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【フランスの迷信】VACILANDOリレー企画

海外在住noteクリエイターの共同マガジン「VACILANDO」のリレー企画。
フロリダのちゃまなさんからいただいたお題。

「なんか突拍子もない迷信の話、ありませんか?」と言われたのですけれど、突拍子もない迷信ってどんなのでしょう?

突拍子もない迷信とは?

①猫に右目でウィンクをされたらその日のうちに歯が痛くなるから、急いでかたつむりにキスする。

②黒い猫が目の前を通ったら、人生を変える大きな不幸が訪れる。

③妊婦が犬の尻尾を踏んでしまったら、お産が重くなるから、おばあちゃんを笑わせる。

④結婚式の直前に牛のお尻に触ると、お金持ちになる。

などですが、そういうのでしょうかね。

もっと突拍子もないもの? 

上の例のうち、本物の言い伝えは二つ目の黒猫。史実に基づいています。
ナポレオンがウォータールーの戦いに出かける前、軍隊の目の前を黒猫が横切ったのだとか。戦争に負けてしまうくらいですから、それはそれは、すごい規模の不幸がやってくるということですね。木を触ったら回避できるというけれど、あやしいものです。
あとの3つはわたしの思い付きです。

本物の迷信にはほかにも、梯子の下を通ってはいけない、とか、室内で傘をさしてはいけない、とか、靴の置き方がどうとか、迷信というより、実用から来ているのでは?と思われるものがいくつかあります。
突拍子もなくないですね。それに、現代のフランス人はあまり迷信なんて気にしていない様子です。

実際に行われていること

①今でも避けられているのは「テーブルに13人」。
これは迷信ではなく、キリストの「最後の晩餐」から来ています。
裏切者が出て、キリストを十字架刑に追いやったのでした。
これだけは断じて避けなければなりません。

②もう一つ、ワインを開けて、ボトルから最後に注がれた人は、「次に結婚する」と言われます。
出典がわからずChatGPTさまに伺ってみても、一般的な風習ではないし知らないと言われてしまったけれど、フランス人はよく言うのです。
「残り物には福がある」とたぶん同じ感じなのでしょう。

そんなわけで、突拍子もない迷信は、突拍子がなさ過ぎて一般には伝わっていないのではないかと思われます。

ご期待にお応えできず心苦しい。

でも、迷信がないなんて、おかしくないですか?
現代人は、神や自然を畏れる気持ちを失ってしまったのでしょうか。

迷信を探そう

ということで、アマゾンの森で迷信の本を探したら、良さそうなのがありました。
中世の信仰と迷信」。
中世には、あるでしょう。今では考えられないような突拍子もない迷信が。

ということで、ちゃまなさん。みなさん。わたしはフランスの迷信を探しに中世への旅に行ってきます。
見つけたら戻ってきますので、探さないでください。

リレー企画のバトンは、ハワイのリリコイさんへ。
ハワイに住んで幸せだなあと思うこと・3つ」お願いします。


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