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自分のご機嫌取り。甘やかし過ぎ疑惑

奮闘しているときや、何かを成し遂げたとき。
落ち込んだときや、寂しいとき。
仕事で遅くまで残業したとき。

自分のご機嫌取り、していますか?

独身だった頃や去年までは、美術館に行ったり、小説をじっくり読んだり、少し背伸びをしてデパコスを買ったり、お風呂にゆっくり浸かったり、コンビニのホットスナックを買い食いしたり、喫茶店でコーヒーを飲んで、自分のご機嫌取りをしていた。

しかし母となった今、そうはいかない。


わたしの表情や態度を、いつどんなときもジッと見ている監査役が傍にいる。

楽しいときや嬉しいときもあるけれど、
「どうして泣き止まないんだ!眠いなら寝るが良い!!」
「離乳食まったく食べてくれない!水の呼吸で受け流してくる!」
「これから家を出ようとしているのに踏ん張り始めた?!」
と感情が目まぐるしく変化する。
最後のは、家を出る前で良かった。

表情や態度の一つひとつが、観察されていて手本にされると思うと、言葉遣いや感情を明るく穏やかに保つために、一層自分のご機嫌取りをする機会が増えている。 

また、睡眠を途切れ途切れにとりながら、早朝から深夜まで都度お世話をするため、体力的にも精神的にも疲れやすい。


コーヒーを飲むことが最善のご機嫌取りなのは変わらないけれど、先に挙げた美術館や喫茶店は子連れだと行きにくい。

絵本は毎日のように朗読しているけれど、小説を読む機会はめっきり少なくなった。

身近ですぐ実行できるご機嫌取りを求め、本能の赴くままに試行錯誤している。


例えば、電子書籍。

なかなか小説は一気に読みにくいけれど、漫画なら1話毎に読めるアプリが豊富にあるため、夜中のお供にマンガアプリを愛用している。
今お気に入りの漫画は、「魔王城でおやすみ」。
睡眠にとにかく貪欲な姫が「スヤア…」と眠りにつくところなんて、夜中のお世話を終えたとにかく眠いわたしと完全一致。勝ち取れ安眠!


例えば、植物。

多肉植物を植え替えて愛でたり、ベランダ菜園の野菜たちに声援を送る。
「かわいいね」「大きくなあれ」「綺麗なお花だね」「新芽が出て凄いぞ」と声を掛けていると、植物がグングン成長する気がするし、自分まで明るい気分になる。
今年は、トマト、バジル、ナス、シソ、サラダミックスを育てている。
夏の収穫が楽しみ。


例えば、お散歩。

家にずっと居るとどうしても閉鎖的で、心にも戸締まりしてしまい視野が狭くなってしまう。
外へ出て涼しい風を感じながら、目や鼻で季節の移ろいを感じ、頭を空っぽにして上を眺める。
一緒にお散歩すると、きっと子どもの五感も刺激されて楽しんでいるはず。
先月まで綺麗に咲いていた河津桜の木に、さくらんぼの実がなっていた。


例えば、おやつ。

チョコ食べないとやってられないヨ〜〜!と、チョコを齧りながら毎日子育てを頑張れている。
お散歩コースに、好きなお菓子屋やパン屋を組み込む。
たまに食べすぎちゃったなと落ち込むことも。
…おやつに関しては、自分を甘やかし過ぎている気がしてきた。


自分のご機嫌取りも、用法用量を守って程々に。

毎日だと当たり前になって、物足りなく欲深くなってしまうから、たまーにするのが丁度いいのかも。


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