見出し画像

自分を責めないことは自分を大切にすること

「うまくできなかったなぁ」「計画通りできなかった」「言わなきゃよかったかな」……。

無意識のうちに自分を責めていませんか。

自信がない、自分を好きになれない、いつも肩に力が入っている、ここぞというときに失敗する。

自分を責めていると、うまくいくこともうまくいかなくなる。

私は少し前まで、無意識レベルで自分を責めていた。
一人反省会をするのは当たり前だったし、できなかったことにフォーカスしがちだし、「失敗したかも」と思うとそのことをグルグルぐるぐる考え続けてしまっていた。

そもそも、自分を責めていることにすら気づいていなかった。
そういう思考が当たり前で、癖になっていたから。

ある時、盛大に体調を崩してしまい、仕事を休むことになった。仕事どころか、日常生活もいつも通り送れないくらいの状態になった。始めたばかりだった転職活動もなんとたった3日で中断することになった。

そんなときでも、「体調管理、気を付けてたのに」「なんでこんなことになるんだろう、情けない」。
自分を労る前に、責める言葉が自分をさらに痛めつけた。

だけど、さすがにしんどくて、どうしようもなくて、周りの人に助けてもらうしかなくて、「こんなこともあるか」と受け入れられるようになった。

そこから、だんだんと「まぁいっか」「なんとかなるか」と思えるようになった。

体の痛みや高熱で人生で初めて「死ぬかもしれない」と思ったこともあり、「『生きている』というより『生かされている』んだなぁ」と実感した。
自分に、自分の体や命に、「頑張ってくれてありがとう」と思えた。

そして、これまでいかに自分は自分を責めていたかということに気づかされた。

もし、体調を崩したのが自分の大切な人だったら、最初から優しい言葉しかかけなかったのではないだろうか。

自分を責めないということは、自分を大切にするということでもある。

自分を責めなくなってからは、どんどん自分のことを好きになった。
自信もついた。「自分を大切にする」ということが分かるようになった。
そんなことを意識しなくても、自分を大切にする選択ができるようになった。

できなかったことばかりを見るのではなく、できたことに目を向けて褒めること。
「完璧にできなくてもいいじゃない!」と思えること。
一日の終わりに「今日も頑張ったね」と眠りにつけること。

そういうことの積み重ねが、自分を信じることにつながる。

言葉は大切。

人を傷つけない言葉を選ぶことは当たり前に大切。
でも、自分を傷つけない言葉を選ぶことも同じくらい大切。

苦しいとき、しんどいとき、うまくいかないなぁと感じるとき。
自分を責めていないか? どんな言葉を自分にかけているか?
振り返ってみるところから始めよう。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?