をかしき2024春アニメ紹介

2024年春アニメから
おすすめしてみてもいいかもしれない作品を今回は5つ紹介します。
(真面目にネタバレには注意して書きますが、そのせいで作品の魅力が伝わっていなかったら、読み手の皆さんが補ってください。)

まずは、『夜のクラゲは泳げない』です。
観てくれなくちゃ困ります。
全体として、PVから「なんとなくこういう話かな?」というのはわかった状態で見始めても、「本当にその展開になるの?」と視聴者を不安にさせた上で最後の見せ場にもっていくのが上手いです。

全体のストーリーとしては、女子高生の4人組が音楽クリエイターチームを結成する話です。
第1話からすごい作品になる予感がしていたんですけど、第2話で確信しました(?)。
その第2話では、
冒頭にフックとなる意味がまだ分からないシーンが映され、
ここからどうやって仲間になるんだろうと思わされる展開が2回あり、見事に冒頭のシーンに繋げてきます。
途中で出てくるめいちゃんの回想がかのちゃんの回想にもなっていて映像の繋げ方がとにかく美しいです。

また、”ぼざろ”などの作品からもわかっていたことではありますが、音楽とアニメの相性は素晴らしいですね。

次に、『忘却バッテリー』です。
原作をご存じの方も結構多いかもしれません。
記憶喪失になった切れ者捕手と記憶を失っていない剛腕投手の青春ギャグもの(でいいかな?)。
ピッチャーの清峰(きよみね)くん、キャッチャーの要(かなめ)くんは、中学時代は全国的に名をはせる実力の持ち主でしたが、かなめくんが記憶喪失になってしまい、野球部のない都立高校に進学します。かなめくんはお気楽なギャガ―としてストーリーを引っ張ります。
きよみねくんは、かなめくんとどうやらどうしても野球をしたいみたいで、追いかけるように数あるスカウトを蹴って同じ高校に進学します。
以上が基本設定で、あとはぜひ見てほしいです。
高校では、二人のことをメディアなどで知っていた元野球部の山田くんという同級生が進行やツッコミ役として活躍します。この山田くんは梶裕貴さんが声を担当されていて、たぶん最高に適役です。
作品全体においてシリアスとギャグの割合がちょうど良く配合されているので、ギャグ疲れを起こしにくくなっています。それどころか、緊張と緩和が上手く入っているので人によっては笑いのツボにはまってしまい、見ていたら地球規模の課題をつい忘れてしまいそうになります。

3つ目は『WIND BREAKER』です。
ストーリーを超ざっくり言うと、高校生のケンカものです。
主人公が照れてかわいいです。
オープニングに出てくる、アフロヘアのダンベル持ったキャラが気になります。このキャラの正体が明かされるまでは観ようと思います。

4つ目は『花野井くんと恋の病』です。
深い闇のような愛の重さを持つイケメン花野井くんと、恋愛を知らないほたるちゃんのラブコメ。
本当に思った以上に、ほたるちゃんが恋愛の常識を知らないので、「それは花野井くんなら悶え死んじゃうでしょ」とついついツッコみたくなる言動をするシーンが見ものです。
あと、エンディングテーマが好みです。


ラストは、『終末トレインどこへ行く?』です。
第1話の冒頭がとにかく意味不明で、「わたし今、サルヴァドール・ダリの作品を強制咀嚼させられたのでは?」と勘違いする人も出ると思います。
まぁ、全体的なあらすじを簡単に言うと、とある超常現象が起こって文字通りめちゃくちゃになった世界で、離れ離れになった同級生(幼馴染?)と再会するために主人公と同級生3人の計4人が、今は使われていない西武鉄道を使って池袋に向かう話です。(4話までしか見ていないです)
駅ごとに世界観が全く異なる超常現象が起こっています。
第3話がとても怖かったです。
あきらちゃんというキャラ以外があるものに侵略されてしまい、感情がぐちゃぐちゃに追い詰められていくのは、非常に見ごたえがありました。
作品全体として、起きている現象はもちろん現実的ではありませんが、主人公チームのキャラ同士の掛け合いがケンカあり笑いあり涙ありの、リアルさたっぷりで、青春感を得るにはいいかもしれません。

以上です。
この記事を読んでくれた方、ありがとうございます。
さらに時間を消費して、アニメを見てくれると、また誰かが喜ぶと思います。

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