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映画『君の名は。』から分かること。

こんにちは!nonsukuです。

休日、何も予定がない時は映画を観て過ごしがちです。
私にとって至福の時間です。


今回は『君の名は。』を観ました。

少し前に、金曜ロードショーで『すずめの戸締り』が放送されていましたね。
私は正直なところ、あんまり好きにはなれなかったので、『君の名は。』を観てリセット…といったところです。笑

改めて観ると、やっぱり面白いなぁと。

日本のアニメーションってやっぱりすごいのだと、改めて感じた作品の一つです。


初めて観たのは高校生の時で、しっかり映画館で鑑賞しました。
当時はRADWIMPS目当てでしたが、観た後はすっかり映画自体に心奪われてました。笑

大人になると着眼点が変わるというか。
何回も観てるからかもしれませんが、細かい描写とか設定とかに注目してしまいますね。
面白いです。


映画『君の名は。』とは?

新海誠監督作品の長編アニメーション。

田舎に暮らす女子高生の三葉と、都会に暮らす男子高生の瀧が、ある日突然入れ替わってしまいます。
二人がお互いに会おうと決めたとき、そこには複雑な事情があった…みたいなストーリーです。



まずは、映像が綺麗です。
新海誠監督作品はあまり知らないのですが、他の作品もとても綺麗な印象があります。

あとは音楽ですね。
入るタイミングや、歌詞、メロディ、全てにおいて見事に映画の世界観とマッチしています。

あの頃は、RADWIMPSが映画の劇中音楽を担当するなんて!って衝撃でした。笑
正解でしたね。素晴らしいですほんと。
彼らに依頼した監督もさすがですほんと。


映画を観て感じたこと

この映画には、いくつものテーマがありますね。

糸、結び、時間、繋がり、日々の暮らし

普段意識することのないものがいかに大切であるか。
そういったことを感じました。

表面的には青春ラブストーリーなのだけれど、その奥にはもっと深いものが描かれています。

お互いに入れ替わらなければ気付かなかったこと。
大事にしているものとそうでないもの。

人間関係や、田舎と都会の対比も良かったです。


個人的には、瀧くんって都会っ子だし、もっと冷たいのかと思ってたんですが(偏見)、結構優しい青年なんだなと思いました。

口噛み酒を御神体に奉納しに行く山道で、おばあちゃんをおんぶしたり、手を貸したりしている場面からそう感じました。


パラレルワールド?タイムリープ?

この映画では、二人の間に3年という時差があります。

他の記事などで、いろんな考察を見ましたが、なかなかしっくりこず…笑

三葉が死んでしまう世界線と生き延びる世界線とが2つ存在するのか、それとも生き延びる世界線だけが上書きされたのか。

でも死んでしまう世界線がないと、瀧くんと三葉が入れ替わる意味がなくなるのではないか…とか。

どうして3年というズレがあるのか。


三葉のおばあちゃんの台詞で、結びの話があります。


糸を繋げることもムスビ。

人を繋げることもムスビ。

時間が流れることもムスビ。

全部神様の力や。

わしらのつくる組紐もせやから神様の技。

時間の流れそのものを表しとる。

寄り集まって形を作り、
捻れて絡まって、
時には戻って途切れまた繋がり…

それがムスビ、それが時間。

映画『君の名は。』


時には戻って途切れてまた繋がる。

なんとなくですが、時間軸はあまり関係ないのかと思いました。
私たち人間には理解できない、時間という名の結び。
神様の気まぐれで、結ばれた二人だったのかなと解釈しました。

…ということにしておきます。笑

本当はもっと深い設定があるのだと思いますが、これ以上無い頭で考えるのは疲れるのでやめておきます…笑


この映画が伝えたかったこと

冒頭にもお話ししましたが、この映画にはたくさんのテーマがあります。

組紐や彗星の描写も全て、結び。

人との繋がり。

家族はもちろん、友達や先輩、社会(ここでは三葉の父が町長だったことから政治関連や、宮水神社のこと、瀧くんの就職活動などの描写)との繋がり。

彗星が落ちた事で消えしまった町にも、人と人との繋がりがたくさんあった場所です。

こうした繋がりもある日突然なくなってしまうかもしれない。
そういった儚さも描いているのかなと思いました。


さいごに

つい表面的なことばかりに目が向きがちですが、深いところまで考えると色々見えてくるものがあります。

人との繋がりって大事だなと私も常々思います。

いつどのタイミングでどんな人と出会うか。
何気ない日々の中にも、逃してはいけない出会いがあるかもしれません。



そういえば、御神体がある場所がなぜか懐かしい感じがしたんです。

何でかなぁってずっと考えてたら、地元に不思議な場所があったことを思い出しました。


住宅地なのに、極端に凹んだ場所があって、そこにはたくさんの草木が生い茂っていました。
かつては鉄道が通る予定だったとか。

おそらく今はもうないのですが、大きな木が一本立っていて、妙に神秘的な雰囲気が漂っていたのを覚えています。

あの世の入口…みたいな。

でもそこに恐怖はなくて、ただただ神秘的でした。

伝統とか、神様とか、あの世とこの世とか。

頭で考えても決して理解することのできない世界があそこにはあるんだなぁと。


なんだかスピリチュアルな感じになってしまいました。
今回はこの辺にしておきます。笑

ここまで読んで頂きありがとうございました♪

Have a wonderful life:)

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