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まにまに音楽理論(ぽいこと)

『today is まにまに』が頭から離れない!
クララリネットです。

kento fukayaさんプロデュースアイドル
ZiDolの新曲『today is まにまに』
3月1日にリリースされました。

男性ブランコにハマり、浦井さんにハマり、
Youtube検索で流れ着くようにZiDolを知り、
デビュー曲『似非デレラ』で虜になり、
ピアノ楽譜が欲しくなり、
売ってないから耳コピして楽譜に書き起こす。

見事なまでに
ただただダルいファンへと落ちていきました。

そんなZiDolが新曲を出すって!?
センターは浦井さんだって!?
即、ワンマンライブの配信チケットを購入。

そして曲がまたいいんだわ。
ディスコ調で妖艶で色気があって
どこか哀愁も感じて。
一度聞いたら何度もループしてしまう。

Twitterでも
・1日中これ聴いてる。
・めっちゃアイドル曲。
・サビの手前が好き。
・嵐っぽくない?
などなど、飲まれる人続出。



…ん?

「嵐っぽくない?」?


ここに私、引っかかりました。
ちょっと音楽を齧っている身としては、
この感想は興味深い。

今回は、なぜ、
『today is まにまに』≒ 嵐
に聴こえてくるのか、について
サビの部分を中心に書いていきます。
楽曲分析です。
できる限りわかりやすく書きます。

先に述べておきますが、
耳コピをした楽譜&私の曲の感じ方
を軸に分析したものなので、
・100%正確な音程
・120%一緒なコード進行
ではない、かもしれない。
と言うことだけお願いします。

主旋律(メロディー)について

【音階】

この曲は全体的にみて「イ短調」(少しハ長調)。
ピアノ鍵盤でいうところの
「ラ」から始まる「暗い」音階を使って
曲が作られています。
(サビではハ長調も混じる)

そして、特にサビの部分では、
ラ シ ド レ ミ ファ ソ
から「シ」と「ファ」を抜いた
ラ   ド レ ミ    ソ
という5つの音を主に使っています。

ラドレミソ(別名:ニロ抜き)音階

響きはこんな感じ。

この「シ」と「ファ」を抜いた音階は
日本人に馴染みがあるようで、
私は聴いた感じ、
「和っぽいな」という印象があります。

『千本桜』や嵐の『カイト』など
様々な曲でも使われています。
(無理やり嵐に繋げてみる笑)



【ブルーノート】

ここからは勉強不足なところもあるので、
あまり自信がない(汗)

まにまにでは、先ほどのラドレミソ音階に
「ブルーノート」という
哀愁みのある音が加わっています。
その音は、
「レ♯」「ソ♯」の2つ。

黄色の丸の部分がブルーノート

これが入るとオシャレな雰囲気に。
私はこれを、
「文豪みのある音」だと勝手に思っています笑
どことなく物悲しく、哀愁がある雰囲気。
まさに「ブルー(憂うつ)」な音色。

響きはこちら。
ラドレミソ音階と聴き比べてみてください。

ジャズっぽい。
大人っぽい。
耳コピをしたところ、
「♪チュチュチュチュイ〜」のところは
「レ♯」が使われておりました。
(合宿動画での浦井さんのレ♯がチラついた人、お仲間。)
妖艶さや色気は
ここから出ているのかもしれませんね。

ここまでをまとめてみますと、

「シ」と「ファ」がない5音の音階 
→嵐っぽい。聴き馴染みがある。

ブルーノートが入っている
→妖艶。大人っぽい。文豪にピッタリ。

といったところでしょうか。



伴奏について

【王道なコード進行】

続いて、コード進行について。
サビでの和音の変化(伴奏の音)について
考えていきます。

まにまにのサビでは、
次の和音が繰り返されています。

F G Em Am

急に楽譜が出てきてウッ!と
なった方すみません。
注目するところは、一番下の音。
ファ ソ ミ ラ
この音が軸となっています(主音)。

この和音の並びは、
「王道進行(4536進行)」とよばれ、
ジャニーズやAKBの曲でもみられる
JーPOPやアイドル大好き、
日本人大好き、な響きです。

どこかで聴いたことあるような…
そんな感じがしませんか?
スピッツのロビンソンとか
シャルルとか
God knows…とか
世代によって思い浮かぶ曲は様々でしょう。

ちょいと深掘りしますと、
前半2つが明るい和音
後半2つが暗い和音
なので、
明るい曲にも暗い曲にもピッタリ。
特に、後半2つがエモい。
素直に突き進まない感じ。
ちょっと闇を彷彿させる感じ。
弄ばされている感じ。
いかにも まにまに している。
(日本語おかしくなってきました)



合わせて弾いてみた

【音階と和音を合体】

・ブルーノートが入ったラドレミソ音階
・アイドルの王道進行

これを組み合わせて弾いてみると…
あら不思議。おしゃれな音楽になります。
(音割れごめんなさい)

まにまにのサビの出来上がり。
まとめますと、

嵐っぽさ   →  5つの音を使った音階
          王道進行の和音

ZiDolらしさ  →  哀愁・色気のあるブルーノート

『today is まにまに』≒ 嵐
この公式が成り立つわけも分かります。



【まにまにを嵐にしてみる】

ってことはですよ、
・ブルーノートをなくす
・明るい調(長調)に音をずらす

こうすれば、より嵐に近づくのではないかと!

ということで編曲してみました。

この編曲をしたのは、
なんと2月28日。
新曲リリースする前に何してるんだ笑
ワンマンLIVEを何度も見て、
耳コピして遊んでいました。

当方、
ジャニーズにはそこまで詳しくないので
嵐ファンの皆様が考える「っぽさ」が
出ているか不安ですが、いかがでしょうか。
ZiDolは嵐だったんですね〜(これは絶対違う)



おまけ

歌についても少しばかり語りたい。
浦井さんの音域ってやばくないですか?
(ここから理論とかよりファンとしてのお話)

私は文豪推し寄りの箱推し&P推しなので
ちょっと贔屓目があるかもしれませんが、
この声域はもう羨ましい。

【中谷さん、稲田さんの音域】

エッジも効いているアイドルボイス。
妖艶さのある色気たっぷりの声も
アイドルらしい芯のある声も出せてしまう。
2番の最初とかサビ終わりのがなりとか、
虜になってしまいますね。

C4が真ん中のド

そこまで分析できてないので
あくまで聴いた感じでの推測ですが、
中谷さん:平均的な女性曲
稲田さん:高めの女性曲

ここら辺まで出てるような気がします。
下手すると稲田さんの音域を
中谷さんが追い越すのではないか、
というぐらいに。


【高見さん、ケツさんの音域】

中音域のお二人は声が通る通る。
この音域はどうしても埋もれてしまいがち。
けれども、
メインでソロで歌っても、
ユニゾン(みんなで一緒に歌う)で
中に紛れていても、
綺麗に聞こえてくる2人の声。
なんてバランスがいいんだ。

これも恐らくですが、
高見さん:平均的な男性曲
ケツさん:平均的な男性曲(低め寄り)

なのではないかなと。
ここら辺の中音域が安定しているからこそ
低音と高音が映える。 

【浦井さんの音域】

推しです。
語りすぎたらごめんなさい。
安定した音程。安定したベース。
かと思えば、
主旋律もいけちゃうんですか。
マンゲキにいらっしゃった時に
歌っていた動画や、
スピッツのチェリーを歌っていた動画などを
見させていただいた上で、
私が推測した音域は・・・

低い低いソからラまで

えっ……文豪、
広すぎやしねぇか!?(カゲヤマ風)

低音は低めの男性曲を通り越して低いし、
高音は中音域を網羅。
裏声入れたらどこまで行くんですか?

2番の「カモンベイベー」は
稲田さんのオクターブ下にいます。
ここで撃ち抜かれる文豪推し集まれ。

1つ気になっているのは、
「名も知らずに 瞬く間に 時間は滲み」
のところ、
オクターブ上と
オクターブ下いますよね?(最後は上だけ)
あれは浦井さん?ハーモニー?
そこらへんまで出せますよね。聴きたい。



なんかおまけの方が
語ってしまったような気がします(汗)
音楽を生業にしている方から
総ツッコミを喰らいそうな
推測と願望と理想が入り混じった
内容だったかもしれません。

兎にも角にも、

『today is まにまに』は良曲!!

それが伝わればよし!(笑)
ZiDolは6月まで休止みたいなので、
その間、
耳コピ楽譜で遊びまくりたいと思います。

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。


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