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飲酒否定と誤解1

否定とそれにまつわる誤解

あなたの飲酒について
否定しているわけではありません。
お酒を飲むことについては
誰も否定しません。

しかし、飲酒否定という概念全体と
それについて私たちがどのように話すか
どのように思うのかが
有害だということです。

実際にあなたが今どれだけ飲んでいるかよりも
考え方の方が
はるかに、有害です。

You're in denial.という決まり文句

現実を否定してそれを受けいられない状態にいるということ。

in denialとは
何か目の前を現実をわかっていながらも
自らそむけようとしている状態です。
他人から指摘を受けても、聞く耳を持とうとしない様子、
またその陥ってる悪い状態に気づいていない様子。
また、軽い自己暗示をして傷つかないように
否定(deny)しながら自分をごまかしている状態。

これは人々に深く入り込んでいる考え方です。

たとえば、飲みすぎたとき。
自分自身の声、
または人々の声が聞こえてきます。

「自分に飲酒問題があることを認めることができない」
「自分がアルコール依存症であることを認めたくない」
「自分のアルコール飲酒には問題がない」

私たちは、一般的に
非常に根強い考えを持っています。

お酒の問題をかかえている人は
自分自身に嘘をついてしまいます。

真実を話すか、
自分の状況の現実を受け入れるか、
それしかなくなり、それが
それはあまりにも苦痛だからなのです。

その苦しみから逃れるために、
ただ自分に嘘をつき続けるのです。

アメリカのドラマでもよくあるシーンです。
家族や周りの人たちが心配して
依存ではないか?のように
明かな、お酒の飲み過ぎに対して
気を付けるようにいわれても
「私は違う、私は大丈夫」と答えるシーン。
よく見かけます。
その状態が in denial

一方では
誰かがどれだけ飲んでいるかという
客観的な真実が存在すると考えています。

その一方で、真実を無視したい、
目を背けたい、直視したくない
という願望もあります。

飲みすぎているのに
それについて
何もしていないあなたがいる。
「You are in denial:あなたは現実を否定している」
という表現で、とらえられてしまいます。

これは社会側の取り締まりのように見えます。
これが人を罠にはめるのです。

お酒を飲みすぎているという現実がある。
それが、心のトラブルになっている。
または、実際に、社会的に
自分のまわりの環境下において
または自分自身の心の中において
問題になり始めている。

白か黒か。
飲まない選択を迫られます。
自分自身によって。
自分のまわりの人たちによって。


禁酒コーチのレイチェルハートさんを参考にしています。


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