不安障害(SAD) あがり症 寛解記録

          初めに こんにちは。 社交不安障害と診断されて、長年闘病してきたユウと申します。 この病気になってからずっと地獄を味わってきました。 やっと寛解したので、その記録を書いていこうと思います。 社交不安障害とは 社交不安障害とは、人と関わる場面で激しい緊張・恐怖が起こり、日常生活に大きな支障が出ます。 症状があまりに酷いと学校や仕事にも行けなくなり、鬱も併発しやすく、自殺も考えてしまう程の恐ろしい病気です。 私の症状について 社交不安の症状は人によって様々です。 人

          社交不安障害(SAD) あがり症 寛解記録