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フェリーのいる風景、もしくはフェリーからの海や山

バンクーバー島に来てから、いや、カナダに来てから時間の感覚が変わった。
海に囲まれた島であるけれど、北海道出身の自分にとっては、フェリーの旅はあまり身近ではなかった。なぜなら船旅はずいぶんと時間がかかるからだ。
わたしは、船に乗るのが好きなので、またフェリーは安上がりなので、学生時代、本州に旅行に行くときはフェリーを使った。でも、小樽ー舞鶴間でほぼ丸一日かかってしまう。大洗ー苫小牧も。しかも札幌ー苫小牧は普通列車の便があまり良くない。
飛行機を使えば新千歳ー東京は1時間半なので、社会人になってからはほぼフェリーは使ったことはない。フェリーの旅はある意味時間にゆとりがあるときしかできない贅沢なのだ。

ところが、バンクーバー島は事情が全く違った。
ブリティッシュコロンビア州の最大都市であるバンクーバーまで、最寄りのフェリーターミナルから1時間40分。もちろん、フェリー乗り場まで車で30分程度かかるからダウンタウンまで行くとなると片道2時間半かかる。それでも、あまり遠い気がしない。飛行機なら30分程度の距離だ。日本だったら2時間半かかるといえばイライラしそうだが、カナダだと1時間半の船旅はあっという間に感じてしまう。

始発フェリー

そういう時間感覚が、橋や海底トンネルを作るというモチベーションを低下させるのか。橋があれば、車社会のカナダ、どれほど便利だろうか。バンクーバー島の開発も一気に進むに違いない。(島民はそれをあまり望んでいないようだが)

ナナイモ港からの夜明け前

今のところは、さほどメインランドへ行く用事もないのでフェリーに乗る機会があれは、それを最大限に楽しんでいる。
海がとても穏やかなので、冬でも船酔いのおそれはない。

早朝は、アザラシでもいないか朝焼けを見ながら岩の上を探してみたり
バンクーバー島南部の山々のシルエット
貨物船も停泊中
サンシャインコーストが幻想的であった

そういえば、サンシャインコーストにも離島が多い

島影が靄のお陰でレイヤーに見える

バンクーバーでは、ノースバンに住む友人を訪ねて、よくシーバスを利用した。

ノースバンクーバーからバンクーバーのWaterfrontを望む
シーバスが約15分間隔で運行

1年ちょっとの間に10回以上フェリー利用。
でも、まだまだ行ったことがない島がいっぱいある。

夕日を見ながらバンクーバー島へ
朝とは違った表情のサンシャインコースト
シュメイナスから、たぶん、ティティスアイランドへ向かうフェリー
近距離(15-25分程度)を結ぶフェリーは1階建て
ミル・ベイ ブッチャードガーデンへのショートカット
海に空が映っていた
ギリギリセーフで乗れた。このフェリーは車は19台しか乗れない上に、予約もできない

ちなみに、ビクトリアからはシアトルへの船も出ているのでいつか行ってみたい。

#海であそぶ

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