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春日大社と来日ライブ 1️⃣


前回、奈良プチ旅で行き損ねた春日大社へ

1月25日、澄んだ空気の朝イチの高速バスで本州入り、そこから近鉄電車で奈良まで。到着したのが午前11時10分と、かなりすんなり来れたから20分くらい余裕ができて、これは徒歩にて参拝できる?!と、聞けば40分ほどの道のりをテクテク行くことにした。迷うような道すじもないし、観光客も戻ってきてるし、なによりも(一の鳥居)は自力でくぐりたいではないか。


くぐった

さて、ここから二の鳥居までは平坦で歩きやすい土の道。薄くなった木々にお辞儀されながらしばらく進むと、鹿せんべいが売られており、目ざとい鹿たちが徒党を組んでいた。観光客はせんべいを買うところを見られている。ぼやぼや買っていたらスカさず盗られてしまうのだ。そう、「盗る」といっても過言ではないほど、鹿

うざ!

抱えたせんべいにたかり、せんべいを引き千切り、強引に、欲深に、しつこく付きまとう。


とはいえ可愛い親子もいる♡

この子たちのように、餌くれモードになってない子は少数派。鹿は面白い。

そんなこんなで私も負けじと腹ごしらえ。
あらかじめ調べておいたお目当てのお店は、結構歩いたから一休みするか、てな具合の参道中腹にある。その名も春日荷茶屋。
オススメは万葉粥。月替わりで季節の具材を楽しめる。12月は山芋だったらしく4月なら桜。いまは、もちろん七草だ。

1200円💥

お粥といえば病人の食い物といった印象があるけど、ここの万葉粥は全然ちがった。味が濃い~~。
そっか、市販の粥も味つけを濃くすれば美味しいんだ!と知る。目からウロコだ。ちなみに小皿も美味でした。昆布巻きは帯の干ぴょうまで食べた。

お店をあとにして、いよいよ二の鳥居。
拝礼して過ぎれば、五大龍神巡り。(1200円)

ご希望の方は夫婦大国社にてお申し込みいただき、その際にお授けする祈願札を持ちながら一番から五番まで祈願を込めてお参りください。最後に祈祷所受付にて、祈願札に証の印を押し、御朱印をお授けします。

出典・春日大社HP


この龍神巡りはとても良かった。来て良かった。

神社の様式として、鳥居→参道→拝殿→本殿→祭神 と、こういう流れになっていることに私たち慣れているけど、五大龍神のうちの幾つかは
鳥居→御蓋山 鳥居即山 建物も祭神物もない。
俗な言い方になるけど、そこがとても興味深かった。(続く)

御札と白鹿のおみくじ


御朱印


これこれ。これが欲しかったのよ、鹿の微笑み。
ガイドブックでもお馴染みの本殿
続き

奈良時代に神様が常陸国から御蓋山へお越しになる時、白鹿にお乗りになって来られたことから、春日神鹿は神様のお供であり、神の使いとして大切に扱われるようになりました。

出典・春日大社HP

は?

ってなりそうな大社の由来は、茨城から奈良まで鹿に乗って山に降りて来たという。ツッコミどころ満載な逸話を有り難がって信仰の礎にしているわけで、こういう心の動きは一体どこから来るのか。むろん、かくいう私も有り難いと思っているからわざわざ参拝しに行ってるわけで。
体系的なものと、非体系的なもののせめぎ合いを感じます。それは、身体という小さな入れ物のなかで核分裂のように闘っている目に見えない何者か。いつも。いまも。

五大竜神、3つ目の鳥居のすぐ後方にある御蓋山の土や枝を見たとき、すべての理屈を包容してしまう大きな力の存在に気付かされました。例え話や創作ではなく、鹿に乗って飛んで来たのは事実かもしれないと、ビビビときた瞬間があったのです。

木札も朱印も料金に含まれていてなんだかお得。
微笑む鹿も300円で安め。おみくじの白鹿は600円、大吉を咥えてた。

2️⃣へ続く。


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