人生の折返しにつき、自分を見つめ直し中。 大学史料館勤務。占星術もしています。

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己の純粋さを 臆せず 透明なままに 表現できる場が 誰にでも あったなら

    • 授賞式の思い出

      先日仕事終わりに、国際フォーラムで行われた日本映画批評家大賞の授賞式を見に行った。 子どもの頃の記憶では、家ではいつも映画が流れていた。BSで放映される海外映画を、母はこまめにVHSに録画し昼間に見ていた。 毎年2月の終わりにアカデミー賞の授賞式が生中継される日があり、その日は独特の緊張感と華やかな空気が、画面を通じて我が家のリビングにも流れてきた。 批評家大賞の授賞式は、レッドカーペットこそ無いものの、やはりどこかキラキラとした非日常感が会場を包んでいて、子どもの頃に

      • 「母性」

        湊かなえさんの「母性」より抜粋(自分用)。推し活ついでにNetflixを見ていたら、映画「母性」のジャケット写真が目につき、図書館で原作を借りて読んだ。 「母」と名のつくものが昔から苦手だ。「父」も苦手だけど「母」の方が反射的に身体がこわばる。 けれど、そろそろ潮時なのだろう。現実を直視せずにこれ以上先に進めない。覚悟を決めて、スーザン・フォワードの「毒になる親」を読んだ。 ドロドロした憎しみや怒り、どうしようもない悲しみや孤独感。パンドラの箱が開いて、心の外科手術をし

        • (絶対言わないでね)から始まる会話

          くだらない話をしていたと思ったらいつの間にか相手の俺様話を聞かされていた、なんてことはよくある。え、オチそこに持ってく?みたいな展開に唖然とするが、自分にも思い当たる節はある。 そんな後味の悪い会話もあれば、くだらない話をしていたのにいつの間にか「生きるってなんだろうね」みたいな心の服を一枚一枚脱いでいくような(と、ラジオの中で言ってた。)会話が生まれることもある。 20代の自分自身を振り返ると、小説家の燃え殻さんが「夜のまたたび」の中で仰っていた、(絶対言わないでね)み

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          旅の記録8 「ガンジス川とボート漕ぎの少年」

          〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 ー本文ー インドで一番印象に残った街は?と聞かれたら、迷うことなく「バラナシ」と答える。 言わずと知れたガンジス川の聖地。茶色く濁ったその川で、サドゥ(修行僧)は沐浴をし、サリーを纏った女性たちは洗濯を、火葬場では遺体を流す。日々の生活と生き物の生死が生々しく混在し、不思議な神聖さを醸し出していた。

          旅の記録8 「ガンジス川とボート漕ぎの少年」

          旅の記録7 「インドローカル列車6時間」

          〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 ー本文ー ジャイプールの街を満喫し、最後に向かった先はインドの首都デリー。 片道6時間ほどの距離を、地元の人の足でありバックパッカーの味方でもあるローカル列車に揺られる。 今回乗ったのは一番安い3等車両。(2012年当時で)片道75ルピー(約120円)。屋台でカレーを食べるよりも安い。1時間以上遅れ

          旅の記録7 「インドローカル列車6時間」

          生き急ぐ私と立ちどまる世界 

          私のアセンダント(1ハウスを担当してる星座/生まれつきの性質・気質)は蠍座なので、生まれつき持久力と忍耐力が突出している。その上何かに没頭すると集中力と徹底力も追加されるので、途端に休み方が分からなくなる。 昨日、青山のブルーノートにライブを見に来たという夫(長野在住)と1ヶ月ぶりに東京で会い、下北沢でご飯を食べたり、ちらほらと梅が咲き始めた世田谷の羽根木公園を散策したりした。 「パートナーシップ・結婚」の7ハウスを担当している星座が、自分の結婚相手の星座になるとも言われ

          生き急ぐ私と立ちどまる世界 

          時間は未来から流れてくる

          「時間は未来から流れてくる」 そう捉えるようになってから、未来に対する漠然とした不安がなくなった。 アインシュタインの言葉にもあるように、「時間」というのは地球独自のルール。宇宙には「過去・現在・未来」という概念は存在せず、今この瞬間に全てが同時存在している。 私たちの本質は宇宙に属する”意識”であり、「時間」という制限の中で地球を体験している”私”は仮の姿とも言える。 この仕組みを理解するまで、時間は絶対的なものだと信じていたし、だからこそ人生はままならないものだと思

          時間は未来から流れてくる

          旅の記録6 「とある一日、ジャイプール。」

          〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 ー本文ー 「とある一日、ジャイプール。」 昼過ぎ、デリー行きのチケットを買いにバスターミナルへ。暇そうにバスを待っていたスーツのおじさんに話しかけられ小一時間話す。おじさんのバスが来たので手を降って見送る。 バスが走り出したと思った矢先におじさんが小走りで降りて来て驚く。何か忘れ物でもしたのかと思

          旅の記録6 「とある一日、ジャイプール。」

          旅の記録5 「与えること、与えないこと」

          〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」 2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 ー本文ー 「与えること、与えないこと」 旅先で物乞いは避けて通れない。 どの国にもいたけれど、インドでは道を歩けば必ず何度か手を差し出されます。 旅を始めた当初は、物乞いに恵んではダメという固定概念があり、彼らとどう対峙したら良いか分からずにいました。 旅を続けるに連れて、旅人、現地人共に、人

          旅の記録5 「与えること、与えないこと」

          占星術でみる人生の転機〜29歳編〜

          地球が太陽の周りを約1年かけて一周するように、太陽系に属する惑星はそれぞれの周期で軌道を描いています。 新月満月のように私たちの生活に密接に関係している星もあれば、冥王星のように15年〜20年近い年月をかけて、私たちの集合的無意識に徐々に影響を与えるものも。 その中でも「サターンリターン」と呼ばれる、29年周期で訪れる土星の周期は、人生で最初に迎える大きな転機と言われています。 土星は物質世界と精神世界をつなぐ境界線に位置する星。目に見える形で「制限・試練・限界」を与え

          占星術でみる人生の転機〜29歳編〜

          旅の記録4 「ローカルバス」

          〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」vol.2 2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。 今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 ー本文ー 「ローカルバス」 町中を走ってるローカルバスが好き。 行き先間違えて乗っちゃったり、 降りる駅何度も聞かなきゃなかったり、 なかなか面倒くさいけど、とにかくチープ。 使われてるバスも、値段も昭和の香り。 乗ってる人たちも英語が通じないようなローカルな人々。 人がぎゅう

          旅の記録4 「ローカルバス」

          旅の記録3 「お釣り」

          〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」vol.2 2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。 今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 〜本文〜 「お釣り」 「お釣りが1ルピー多く戻ってきたから、返しといた。 そういう精神が広がれば良いなと思って」 コルカタで知り合った日本人の大学生。 値段があるようでなく、 ツーリストはぼったくられるのが当たり前のインドで こんな発想が出来る人がいるなんて衝撃。 〜追記〜

          旅の記録3 「お釣り」

          1月振り返り

          1月も駆け抜けた。今日は3週間ぶりに朝から何も予定のない日。長野から泊まりにきていた友人を見送り(起きれなかったけど)、音楽をかけて部屋の掃除をして洗濯機を回す。コンロでお湯を沸かしお茶を淹れPCを開く。 活動星座でありながら暮らしが充電スポットである蟹座の私としては、日々しっかり睡眠を取り、休日に朝のルーティーンが確保できれば、普段はそこそこ忙しいくらいの方がパフォーマンスを維持できる。 (水の星座は感情を持ち越しやすいので、「寝たら忘れる」というマインドセットも有効。

          1月振り返り

          土星うお座期を乗りきる 〜水のエレメント強めの人たちへ

          仲良しのカフェのマスターから送られてきたさとうみつろうさんのYouTubeを見たら「日本人は腰を鍛えろ!」と言っていた。(みつろうさんを数年ぶりに見たけど格好良くなってた。) 私も最近「繊細なままで終わらせない。」というワードが頭の中でリフレインして、なんとなくコレかなと繫がったので書いてみます。 心理学では、心の機能を 「思考」ー「感情」 「体感」ー「直感」 という4つに分類します。 これを私なりに占星術に置きかえると、風の時代は「思考(頭)」と「体感(身体)」を使う

          土星うお座期を乗りきる 〜水のエレメント強めの人たちへ

          旅の記録 2 「宗教」

          宗教〜イントロダクション〜 マガジン「2012年地球の旅」vol.2 2012年6月〜2014年4月の世界一周旅の記録です。 今から12年前に書いた旅日記を、再度noteにまとめています。 〜本文〜 宗教って何だろう。 旅先では必ず宗教を問われる。 信じるものがあるって強いけれど、 盲目的な信仰は少し怖い気もする。 ただ、人々の祈る姿はどの宗教も変わらず美しい。 仏教?神道?私は正直よく分からない。 けれど、圧倒的な自然を目にした時、 必要としてる時に必要と

          旅の記録 2 「宗教」