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甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。 共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。 小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。 参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。 たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。 参加費は無料です。 参加希望の方はトップ記事へコメントお願いします。 ルールは以下です。 ・投稿は自分の記事だけにしてください。 ・投稿は当日投稿の記事のみにしてください。 (過去記事は投稿しないでください) ・タイトル、タイトル画像、説明文は変更しないでください。 ※ 創作と関係のない記事は削除しますのでご了承のほどお願いします。 甘野充
夜森蓬
自作の小説をまとめています。連載中です。 天才占星天文学者を名乗る不思議な『水晶玉』アタール・プリジオスとその弟子たちを巡る物語です。 月3〜4話くらいを目安に書いていきます。
自作の小説をまとめています。連載中です。 美少女アイドルとして奮闘する男子中学生の葛藤の日々を描いています。不定期ですが、月2話以上のペースで投稿しています。
よもよもの気分転換。 つい先日休みを取りまして、久しぶりに1泊2日で箱根を旅してきました。 1日目は、箱根登山電車「宮ノ下駅」より徒歩5分ほどのあの有名クラシックホテル『富士屋ホテル』に立ち寄ってきました。 歴史のあるホテルにて、高級なビーフカレーを堪能するという貴重な経験。 一瞬だけ、“カレーなる一族”になれました(笑) 和洋折衷の調和が見事です。 まあ、私は宿泊してはいませんが…😅 素晴らしいホテルですよ〜☺️👍 五月晴れ箱根路飾る伝統の富士屋ホテルに映え
金糸雀。 金糸雀。 だれかを真似て話さなくて、いい。 話したければ、君の言葉で。 金糸雀。 金糸雀。 だれかを真似て笑わなくて、いい。 笑いたければ、君の歓喜で。 金糸雀。 金糸雀。 だれかを真似て泣かなくて、いい。 泣きたければ、君の悲嘆で。 金糸雀。 金糸雀。 君は、僕を真似ているんだろう? いつも誰かの真似をして、 自分の言葉なんか持たない、僕を。 いつもだれかの真似をして、 笑っている、僕を。 いつもだれかの真似をして、 泣いて
* なんだ? いったい、なんだ? この…どうしようもない、烈しい「心の動き」は…。 なんだ? “時の繭”の中で、彼は両膝と両手を柔らかなその底に着き、四つん這いになったまま動けなかった。 自分の両腕が、ガクガクと震えているのが分かる。 全身が震えているのだろう。 「アリエルさん? 大丈夫ですか?」 心配した僧侶が、自らの“時の繭”を移動させ、彼の“時の繭”に接して叫ぶ。 「……ああ、ガロさん。大丈夫、だよ…たぶん、ね」 自分の父親も、また思いがけず『贄
#25 トイレの鏡を覗くと、おしろいを塗りたくったわけでもないのに、僕の顔は真っ白で唇は真紫色になっていた。頭はフラフラし、身体は力を失ってペラペラな紙人形みたいに倒れそうに揺らぐ。 蛇口を捻って、口の中をゆすいだ。 まだ少し気分が悪い。 「……くそっ。何なんだよ、オレ」 冷たい水で顔を洗った。水飛沫が胸を濡らした。 胸くそ悪い。 とんだ、恥をさらしてしまった。 鏡の中の自分を、殴りつけてやりたい…。 「流伊!!」 入ってきたのは、美咲だった。 「ここ
絵の鳥に一目惚れした籠の鳥鳴けども独り想うも独り 笑み浮かべ雲を蹴散らす晩春の風の強さに負けず羽ばたけ 枝えだの青葉の騒ぐ声を聴き夏夢描く翼休めて 今回は、「鳥」を意識して 詠ませていただきました。 次回は「お」です。 ちょっとした空き時間にでもご覧いただければ 幸いです。
火焔が如く、 闇夜に 浮かび上がった、 赤き鳥。 どこを見ているのか? 何を待っているのか? 首を傾げて、 私を見ているようで、 私を待っているようで、 少しだけ、 愛おしくなる。 けれども、 彼が見ているのは、あなた。 彼が待っているのは、あなた。 あなた。
* 求婚したばかりの女の前で…。 エクトラスは俯いたまま、しばらく下唇をぐっと噛み締めていた。 外界では灰色の空から雨が降り始め、神殿の窓を叩いた。風も強まる。 「…逃亡者。いったいどうして? 船が難破したからではなかったのですか?」 「確かに難破した。それは事故だ…僕はね、海中に投げ出された。僕と数名の船員は泳ぎの心得があったが、ほかの乗員たちは溺れて死んだ。 海の藻屑だ。僕は大波に何度も呑み込まれそうになりながら、ようやっと割れた甲板の大きな木片まで辿り着き、
* 「……俺の、両親…?」 彼は膜に顔を押し付けて、目を見開いて見る。 「ああ、そうだ…お前の父親、エクトラス・ブラグシャッド・アペルと、お前の母親ミューフィ・ルーサ・オルト・ホロヴィルだ」 アタール・プリジオスによると、自分たちは時空を超えて16年前の過去に飛んできたのだという。 3人はそれぞれ蛙の卵のような透明な“時の繭”に覆われ、その時代の者たちには、こちらの存在は無で、姿は見えず、声も届かない。 反対に、こちらからは見ることも聞くこともできるが、干渉は一切で
彼岸花の咲く丘のように、 緋色 に染まった君の胸元、 心の中まで、 君をおびやかすのならば、 僕が、 その 緋色 を吸い尽くしてあげる。 (だから、君よ) (その鋭い牙を) (僕の首筋に立てろ) そして、 お互いの「優しさ」をグラスに注ぎ、 飲み干そう、酔おう。 葡萄酒のように、 味わおう。 だるく、ゆるやかに、 深く… 深く… 限りなく、 深く。
#24 メンバーたちから、プレゼントをもらった。 『のどケアセット』だという。 吸入器とハチミツとのど飴だ。カンパして買ったらしい。 それと、個々からもそれぞれもらった。 美咲は、紺の手袋とペンケースだった。なぜその組み合わせになったのかは分からないが、ペンケースは汚れてきていて、そろそろ買い替えようと思っていたのでちょうど良かった。デニム地の丈夫そうなものだ。 あかりは、陶芸教室で作ったというマグカップをくれた。シンプルな白無地の作品だと思っていたが、よく見ると薄
この荒野。 独りたたずむ。 仲間? いないが、それが? 孤独? それは哀れ… と、でも? ねえ、 「太陽」なんてさ、 ほんとうは、嫌いなんだよ。 ヤツに意志なんかないだろう? それなのに どうして ヤツに “感謝”しなきゃいけないんだよ。 神の棲まう 高い塔の建つ場所へ 荒野はいつも荒野だ 花一輪咲かないのは この心。 ねえ、 「宇宙」なんてさ、 ほんとうは、興味ないんだよ。 ヤツに目的なんかないだろう? それなのに どうして ヤツに
* 神天星暦2934年10月9日。 その島は、閉ざされていた。 聖地に最も近い島とされ、島民たちもまた島を『聖域』という意識から島民以外の禁足地として、長い間、何者をも受け入れなかった。 そして、静かに滅びようとしていた。 「ミュー、おはよう」 「エクトラスさま…おはようございます」 「もうすぐだね」 男は女の大きな腹を愛おしそうに優しく撫でると、黒髪に栗色の瞳の整った顔に穏やかな笑みを浮かべ、女の傍らに座った。 エクトラスは、島外の人間だった。 聖地メー
はくちょうが飛ぶ ふゆの空 そのなかに混ざって ふわーりふわーりと まさに、生まれながら 死んでゆく ゆめのあわぶくたちよ 雲のくちびるに接吻したかったらしいが はかなきいのち 青空にとけて いっしゅんのゆめ 光 ああ つめたい風のストロー はくちょうたちを巻きこんで かき混ぜる かき混ぜる こんがらがった こんぐらちゅれーしょん めぐる 時のうず あのはなびらが舞う はるの空 そのなかに混ざって ふらーりふらーりと まさに、死にな
#23 僕は、綾香からの手紙を机の引き出しにしまった。 「はああぁ…」 大きなため息が出た。 「…昨日までと何も変えなくていいからねって、そんなの無理だろっての!」 僕は机の上に突っ伏して、独りもだえながら唸る。 「うーん…」 落ち着かず、今度は天井を見上げてのけ反っていると、ドアをノックする音がして姉が顔を出してきた。 「流伊、もう12時過ぎだよ。寝なさいよ」 「…なあ姉貴。オレ、まだガキだよな?」 「え? ええ、そうでしょ…なに、その質問」 「い…
* 聖剣が、砕け散った? 呆然とする、『時空』の聖剣士と少年。 銀色の粉塵がキラキラと狭い室内を流動しながら舞う。 「『時空』が…」 聖剣の主が、思わず声をこぼす。 なぜ自ら砕けたのか? まるで自死だ、と彼女は思った。 「ガロさん…」 あまりのことに、アリエルもまた言葉を無くしていた。 「…大丈夫です」 何が大丈夫なのだろう。 自分でも分からぬまま、彼女は立ち上がって『時空』の破片たちが未だ浮遊する中を進み、飛散した位置の真下まで行った。 「不思議
突然の雑記帳です。 本の整理をしていて、思わず1冊また1冊とかつて読み切った本をペラペラとめくり、いつのまにか熟読してしまっていた、なんてこともありますよね。 おかげで、整理整頓が終わらないで、逆に散らかってしまったりなんかね…(´∀`*) 近所に古本屋などがあれば、売りに行くことも考えるのですが、あいにく近所にはありませんで、ペーパードライバーな私は自家用車を走らせる技術も気力もなく、不要な書物を売るでもなく、積んでおる次第。 学生時代までは、普通に読書できてたのです