見出し画像

波濤のトレイルとTide pool ー Botanical Beach

Tide Poolsとは、干潮のとき、現れる潮だまりのこと。Victoriaの西方およそ100kmに位置するボタニカルビーチは、干潮時に現れる不思議な形のtide poolや様々な海洋生物が観察できるスポットとして有名だ。

10月下旬、冬になる前に行ってみたいと思い、紅葉狩りを兼ねて行ってみた。

アメリカに対面する太平洋側に位置する(All Trailsaより)

*Port Renfrewへのドライブはこちらの記事を参照してください。

10月も半ばをすぎると、雨模様の日が多くなる。この日も、何となくどんよりしている。バンクーバーは、冬になると晴れの日などあまり期待できないため、仕方ない。

公園の駐車場に車を停めると、いくつかピクニックテーブルあり、あまり天気は良くないが観光客もちらほら見える。

トレイルはループになっている。ここが入り口。ビーチまで1.5km
鬱蒼とした温帯雨林の中をゆく
立っている木も地面も苔でおおわれている
トレイルは歩きやすいように整備されている
薄暗い森を抜け、ようやく海が見えた

バンクーバーで初めて街路樹が苔むしているを見たとき、ジブリの世界に迷い込んだように不思議な感動を覚えた。行ったことはないが、屋久島ってこんな感じじゃないかな?と思ったものだ。
アイランドは原生林が多いから、森がまるごと苔や地衣類に包み込まれているような感じだ。

開ける海

さすが太平洋側、波が荒い。干潮を目指していったが大潮ではない。Tide poolはあまり期待出来なさそうだ。

またトレイル。トレイルの途中途中から、ビーチへ降りられるのだ
対岸はアメリカ大陸
森が波打ち際まで迫っている。風はなかったが飛沫が上がっている。
堆積岩が斜めに隆起して、波で侵食され不思議な光景を作り出す

*地形と地質に関してはこちら


まだ波は穏やかだが、高潮に持っていかれないように注意が必要
アスレチックコースのようなトレイルを進む
岩場は見えているが、Tide poolはそこまで多くない
夏場のほうがたくさんの生き物が見られるのかもしれない
穴が空いた不思議な岩
海に注ぎ込む小川もある
隠れ家のようなビーチ
もっと波が引いてないと、海岸沿いを歩くのは危険そう
沖には大きな波が見える。アイランド西側ではまずこのような波は見られない
ここは太平洋側だが、日本海みたいな色と波。森も松とか針葉樹だし
トレイルの出口付近。トイレがある。
実は30Kmにも及ぶ巨大なトレイルの一部だった

冒険心をそそる、長大なトレイル。あいにくテントや食料の装備も全く無いため今はいけない。このへんは、携帯も圏外(私はラッキーモバイルという格安プリペイドを使用しているが、Port Renfrew周辺はほとんど圏外であった。)いつか、パシフィック・リムも行きたいが、そこは車も入れないだろう。

シャトルバス、あるんだ。Victoriaからは比較的近いと思うが、車がないと不便だろう。トレイルまでさえ来られればあとは歩くだけ。

ちなみに、トレイルにはもちろん自動販売機も売店もない。
有名な観光地なので、シーズンオフでも人は歩いていたが、町と言えるものもほぼない。

熊には全然会わなかった。鮭がいれば熊もいたんだろうが、この辺には鮭も来ないらしい

熊にあったら、死んだふり・・・

真夏は、混雑しそうな予感がするが、大干潮の時に広大な潮だまりやイソギンチャクなど見てみたいものだ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?