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Cirの文学夜話

私の作品やその他文学に関係する内容を投稿します。頻度は、詩や小説の解説部分を合わせて、月10回以上です(記事当たり千~三千字)。 具体的には次の内容を投稿します。 ・自分の各作… もっと読む
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記事一覧

【掌編小説】私の仕えるお方

 デスクに向かって仕事に集中していると、ドアがバーン!と開く音がした。  やばい、あの方…

Cir
1日前
171

【詩】無垢

泣く時は ひっくり返って 世界一悲しそうに泣き 笑う時は 腹をよじらせて 世界一幸せそうに笑…

Cir
3日前
244

✩ 文学夜話 ✩ 中原中也の「サーカス」は、なぜ名詩なのか? 音の面から徹底分析!

この記事では、中原中也の詩「サーカス」について、音(言葉の響き)の側面から分析したいと思…

Cir
5日前
155

【詩】忘れ物

誰かが公園に忘れていった ボロボロのサッカーボール 勝手に借りて 一歳の息子と蹴った ケラケ…

Cir
6日前
260

✩ 文学夜話 ✩ 理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(2)

前回の記事「理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(1)」では、フォローとフォロワー…

Cir
8日前
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✩ 文学夜話 ✩ 自分でお蔵入りにした未公開の詩「雨にも負けて」

定期購読者向けの記事です。この記事では、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の内容を逆にして書いた…

Cir
9日前
91

【掌編小説】なんのために

 今朝、師匠のアデル・フィッガーが死んだ。海辺で、朝陽を浴びて、灰になった。  日が昇っている間は拾いにいけないので、こうして夜中に、風に飛ばされた灰を集めている。暗いし、砂と混ざっていて、拾いにくい。  話し声が近づいてきた。チラッと見たら、通りすがりの若いカップルと目が合う。一人で何してんだろうって顔をしている。  かぶりつきたくなるから早くあっち行け、と思いながら背を向ける。  もう何日も血を飲んでいない。他には誰も見当たらないから襲うことはできる。だが、しない。  そ

【詩】幼い頃に

ベランダで 外を眺めながら 風を感じていた いくつもの雲が 通り過ぎていた さみしさも何度…

Cir
12日前
218

✩ 文学夜話 ✩ 理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(1)

文学関連の創作をしている人に限った話ではないですが、PVや新たな読者・フォロワーを増やす上…

Cir
2週間前
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【詩】スーパーマン(過去作)

ぼくはただのおっさん 仕事から帰ると 華麗に変身する 息子を肩に乗せ ジェットコースターに…

Cir
2週間前
178

【詩】世界ってのは(過去作)

知識人やら、有識者やら 世界はとても複雑で 難しいって言うけどさ 俺に言わせりゃ 世界っ…

Cir
2週間前
118

✩ 文学夜話 ✩ なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(2)

前回の記事「なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(1)」では、定期購読マガジン…

Cir
2週間前
31

✩ 文学夜話 ✩ なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(1)

記念すべき、定期購読マガジンの第1回の記事です。いや、「文学夜話」なので第一話というべき…

Cir
2週間前
34