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[Match Review]横浜F・マリノスvs京都パープルサンガ2022/05/25


こんにちは、こんばんは。としおです。

何もかもうまくいったそんな今節。

何が上手くいったのか
なんでそれをチョイスしたのかを
書いていきます。


Line Up



マリノスは中3日、6連戦の4戦目。

あまり良い流れに乗れず
勝ち星に見放されているマリノス。

マスカット監督はお決まりのターンオーバーで
前節から7人変更。フレッシュさと機動力で
京都の荒波を乗りこなせるか。

エドゥアルドJ1通算150試合おめでとう!!!


京都も中3日で6連戦の4戦目。
リーグ戦5試合連続勝ち無し。
とこちらも悪い流れにハマっている。

自分たちのカラーを出しやすいサッカーを
するマリノス相手に勝って勢いに乗りたい。



出口


京都は大方の予想通り、前から激しいプレスで
マリノスをコントロール
しようとしました。

3トップと3MFの6人でマリノスの組み立て隊に
対してサイドへと追い込む制限。
そしてそこにSBを押し上げて
奪いに行ける形が理想みたい。

そのためハイラインをキープしつつコンパクトに
戦っていました。

上手く発揮できたのが前半4分。

プレス隊が上手くサイドへと追い込んだことで
SBが思い切りよくプレスをかけ、ボール奪取。
ショートカウンターをくらわすことが出来ていました。

これぐらいボールホルダーに選択肢を
限定することができると周りの選手は
守備に参加しやすいのかもしれません。

しかしこのあとプレスがハマることは
あまりなかった。


なぜならばマリノスがシンプルに相手の
手が届きずらいところを上手く使いながら
前進しようとしたから
でした。

京都の守備の手が届きずらいところは
DFライン背後やライン間。


スタメンの意図を察するに
仲川、宮市ともにスペースが広くあればあるほど
その実力を遺憾なく発揮できる選手で
チャンスクリエイトとフィニッシュを
高いレベルでこなすことが出来る選手。

CBコンビは互いに長いパスが得意で
松原も高丘も得意。
と砲台がそろっている。

そして間で受けるのが上手い
レオ・西村・小池龍。

幅広くピッチに顔を出す
喜田と渡辺。

これらスタメンの長所を
相手を冷静に分析してどう活かしたら
試合をコントロールしながら進められるのか

というので導き出されたのが
相手のプレスを一気に翻すパスで
速く攻めること
でした。


相手が前から来るなら背後を使えばいいじゃない。


中央締められてるなら大外使えばいいじゃない。

ってかの有名なマリン・アントワネットが言ってた。



かの有名なマリン・アントワネットの言葉



「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」

これ本当はマリーアントワネットが言った
言葉じゃなく別の人
らしいですね。


誰が言ったかわからないけどとりあえず

当時の王族って無能だぜ。だから革命するのさ!

っていうのを表すのにちょうどよい対象が
アントワネットだった
てだけらしいです。
浪費癖があったりであまりよく思われてなかった
らしいので言う素質はあったとか。


歴史の話はいったん縦置きして。
幅取っちゃうので。


という感じにこの試合は
個々の能力値を最大限発揮できる戦い方、攻撃を
デザインしていたので躍動している感が
いつも以上にあったのかな
と思います。

早くも前半3分には京都プレス隊6人を
GK含む8人でひきつけライン間に降りたレオに
高丘が刺す。

7分も同様に高丘からライン間のレオに刺し
広大な背後を一気に攻め入る。

数的不利を機動力と読みでカバーしようとしていたが
京都は少し後ろに対して気が回らなかったので
高丘やエドゥアルドの精度を利用し
ライン間や背後にパスを出せば簡単に
前進することが出来ました。


レオは

・相手DFのフィジカルが強くない
・時間とスペースがある

とこの条件があれば相手をいなして
前を向きサイドに振り分けることが出来る。


ボール蹴らせたらマリノスでも屈指の
上手さがあると思うので!

多分0トップ的な使い方をしてあげた方が
レオ自身はもっと輝くような気がする。

話を戻して、

出口があることで活き活きとした
マリノスは前半、数多のシュートを浴びせながらも
若原の好セーブに阻まれ続けいやな感じが
少し出ていましたが

有料会員小池龍太が救いました。


あれぐらい際の際を攻めないと
決まりのそうになかった。
それを連戦フル出場をしている
小池が突き刺すんだから半端ない。

試合後、コメントにて
「開始から相手SBがどれだけスライドし、それによってCBとボランチがどれだけカバーするのかを見ていました。あそこ(ボールを受けた場所)が空く感覚はありました。素早くボールが入れば、ゴールに近づけるのも分かっていました。以下略」


とすんげえことを言い残していた。

なんであんなに頭も体も
リフレッシュできているのか知りたい。


その後、京都は後半に入り後ろを5枚にして
守備時5-4-1に変更。

前半再三レオや西村が降りて受けることに
対して後手を踏んでいたが
DFラインが5人であれば1人強くついていっても
4対3の状況だから降りる動きについていきやすく
なるのでは?
という狙いだと考えています。

しかし結果的にWBがマリノスのSBにプレスしに
行く設定になっていたので同数であることは
変わらず
。降りる動きに躊躇するのは
後半も同じで優位を作ることが出来た。

なかなか守備の最適解を導き出せなかった京都だが
その後守備時5-3-2へシフトし安定した。
こっちのほうが縦スライドより横スライドを
重視したプレスになり、より追い込みやすくなった。
次対戦するときはこの守備を最初から
してくるかもしれない。

5-3-2になったことで左右に振られると
3の脇がぽっかり空くことに。

まずは右の水沼へ展開。
そこから中央の西村を経由して左の宮市へ。
空いたぽっかりを松原は再三そこを突いており
何度目かの正直で実を結んだ。



この試合の鍵となったのが出口が明確かつ安全か
ということのような気がしています。

次もまたハイプレス相手にこの戦い方を
チョイスするかはまた別の話なのかもしれません。
ハイプレスと言えど種類は沢山あるので。

ただ、京都みたいなプレスをしてくる相手には
有効なオプションとしてあり続けると思います。

最後に

度重なる脱線を経て終わった今レビュー。


角田はどこに行ったんだろう。
怪我なのだろうか。

前半から圧倒し悪かった流れに対して
少し抗える勇気をくれる勝利でした。

次は中3日でアウェイ磐田戦。
対戦するのは2,3年ぶり??
5月に入って1勝1分3敗と調子は
上がってきていない様子。

元マリノスが多いだけに親近感が
湧く相手だがそんなもの気にせず
叩いてリーグの連戦を締めたい。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。


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